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GDCで話題を集めたVRヘッドセット「Oculus RIFT」を日本でも販売

デベロッパー向けの開発キットを直輸入、5月末までは特別価格で販売

5月1日予約受付開始

6月27日販売開始

価格:37,800円(5月末までの特別価格)

GDC 2013での試遊コーナーの模様

 ゲッコー・アンド・カンパニーは5月1日、米Oculus VRのゲーム専用ヘッドマウントディスプレイ「Oculus RIFT(オキュラス リフト)」の日本での予約受付を開始した。出荷開始は6月27日を予定し、価格は5月末までの特別価格で37,800円、それ以降は54,800円。

 「Oculus RIFT」は、GDC 2013で初公開されゲームデベロッパーの間で話題を集めたVRヘッドセット。左右90度・対角110度という広い視野角による両眼3D立体視を実現しており、ゲーム専用ということで頭を動かすことでコックピットを見回すような操作が簡単にできる。GDCでは、「Oculus RIFT」を使ってオンラインFPS「HAWKEN」をプレイすることができたが、圧倒的な没入感によるVR体験で試遊者に衝撃を与え、たちまち口コミで3時間待ちの行列ができた。

 今回、ゲッコーが取り扱うのは、ゲームメーカーが自社PCゲームタイトルを「Oculus RIFT」に対応させるために用いる開発キット。「Oculus VR」本体のほか、対応タイトルを開発するための開発ソフトウェア「Oculus SDK」も含まれる。市販品ではなく業務用になるため、その利用には一定以上の知識が求められる。当然対応タイトルも限られるため、ゲーム開発者か、未曾有のVR体験をどうしてもいち早く体験したいというチャレンジャーのみにお勧めできるキットだ。

【Oculus Rift development kit】
「Oculus RIFT」の同梱物一覧

(中村聖司)