6月14日、フジテレビジョンがフジテレビ ONEで放映中の「ゲームセンターCX」の10周年を記念した大プロジェクトの発表会が、フジテレビにて開催された。
発表会には、有野課長、菅プロデューサーが登壇。この発表会は菅プロデューサーが言い出したことだそうで、「こういった機会もないので、最初で最後ということで、思い出作りでやらせていただこうかと思いまして、ご足労いただき、申し訳ございません。本来、このような番組ではないということだけまずご理解いただいて、まず謝らせていただきます」と菅プロデューサーが言えば、「すいません我々の思い出作りです」と課長がそれに乗っかる形で笑いが起こる中会見がスタートした。
7月24日にサウンドトラックが発売される。「ラストコンティニュー」、「戦え課長ファイター」、「さよならゲーム」といったオリジナル楽曲が収録。菅プロデューサー自ら作詞を手がけており、作曲は音効さんと手作り感満載。「文化祭と呼んでいるんですが、学級会に近いようなレベルのものなんですが、それなりに好評なので、思い出作りに出させていただきます(菅プロデューサー)」「東海道五十三次」の「ももこちゃん恋唄」を鶴岡元ADがギターを片手に再収録。ギター片手に全国行脚した鶴岡ADの「歌がうまくなっている」とは課長の弁 BSスカパーにて海外出張スペシャルを今年も放送。アメリカ、カンボジアに続く3回目で、JAPAN EXPOに絡めてフランスに。先方からのオファーもなくエントリーしたそう。「いつか僕もザックジャパンに入りたいです」とボケる有野課長。10月にBSスカパーで2時間の特番として放送される。パリのレトロゲームセンターやゲームショップの様子も放映される? 同時に、「有野課長傑作選」ということで、過去の挑戦10本をBSスカパーで放映する。「まだ選んでないですよ。「『レミングス』の24時間のやつを10本流しましょうか」と課長が言うと「課長がえらんだという“てい”になりますのでよろしくお願いします」と菅氏は切りかえして笑いを誘った 11月5日に「有野の挑戦 in 武道館」を開催。17時30分開場、18時30分開演。21時終演予定。「いろいろ調べていたら、11月5日に武道館が開いているということで、押さえました。中身等は何も考えていないんですが、6月22日から7月7日までの期間限定で先行チケットが発売になります。『スーパーアリーノシート』……ちょっと課長に言ってもらっていいですか、僕が言うとスベッてる感じなんで(菅プロデューサー)」「期間限定で特別チケットを先行発売予定です。前売5,000円、当日券5,500円なんですが、『スーパーアリーノシート』というのを8,000円で用意しております(有野課長)」「8,000円という強気の値段設定なので、いろんなグッズを付けようと思っております(菅プロデューサー)」 2014年早春、「ゲームセンターCX THE MOVIE」を全国公開予定。「これは言いたくなかった」と有野課長。「(制作は)ある程度進んでいるんですが、まだ発表できる段階ではないのですが……『たまゲー』の移動中に、課長の役は妻夫木(聡)さんがいい、とかカメラマンの阿部(さん)の役は哀川(翔)さんがいいとか、僕の役は堤真一さんがいいとか言ってたんですが、そういうことではなくて、有野さんには課長としてもちろん出演いただきますし、挑戦をしてもらおうと思っているんですが……脚本は酒井健作さんが書きます」(菅プロデューサー)。「スタッフに(初代AD)東島が入ってるんですよね」(有野課長)。「今は映画畑でがんばっていて、彼がプロデューサーという形で入っていただけるので、そういう意味では安心でもあります。今思ったんですが、ファミコン世代の『三丁目の夕日』にしたいなと思いました」(菅プロデューサー)。映画の公開に向けて情報は随時公開される。 また、「お台場合衆国2013」にてステージイベントが開催されるほか、東京ゲームショウにおいては、今年は物販だけではなく、イベントも開催を予定している。
3DS版の開発はグレフ。(有野課長が苦手な)シューティングゲームが多め?
すでに番組内でも明らかにされているものも多いが、「番組サントラの発売」、「海外特番第3弾放送決定」、「武道館イベント開催」、「映画化決定」と大きなトピックが並ぶ中、3度目のゲーム化も改めて発表された。
プラットフォームはニンテンドー3DS。制作は前2作と同じくバンダイナムコゲームスが担当。開発はグレフ(Grev)が担当することが明らかになっている。発売は今冬を予定しているとの菅氏のコメントがあった。
開発はかなり進行しており、有野課長はすでにチェックしているという。「1980年代のゲームソフトのテイストを楽しむ」というコンセプトは前2作とは変わらず、3DSならではの要素も取り入れ、シューティングゲーム制作を得意とするグレフが開発を手がけるということも含めて、ゲーム内でいろいろなゲームが登場する」と菅プロデューサー。有野課長がシューティングゲームが苦手という相性の悪さもあり「シューティングを入れる量が多すぎるという話をしていて、3つもいらないと言ったら、グレフさんに5つ入れると言われた」と課長はボヤいていた。