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【特別企画】もうやった? ゲーマーが虜になる3マッチパズル「Candy Crush Saga」

Facebookとの連動で面白さは2倍以上。そしてチョコに塗れるステージ158の壁……

Facebookとの連動で面白さは2倍以上。そしてチョコに塗れるステージ158の壁……

筆者は友人が少ないため孤独な行脚プレイだが、それでも十分に楽しい(寂しくなんかはない)

 もう1つ、本作を語るべき要素として、Facebookとの連動がある。本作は、タイトルにある「Saga」が示すようにステージは延々と続き、リリース当初は100強しかなかったステージは、5月現在で335ステージに上っている。

 その長い道中では友人との助け合いも必要ということで、本作のプレイに必要になる「ハート」を送りあえたり、誰かが何日も同じステージで留まっている時に「移動回数を5回追加」というアイテムを送れたりする。またチェックポイントを通過するために、友人3人の支援が必要となる。

 ソーシャル要素として上手くできているのは、ステージマップはそのままプレーヤーの道のりを示すものになっており、プレイしている友人がどのステージに挑戦中かひと目でわかるようになっている点だ。先に進んでいる友人がいれば、「追いついてやる」という気持ちが出てきてステージに対するモチベーションはかなり高まるようになっている。

 なおFacebook版とスマートフォン版ではステージの進行は共有されるが、残りライフは共有されない。ライフは最大で5ずつ所有できるので、両プラットフォームを駆使すれば10ライフ分のプレイが楽しめるようになっている。なお1つのライフは回復に30分要する。どうしても悔しくてプラットフォームを変えてまでプレイし続けているようなら、すっかり「Candy Crush Saga」にハマっている証拠だろう。

 ちなみに筆者が詰まっているステージ158だが、憎きチョコレートを無限に量産し続ける「チョコレートミキサー」が配置されている地獄のようなステージだ。制限回数やステージの形も厳しく、後から後から湧いてくるチョコレートには恐怖の2文字しか浮かばない。まだまだ2、3日とはまり込んだ日数は浅いが、1週間単位で時間がかかりそうな予感すらしてくる。

 このようにステージを動けないまま過ごす日々もかなりあるが、苦労がある分、クリア時の爽快感は格別だ。しかしそんな苦労も、1度クリアしてしまえばいい思い出。「そんなステージもあったなあ」と振り返るのも楽しく、後を追ってくる友人には応援する気持ちも生まれる。ゲームそのものの面白さが、ソーシャル要素をさらに盛り上げているという印象だ。

そして地獄のステージ158。チョコレートミキサーの仕業により、終盤に漂う絶望感はなかなか屈辱的なものがある

課金要素は消費型、永続型のアイテムが揃う。クリアを支援するものが主体

「ロリポップハンマー」はステージプレイ中に購入でき、ここぞという時に効果を発揮する
「チャーム」は高額の設定だが、長く楽しむのであれば非常に嬉しい効果を発揮してくれる

 本作はアイテム課金制となっているので、課金アイテムもある。アイテムには大きく3種類あり、2種類はゲーム内アイテムの「ブースター」と「チャーム」、そして最後は「チェックポイントの通過」となる。

 「ブースター」は、ステージに対して効果を発揮するもので、ステージ開始時にカラーボムが3つある「カラーボム」(85円)といったものや好きなキャンディを3回叩き潰せる「ロリポップハンマー」(170円)などがあり、消費型のアイテムだ。

 一方の「チャーム」は1度購入すると恒久的に効果を発揮するもので、ライフの上限を8個に上げる「ライフのチャーム」(1,500円)、1ゲームにつき1回好きなキャンディをストライプキャンディに変える「ストライプのチャーム」(3,450円)、時間制限のあるステージで動かさない間は時間が止まる「時間凍結のチャーム」(2,200円)といったものになる。

 「チャーム」は「ブースター」に比べるとかなり高めの設定だが、永続的な効果を発揮してくれるのが魅力となっている。特に何度も繰り返すことがステージクリアの実質的なコツとなる本作にとって、ライフ上限が上がる「ライフのチャーム」は手頃な値段だろう。

 そして3つ目の課金要素が、「チェックポイントの通過」だ。ソーシャル要素の紹介では、通過には「3人の支援が必要」と書いたが、これは85円を支払うことでも通過できるようになっている。

 これ以外にもライフのフル購入(85円)などよく見かけるタイプのアイテムもある。特にサポート系アイテムは、ライトなものからしっかりしたものまで広い範囲に渡っているのが特徴と言えるだろう。

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(安田俊亮)