コーエーテクモゲームスは、Windows版「三國志12 パワーアップキット」を3月1日に発売する。価格は、パッケージ版が6,090円、ダウンロード版が5,400円、「三國志12 with パワーアップキット」パッケージ版が13,440円、同ダウンロード版が11,200円。CEROレーティングはA(全年齢対象)。
発売直前となる今回は、新シナリオや戦闘新要素、編集機能、オンライン要素などについてお伝えする。
新シナリオ
プレイステーション 3版、Wii U版に追加された「徐州変遷」、「漢中王劉備」、「戦国七雄」を収録。さらに、動乱の本格化を描いた「漢朝騒乱」、後期シナリオ「五路侵攻戦」、曹操軍の大劣勢を演出した「覇王袁紹」といった3本の新シナリオが追加されている。
「漢朝騒乱」
黄巾の乱を平定したあとの187年が舞台。西北では馬騰・韓遂、河北では張挙・張純、長沙では区星と、各地で大規模な反乱が勃発。しかし、何進勢力は有力者が分裂し、 弱体化していた。どの君主にも、乱世を制すチャンスがある 「五路侵攻戦」
曹丕・劉禅が時代を担う223年が舞台。夷陵の戦いで多くの人材を失った蜀軍に、魏・呉、そして異民族が襲いくる。圧倒的な劣勢に立たされた蜀の命運は、諸葛亮の双肩にかかるところとなった 「覇王袁紹」
袁紹の躍進と、曹操の四面楚歌を描いた仮想シナリオ。顔良・文醜の“2枚看板”を楯にして州を奪取し、勢いに乗る袁紹。一方の曹操軍は四方を敵に囲まれ、兵站も伸びきっていた。中原を巡る大乱戦を制するのは、どの勢力なのだろうか? 「徐州変遷」(PS3/Wii U版収録シナリオ)
義父・董卓を討った呂布は、董卓軍残党に追われて曹操・劉備・陶謙の思惑が交錯する徐州へ。仁政を布く陶謙を曹操の歯牙から守ろうと、劉備は徐州へと赴く。河北で勢力を拡大させる袁紹、中原に確固たる地盤を築いた曹操を中心に、各地の諸将は覇権をかけた戦いを始める 「漢中王 劉備」(PS3/Wii U版収録シナリオ)
蜀を平定した後、夏侯淵を破って漢中を攻略した劉備は「漢中王」に即位する。激怒した曹操は、呉の孫権と手を結び、荊州を攻めさせようと画策。荊州に呉が進軍し、荊州を守る関羽に危機が迫っていた。関羽は、劉備から預かった荊州を守り抜くことができるのだろうか…… 「戦国七雄」(PS3/Wii U版収録シナリオ)
古代中国、秦・楚・斉・趙・燕・魏・韓の七つの強国が相争った、世にいう「戦国七雄」が現出。 秦王 ・エイ政をはじめ、楽毅、孫ピン、信陵君・魏無忌など、いにしえの名君・名将・賢臣たちが天下を巡って激突する 戦闘新要素
兵科や一騎討ちといった要素に見直しが入っており、「戦闘」にまつわる要素が大きく改善されている。「都市技術」で可能になった特殊兵科が、戦場の緊迫感を高めている。
駆け引きの要素が加わった一騎討ち。一騎討ちのあいだに使った札に応じ、天・地・人が獲得できる。すべて揃えば「天地人」が発動し手札が補充され、札の威力も増加する。一発逆転が狙えるだけでなく、「天地人」を巡る駆け引きも重要な要素となる 一騎討ちに、決着がついた瞬間。負けた呂布の部隊に、動揺がひろがっている 特殊兵科。一部の都市に備わった「都市技術」を利用することで、「虎豹騎」、「戦車」、「連弩」、「大盾」といった特殊な兵科を編制することができる 攻撃速度が上昇する「連弩」や、複数部隊を同時に攻撃できる「戦車」など、いずれも強力な兵科で、戦場で使いこなせれば一気に優位に立つことができる。強力な兵科で、城を攻め落とすことも可能だろう 編集
定番のエディット機能として「勢力」、「史実武将」などを編集できるほか、新要素として「都市技術」の組み換えや戦法のカスタマイズが可能となった。「自分だけの名品」が作成できるパワーアップキットで、いままでにない「三國志」の世界を築くことができる。
勢力編集。各勢力の「技法」を、自由に増減させることが可能 武将編集。顔CGや声の編集はもちろん、能力や兵科、戦法を変更することもできる 都市編集。都市の兵力や兵装を増減させたり、好きな都市技術を配置したりすることが可能 戦法編集。戦法の威力や効果時間、消費采配など、戦法効果の調整を自由に行なえる 名品編集(1)。気に入っている武将に、強力な名品を授けておくこもできる 名品編集(2)。名品の名前や効果だけでなく、合計200点以上の画像から好きなものを選んで設定することができる オンライン機能
初心者だけが引ける「旗揚げくじ」や、新人ランキングでオンライン対戦をこれから始めるプレーヤーも無理なく楽しむことができるようなっている。
編制画面。パワーアップキットで追加される武将はもちろん、人気武将も新兵科を引っさげて登場する マッチング画面。武将や兵科が増えたことにより、デッキ編制の幅がさらに広がっている オンライン用に追加された新マップの「長城」。このマップでは、城壁が戦場を区切っていて、この城壁をいかに利用できるかが勝敗の鍵を握る 新マップ「八陣」。中央の山林地帯をはじめ、浅瀬や平地が混在する複雑なマップとなっている。地形をうまく利用すれば、敵の裏をかく醍醐味を味わえる 旗揚げくじ。対局数が5戦以下の時だけ、対戦後に引ける武将くじ。良いカードを引ける確率が高くなっている。デッキの軸となる武将カードを、ここで引き当てる 新人ランキング。合計100戦以内の人だけに限定された勇名ランキング。パワーアップキットから始めた人との競い合いになる (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.