スクエニ、「コール オブ デューティ ブラックオプス II」発売記念パーティ開催
開発者や出演声優が想いを語り、各モードを紹介。さらにファンと対決!
スクウェア・エニックスは11月19日、東京・品川インターシティホールにおいてプレイステーション 3/Xbox 360/Windows用FPS「コール オブ デューティ ブラックオプス II」発売記念パーティを開催した。このイベントでは、開発元のトレイアーク シニアプロデューサーのパット・ドゥワイヤー氏を始め、主人公のディビット・メイソン役の藤真秀さんなど主要キャストを務める声優などが参加し作品の魅力をアピールした。
「コール オブ デューティ ブラックオプス II」は字幕版が11月22日、吹き替え版が12月20日発売予定となっている。価格はPS3/Xbox 360版が7,980円、Win版がオープンプライスとなっている。さらにWii U版も12月20日に7,980円で発売される上、PS Vita用FPS「コール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイド」も12月20日に6,090円で発売される予定だ。
会場には抽選で選ばれたユーザー200名が集まり、彼らの前で「キャンペーンモード」や「ゾンビモード」、「マルチプレイモード」のそれぞれの概要とキャスト達の思い入れが語られた。
■ キャンペーン、ゾンビモード、マルチプレイの魅力を開発者と声優が語る
開発元のトレイアーク シニアプロデューサーのパット・ドゥワイヤー氏 |
最初に挨拶したスクウェア・エニックス エクストリームエッジプロデューサーの小林大介氏 |
抽選で選ばれた200名のファンが集まった |
声優達と会場のファンがマルチプレイで対決 |
開発元のトレイアーク シニアプロデューサーのパット・ドゥワイヤー氏。ドゥワイヤー氏は「ブラックオプスIIの最大の魅力はキャンペーンモードの、ストーリーにある」と語った。本作では2025年という近未来での戦いと、1980年代の2つの時代が交差していく。ストーリーでは「バットマン」シリーズ3部作を手掛けるデヴィッド・S・ゴイヤー氏を起用している。悪役であるラウル・メネンデス役にもストーリーが進むごとに共感していくことになるという。
マルチストーリ要素も注目点だ。本作ではゲーム中、様々な選択肢が現われる。プレーヤーの選択にょってあるキャラクターが生き残ったり、ある場面で相棒が変わったりする。また、ストーリーキャンペーンと連動した「ストライクフォース」という別のキャンペーンがあり、こちらをプレイするかしないか、そしてプレイした結果によってもストーリが変化する。
また、ゲームに出てくる2025年のテクノロジーは現代のテクノロジーの延長上にある。例えば壁の向こうを透かして見れる「ミリメートルウェブスキャナー」は、空港の荷物検査で使われる技術と同じものだという。
ドゥワイヤー氏の説明の後、ディビット・メイソン役の藤真秀さん、アンダーソン役の竹達彩奈さん、ラウル・メネンデス役の白熊寛嗣さん。藤さんは映画とゲームの収録の違いに苦戦したという。竹達さんが演じるアダムスは、主人公を無線でフォローする役だという。白熊さんは悪役として気持ちが良い演技ができたという。
マルチプレイとも独立した、「ゾンビモード」では“サバイバル”、“グリーフ”、“トランジット”という3つのモードが明らかになった。サバイバルはオーソドックスな襲いかかるゾンビと戦い生き残るモードで、グリーフは2チームによる生き残り戦。こちらでは協力することも、足を引っ張ることも可能だという。
トランジットはストーリー要素が強いモードで、4人のプレーヤーキャラクターが協力して生き残りを目指す。フィールドにある材料を集めてアイテムを作ったり、ゾンビを倒して得られるお金を得て装備をアップグレードしていく。“バス”に乗れるという要素があり、バスの運転は自動で巡回している。プレーヤー達はバスに乗り様々な場所を移動しながらストーリーを進めていくのだ。
こちらでは、ミスティ役の植田佳奈さん、マールトン役の岡林史泰さん、ラスマン役の高橋研二さん、そしてストュリンガー役の白熊寛嗣さんが登壇した。こちらのモードではそれぞれがかなりぶっ飛んだ性格付けをされていて、お互いが嫌い合ったりと、感情のいざこざも含めて見所だという。
イベントでは4人でのトランジットのデモプレイも見ることができた。ゲーム内のキャラクターも良くしゃべるが、声優達もしゃべるため、ゲーム内の音声が2倍になったかのような楽しい空間だった。バスに乗って移動するとゾンビが走って追いかけてきたりする。移動しながら戦い続けるゲームはエキサイティングだった。
次に語られたマルチプレーヤーはこれまで以上に要素の詰まったものになっているという。「ピック10」というシステムでは、与えられたコストから、様々なスキルや武器を取捨選択していく。武器を強化するのも、スキルに偏らせることも可能だ。また「コンバットトレーニング」はAIと戦うことも、友達と協力してAIと戦うことも可能な練習システムで、ある程度まで経験値を得ることもでき、マルチプレイの練習ができるとのことだ。
植田さん、岡林さん、高橋さん、白熊さんはドゥワイヤー氏と共に、会場からの参加者を募っての5対5の対戦を行なった。マップは「ハイジャック」という豪華なヨット上での戦いで、ルールは新しく入った「ハードポイント」。次々場所を変えるポイントにどれだけ長くとどまれるかを競うチーム戦だった。声優チームは前作などでマルチプレイの練習を重ねていたのだが、結果は声優チームのぼろ負けで、ユーザー達の熱意の高さを感じさせられた。
この後、早期キャンペーンや、スペシャルエディションの紹介、さらに賞金総額100万円の「全国大学対抗戦」の開催決定が発表された。また、ニコニコ動画で、公式ゲーム開催も発表された。35時間ブッ投資ゲーム実況や、Web予選、ニコファーレでの本編が行なわれる予定で、今後公式ページなどを通じて発表されるという。
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(2012年 11月 20日)