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ゲームオン、「AVARST Season3」決勝大会を開催
DETONATORが「護衛」と「爆破」の2部門制覇! 桜庭和志さんもサプライズ登場
(2012/12/22 20:45)
ゲームオンは、12月22日から24日まで開催されている「第6回秋葉原PCゲームフェスタ」において、Windows用オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」(AVA)のトーナメント「AVARST(Alliance of Valiant Arms Representative Selection Tournament) Season3」の決勝大会を開催した。場所はベルサール秋葉原。
「AVARST Season3」は、国際大会のレギュレーションに則って開催されたトーナメント大会。ルールは「護衛」、「爆破」の2部門で争われ、それぞれに優勝チームが決められた。
なお開会宣言には、サプライズゲストとして総合格闘家の桜庭和志さんが登場した。「AVA」は年末の格闘技イベント「DREAM.18&GLORY4~大晦日 SPECIAL2012~」のスポンサーを務めており、 格闘技繋がりということで桜庭さんの登場となった。桜庭さんはこの試合には出場しないが、1月4日に開催される「WRESTLE KINGDOM7 ~EVOLUTION~in東京ドーム」への出場が予定されている。
桜庭さんは抽選会にも登場。来場者へのプレゼントとしてTシャツやスカジャンを用意しており、当選者にその場でサインをして渡していた。
「護衛」優勝はDETONATOR。鉄壁の防衛で勝利をもぎ取る
「護衛」では、「DETONATOR」と「Suzys Zoo」の2チームによる決勝戦が行なわれた。試合は5対5、マップは「Storm Blitz Night」を使用し、1試合の勝敗で争われた。
優勝チームの常連となっているDETONATORに対し、ルーキーとも言えるSuzys Zoo。ただし、Suzys ZooはDETONATORの育成チーム「QubeLey」を含む有名クランを撃破しているだけあって、解説として登場した「AVA」運営プロデューサーの井上洋一郎氏も「大番狂わせもあり得る」と試合前に話した。
先攻となったのはDETONATOR。第1防衛ラインを1分半ほどで突破するなど、序盤からいいペースで戦車を進める展開が続いた。一方のSuzys ZooもRPGをコンスタントに戦車に当てていったが、結果として10分で最終防衛ラインを突破し、DETONATORの多少有利という状況で後半戦へと突入した。
有名クランの真価が発揮されたのは、DETONATORが防衛側に回った後半戦だった。第1防衛ライン直前、DETONATORが破壊状態の戦車の周りを囲むように位置取ると、Raz_Berry選手のRPGがSuzys Zooの選手を次々に捉えて行った。
RPGの砲撃を止めるため、Raz_Berry選手を倒してから戦車の補修に向かいたいSuzys Zooだったが、DETONATORはRaz_Berry選手を守るように後方に位置させており、さらにスナイパーが別の場所からカバーもしているという状況。鉄壁とも言える防衛になかなか活路を見出せず、戦車の修復もままならない時間が続いて行った。
Suzys Zooはその後何とか第1防衛ラインを突破するが、時すでに遅し。時間切れとなり、優勝はDETONATORとなった。優勝したDETONATORには賞金30万円、準優勝のSuzys Zooには15万円が贈られた。
「護衛」に続き、「爆破」優勝もDETONATOR! 初の2部門制覇を成す
「爆破」は、本大会に「SUXUS」、「DETONATOR」、「DIESEL」、「CoolBoys」の4チームが進出し、準決勝戦と決勝戦が行なわれた。この試合の優勝者は、2013年2月に開催される国際大会に出場する権利を得られる。
この内決勝戦には、DETONATORとCoolBoysが勝ちあがった。「護衛」でも優勝を飾ったDETONATORは2部門での制覇を狙う一方で、CoolBoysは「AVARST Season2」でベスト8になっており、過去にDETONATORを倒した経験もある。番狂わせが起きるかどうかが注目の1番となった。
「爆破」は5対5、全3マップで先に2勝したチームの勝利となる。マップはHOTランダムのマップから選出され、1マップは7本先取で争われた。
第1マップに選ばれたのは「HAMMER BLOW」。先攻はCoolBoysとなった。CoolBoysは「得意なマップ」と試合前に井上氏に語っていたそうで、着実にラウンド数を稼いでいった。
CoolBoysの攻撃の中では、特にラッシュ攻撃が光った。睨み合いから掛け声と共になだれ込むラッシュ、試合開始直後からのラッシュで一気に試合を決めるだけでなく、出鼻が挫かれると見るや目標を変えて手薄となったポイントを攻略するなど、臨機応変な展開を見せた。
とはいえ、DETONATORもCoolBoys相手にしっかりと対応し、ラウンドを取られれば取りかえすという、一進一退の攻防に持ち込んだ。最後は6対6までもつれ込んだが、僅差でCoolBoysが勝利を決めた。
第2マップは「BLACK SCENT」。CoolBoysの事前情報では「不得意」というマップ。その言葉通りなのか、実力者であるDETONATORは隙のない連携と攻撃を次々に決めていき、序盤から勝利数を圧倒し、大差で勝利した。
そして、勝負は最終マップまで持ち越された。マップは「AIRPLANE」。このマップはCoolBoysの「大得意」マップだという。CoolBoysにとっては1試合目に得意マップで勝利を決めている分、優勝に限りなく近い試合に思われた。
CoolBoysは再び先攻のスタート。防御側が圧倒的に有利とされているマップだったほか、DETONATORが爆発まで残り0.36秒で爆弾を解除するなど拮抗した試合もあり、なかなか勝利数を挙げられない。しかし得意のラッシュも決まり、2対4で前半戦を折り返した。
大得意のマップ、しかも圧倒的優位の防御側に回ったということで、ここからCoolBoysの逆転勝ちに期待がかかったが、そこに立ち塞がったのはDETONATORの各個人のレベルの高さだった。
DETONATORは、それまで2キル、3キルを何度も決めていたNicoRobin選手(実況のmejika氏曰く「絶好調」)も目立っていたが、個人のレベルの高さを示す極め付けだったのはDETONATORのラッシュが3キルによって止められた場面。Saih4tE選手が残され、人数差で圧倒的不利な状況に思われたが、爆弾を仕掛けながら冷静かつ正確に相手を倒し、最後には逃げ切ってラウンドを奪ってしまった。
結局、CoolBoysはラウンド数を盛り返せず、3対7でDETONATORの勝利。初の「護衛」と「防衛」の2部門制覇を果たし、2013年2月に行なわれる国際大会への切符を掴んだ。優勝したDETONATORには賞金30万円、準優勝のCoolBoysには15万円が贈られた。
と、ここで井上氏から優秀チームが出場する国際大会が、日本で開催されることが発表された。さらに、当初優勝チームのみが国際大会へ出場するという触れ込みだったが、出場枠を2チーム確保したことを明かし、CoolBoysにも出場権が与えられることが発表された。
井上氏は最後に、「今回は『AVAれ祭り』とは違い、試合中心のイベントになりました。予選大会も積極的に行ないますし、今後のオフラインイベントは試合中心の熱いものになっていくと思います。国際大会への出場に向けて、強いチームを作っていきたいので、よろしくお願いします。」とファンにメッセージを送った。
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