コーエーテクモ、「ネットエンターテイメントフェスタ2012」を開催

「信ON」の新拡張パック開発決定や、「2nd Age」の「Chapter2」など新情報発表!


9月20日~9月23日 開催(20日、21日はビジネスデー)

会場:幕張メッセ1~8ホール

入場料:前売り1,000円、当日1,200円、小学生以下無料



 東京ゲームショウ2012最終日となる9月23日、コーエーテクモブースでは、「信長の野望 Online」、「大航海時代 Online」、「真・三國無双 Online」各プロデューサーが新要素を発表する「ネットエンターテイメントフェスタ2012」が開催された。

 このイベントでは、「信長の野望 Online」の新たな拡張パックが開発中であることや、「大航海時代 Online」の「2nd Age Chapter2」の発表、「真・三國無双 Online」の新武器への展開など、新たな要素が発表された。合わせて初めての試みとなった会場からの“実況プレイ”の様子も紹介したい。





■ 「信長の野望 Online」はユーザーからの意見を募り、新拡張パックに反映

「信長の野望 Online」プロデューサーを務める渡辺知宏氏

 「信長の野望 Online」で登壇したのは、プロデューサーを務める渡辺知宏氏。「信長の野望 Online」は2013年で10周年を迎える。この10周年を記念した動きもあるという。最初に渡辺氏が語ったのは今秋予定しているアップデートだ。

 渡辺氏が提示したのは4つのポイント。1つめは、「明智光秀と天下分け目の決戦」。秀吉と光秀がぶつかる“山崎の戦い”が実装される。2つめは「日本の名所に城下町を建てよう」。厳島神社など、様々な日本の名所が追加されるという。これと共にコミュニティを強化するシステムが実装されるという。

 そして渡辺氏が声を大きくし、力を入れて発表したのが、「家臣団を率いて戦いに挑め」。家臣団を連れて行くことで、これまでユーザーの要望がとても大きかった“ソロプレイ”が可能になる。開発側もかなり自信を持っているコンテンツとのことだ。「奥義の機能のバランス調整」もこれまでのものを全面的に見直し、全ての奥義が使えるようにした踏み込んだものになるというとのこと。

 そして10周年を記念して「みんなで振り返る10年」として、“懐かしの復刻イベント”、そして“オンライン同窓会”というプレイしていたユーザが集まるイベントを企画していくという。さらに「みんなでつくる未来」として、新しい技能に対してのフォーラム、新装備デザインコンテストを開催する。これらユーザーの意見を求めるのは「拡張パック第6弾」の開発が始まるためだという。10周年を記念した力の入ったもののなるという。

 イベントではさらにTwitterで質問を募り、プロデューサーが応える「プロデューサーに訊け!!」というコーナーもあった。「信長の野望 Online」ではWindows版が現在以上の解像度のグラフィックスとワイド画面への対応を行なうことが明らかになった。また倉庫の拡張に関しては検討中とのこと。


新拡張パック開発開始が発表された




■ 「大航海時代 Online 2nd Age Chapter2」の実装は2013年1月!

「大航海時代 Online」プロデューサーの竹田智一氏

 「大航海時代 Online」の発表を行なったのは、プロデューサーの竹田智一氏。「大航海時代 Online」では9月20日に新拡張パック「2nd Age Chapter1」が実装された、竹田氏はまずこの「2nd Age」の説明を行なった。このアップデートでは、「ワールドクロック」という時間の概念がもたらされ、16世紀のさまざまな歴史的事件が体験できる。世界の謎に挑む「トレジャーハント」や、「皇帝選挙」への介入、さらに歴史に名を残す強大な軍人や海賊といった「ガナドール」に挑戦できる。

 さらに竹田氏は2013年1月に「Chapter2」の実装を発表した。Chapter2は15世紀に時代をフォーカスし、様々な要素が実装されるという。“重ね着システム”という、装備とは別のアバター装備も可能になるとのこと。また、10月にはオクトーバーフェスト、ハロウィンイベントも実施予定だ。ユーザーからの公募イベントも行なう予定で、何を募集するかは今後発表されるという。

 質問として寄せられたのは「ハワイの実装」。竹田氏はハワイが発見されるような時代が出てきたときには実装したいと語った。また竹田氏には最近2人目のお子さんが生まれたことへのお祝いが寄せられ、竹田氏は子供の頃はどんなゲームをしていたかという質問が寄せられた。竹田氏は子供の頃はコンピューターゲームがまだ生まれたばかりで、高校生の時はボードゲームのシミュレーションにハマっていたとのこと。


早くも「大航海時代 Online 2nd Age Chapter2」の発表が行なわれた

■ 「真・三國無双 Online」、PS3版の5周年記念パック登場。新たな武器も登場予定

「真・三國無双 Online」プロデューサーの藤重和博氏

 「真・三國無双 Online」ではプロデューサーの藤重和博氏が新要素を語った。本作は9月20日にアップデートが行なわれ、キャラクター「小喬」の使用武器「桃扇(トウセン)」と衣装が実装された。

 また今年は基本プレイ無料アイテム課金制へのリニューアル5周年にあたり、プレイステーション 3版「真・三國無双 Online~龍神乱舞~ 5周年記念パック」が発売される。発売日は11月29日、価格は9,800円。

 ゲームプレイ用のシリアルコード、特典アイテムシリアルシート、ポストカードなどがセットとなる。特典アイテムは男性向けに「戦国無双3」の竹中半兵衛の武器、女性向けには「無双OROCHI2」から卑弥呼の腰布などで、詳細は今後明かされるという。

 藤重氏に寄せられた質問は「桃扇で『新・三國無双4』の武器は全て実装されてしまったが、次の武器は?」というもの。藤重氏は見たことのないような武器や、トリッキーなものなどを入れていきたいと語った。季節感のある装備なども検討中とのことだ。


PS3の記念パックを発表。今後は全く新しい武器を実装していく

■ 初めての実況プレイは大好評。各プロデューサーから、秘密の追加情報も

各プロデューサーから追加コメントをもらえた
のぶニャガの応援を受け、ソーシャルゲームを体験

 3人のプロデューサーの発表登壇したのはお笑いコンビF2の鈴川絢子さん、シンガーソングライターユニット“さくらゆき”の小栗さくらさんと遠野ゆきさん。彼女たちは3つのオンラインゲームタイトルを昨日からゲームショウ開催中ずっとプレイししU-Streamによる「実況プレイ」を行なっているのだ。

 最初は基本操作もわからず、チャットもままならない状況だったが、スタッフが丁寧にゲームの基本を教え、放送を見たプレーヤー達の協力で、1レベルから始めた彼女たちはメキメキと腕を上げ、ドンドン成長していったという。彼女たちは揃ってユーザーへの感謝を語った。さらにステージ上で「100万人のNINJA GAIDEN」のデモプレイ、「真・三國無双 SLASH」、「100万人の無双OROCHI」といったソーシャルゲームをアピールした。

 この後、3人は再び実況プレイに戻った。スタッフに話を聞いたのだが、今回公式の実況プレイというのは初めての試みだったが、予想を超えるユーザーの暖かさに驚かされたという。ゲーム自体の活気ももたらしているようで、多くのプレーヤーが実況キャラクター達を囲んでいた。

 イベントの後、プロデューサーそれぞれにほんの少しだけ追加のコメントをもらい、新要素に関して、もう少しだけ明かしてもらった。渡辺氏は「以前『信ONライブ』でお伝えしていた“城下町にNPCを配置し、歩かせたい”というアイディアですが、歩けるようになれた上に、遊べる要素もプラスしました。“出会い”が遊びに変わる要素をお楽しみ下さい」。

 竹田氏は「重ね着システム以外にも新システムを用意しています。15世紀は大航海が始まる時期であり、ここに合わせた要素もあります。さらに新国家も登場しますのでご期待下さい」。藤重氏は「11月には新しい遊び方ができる武器を追加します。武器の名前は“ジュウテッコウ”で、これまでと違う感覚の武器です。お楽しみに」と語った。


お笑いコンビF2の鈴川絢子さん、シンガーソングライターユニット“さくらゆき”の小栗さくらさんと遠野ゆきさん
レベル1から各タイトルを始め、ユーザー達の応援を受けながら成長していった

(2012年 9月 23日)

[Reported by 勝田哲也]