ニュース

CRI・ミドルウェア、サウンド開発ツール「CRI ADX2 LE」

インディーズゲーム開発者などに向け無償提供

1月10日 発表

「ADX2」のサウンドオーサリングツール

 CRI・ミドルウェアは1月10日、同社のサウンド開発ツール「CRI ADX2」において、インディーズゲーム開発者向けに無償で提供する「CRI ADX2 LE」の展開を2月から開始すると発表した。

 最近ではApp StoreやGoogle Playを始め、Xbox LIVE マーケットプレースなどインディーズゲーム開発者によって制作されたゲームの流通も行なわれ、優れたゲームが制作されることも多くなってきた。それと同時に、インディーズゲーム開発者も増加している。同社ではこれまで法人を対象としてゲームの開発支援を行なってきたが、これからはこういったインディーズゲーム開発者に向け、ゲーム開発環境の支援をしていきたいとしている。

 「ADX2」は、すでに2,500以上のゲームタイトルで採用され、サウンドオーサリングツールを備えており、多様なサウンド演出を手軽に実現できることから、ゲーム制作の現場からの支持も厚い。つなぎ目のない繰り返し再生や、複数のサウンドを重ね合わせることで臨場感を高めるといった演出も可能。また、ゲームの状況によって変化するインタラクティブなサウンド演出も手軽に実現できる。ゲームエンジン「Unity 3D」向けのフォーマットデータに出力することも可能。

 同社では、個人での使用の他にも、法人のゲーム開発者に向け「ADX2」の導入に向けての試用版としてもアピールしていきたいとしている。

 また、1月25日から27日にかけて開催されるGlobal Game Jam参加者向けに「ADX2 LE」ワークショップが実施される。ここでは基本操作からゲームへの組み込み方まで体験することができる。また、「CRI ADX2 LE」に関する情報を発信するTwitterアカウント「@ringo_cri」、Facebookも設置されたので、興味のある方はチェックしていただきたい。

(船津稔)