モバイルゲーム特化のGAMEVILブースレポート
“男性育成”ゲーム、新システム格ゲーなどをラインナップ
「G-STAR 2012」のGAMEVILブースでは、新作を含む30のモバイルゲームタイトルがズラリとひしめいており、モバイルゲームの流れを大きく感じるブースとなっていた。
GAMEVILは、スマートフォン用のタイトルを専門としてリリースしているパブリッシャーで、日本での配信も積極的に行なっている。ラインナップされたタイトルもバラエティに富んでおり、カジュアルなシミュレーションから野球ゲーム、格闘アクションと様々な試みをしているのにも特徴がある。
今回は続々とタイトルを量産し続けるGAMEVILから、特に目立っていた未配信のタイトルをピックアップしてご紹介したい。
約30タイトルをラインナップしたブース。戦争をテーマにしたものや、電車をテーマにしたカジュアルゲームなど、種類が多岐に渡っている | |
こちらはLG Electronicsのスマートテレビを利用した「Air Penguin」。リモコンを利用して、ペンギンを海に落とさないようにバウンドさせていく。3Dに対応していた |
■ ゆるい“男性育成”シミューレション「guys」
「guys」は、様々な種類の男性を1つの家に住まわせて生活させるという一風変わった育成ゲーム。男性たちはソファに座ってギターを弾いたり、言葉をつぶやいたり、部屋を歩き回ったりと、気ままに生活している。
男性には経験値やレベルの概念があり、仕事をさせることで経験値が溜まり、稼いだお金でアイテムを購入し、男性にアイテムを装着させることができる。男性はお腹も空くようで、時にはご飯も上げる必要がある。
画面では中肉中背、でっぷりとした体型、ギターを抱えたロングヘアーの男性が確認できた。どの男性の生活を見守るか……というのは好みが分かれるところだが、3人が一緒に生活する姿はなんだか楽しそうだ。
とにかくゆるくも楽しそうに生活する男性たちを見守っていく育成シミュレーション。シュールな雰囲気を醸し出している |
■ 2頭身キャラがかわいい人気アクションRPGの最新作「ZENONIA 5」
「ZENONIA 5」は、バーチャルパッドを使用するアクションRPG。韓国では人気の高い作品シリーズで、2頭身のキャラクターを操りながら、攻撃とスキルを発動させて敵を打ち倒していく。
本作はキャラクターの造形と動きに特徴があり、小さなキャラクターが細々と動く姿は非常にかわいらしい。その一方で、スキルを発動させると巨大なハンマーを落としたり、地面から巨大な火柱を登場させる攻撃を仕掛けたりと、派手なアクションも楽しめる。
操作のレスポンスも非常に良く、10歳前後の子供でも簡単にゲームをこなしている姿が印象的だった。
人気シリーズということで注目度も高いが、キャラクターの動きがとにかくかわいい。その派手なアクションも合わせて総合的に見れば、人気が出るのも頷ける |
■ 体力回復、ポイント制などを採り入れた格闘ゲーム「Asura Cross」
「Asura Cross」は、2D対戦の格闘ゲーム。操作はバーチャルパッドを使用し、基本的には移動方向と3種の攻撃ボタンの組み合わせで攻撃を出していく。
特徴はバトル中のシステムにある。体力を0にすると勝利、というのは他の格闘ゲームと変わらないが、キャラクターの気力ゲージの量に応じて、体力は随時回復していくようになっている。気力ゲージは徐々に回復していくが、ダメージを受けると体力とともに減っていくので、連続でダメージを与え続ければどんどんと有利になるというものだ。
また1つ1つの攻撃にはポイントが付与されており、試合中は常にポイントが加算されていく。残り時間がなくなった場合にはこのポイント数で決着がつくというルールだ。攻撃をしないとポイントが減っていってしまうので逃げ続けて勝利することは難しいが、コツコツとポイントを稼いでいくような防御型の戦い方でも勝てるようにもなっている。
【「Asura Cross」トレーラー】 |
---|
見かけは一昔前の格闘ゲーム風だが、システムはよく考えられており、優れている。日本のキャラクターとして「YUUKA SAKURABA」という柔道家が登場している |
(2012年 11月 12日)