NHN Japan、「スペシャルフォース2 ステージ」レポート

ガーラジャパンの新作タイトルや、「パンヤ」ゲーム大会、イベントレポート


5月3日~5日開催

会場:ベルサール秋葉原

入場料:無料



 株式会社サードウェーブは、5月3日~5月5日に、ベルサール秋葉原において、PCゲーム総合イベント「『第5回 秋葉原PCゲームフェスタ』Powered by Galleria」を開催している。期間中、様々なイベントが開催されている。

 本稿では、NHN Japanの「スペシャルフォース2 CBT開始記念ステージ」、ガーラジャパンの「gポテト×秋葉原PCゲームフェスタ~Let's Party~」、そしてゲームポットの「スカッとゴルフ パンヤ ニアピン大会!」を取り上げたい。



■ 「スペシャルフォース2 CBT開始記念ステージ」CBT本日より開始、日本オリジナルマップも

NHN Japan「スペシャルフォース2」プロデューサーの佐野亘氏
デモプレイを行なったyukishiro氏(左)と、スタンスミス氏

 「スペシャルフォース2 CBT開始記念ステージ」では、本日15時から開始するクローズドβテストに合わせて、NHN Japan「スペシャルフォース2」プロデューサーの佐野亘氏がゲームの特徴を語り、さらにゲーム解説や実況を行なうyukishiro氏と、スタンスミス氏がステージからテストの参加し、ゲームの感触を説明した。

 「スペシャルフォース2」は、「スペシャルフォース」の続編にあたり、前作同様開発は韓国Dragonflyが担当している。CBT以降の日本でのサービススケジュールは未定だ。ゲームエンジンに「Unreal Engine 3」を採用しており、リアルなグラフィックスを再現しているだけでなく、1部のマップでは破壊可能な地形があったり、ゲーム性も新しいアイデアが取り入れられている。

 今回紹介された内容のほとんどは先日開催されたメディア向け体験会と同じものだった。これまでNHN JAPANはメディア向けと、ユーザー向けに先行体験会を行なっているが、会場には「スペシャルフォース」ユーザーが訪れ、佐野氏の発表に注目していた。

 「スペシャルフォース」では斜めに移動すると通常より早く移動できる、というテクニックがあったが、「スペシャルフォース2」はそういったテクニックはない代わりに、シフトキーと移動キーにより“スプリント”ができるようになる。この発表には、会場のユーザーは「そうなのか」といったつぶやきを漏らしていた。

 また、日本でのサービスを記念した日本オリジナルマップ「RYOKAN」の存在が明らかになった。これはその名の通り、日本の温泉旅館をモチーフとしたマップで、和風の建物に、露天風呂などもある。湯船の湯気や、庭の桜の桜吹雪など凝ったエフェクトがウリになるという。畳敷きの客間などもあり、かなり広いマップになりそうだ。

 佐野氏の説明の後、yukishiro氏と、スタンスミス氏が登場し、開始直後のCBTに参加し、デモプレイを行なった。yukishiro氏は「スペシャルフォース2」に関して、「クセが少ないゲーム性で、初心者から上級者まで誰にでもやりやすい。特に銃の反動で射線がぶれてしまうのを防ぐ“リコイルコントロール”をそれほど意識しなくていいのはプレイしやすい」と語った。

 スタンスミス氏も、「僕は右クリックでアイアンサイトを出して射撃するスタイルなんですが、yukishiroさんはあまり出さないで撃つ。このゲームはサイトを出さなくても弾がまっすぐ飛ぶので、サイトを出すタイプのゲーム、出さないタイプのゲーム、どちらでもプレイしやすいと思いますね」と、こちらも本作の間口の広さを指摘した。また、倒された時は、どのように倒されたか敵の視点で自分の動きを見る「キルカメラ」という演出があるので、腕を上げるために、この機能を活用して欲しいとも語った。

 会場では「チームデスマッチ」と、「爆破モード」の2つのモードをそれぞれプレイした。それぞれスコアを競い、得点の高い方が勝利になるのだが、デモプレイ中も様々な仕様が紹介された。「スペシャルフォース2」では相手の倒し方でボーナスが入るという。今回は遠くの敵を倒す「Long Shot」、何回か倒されてから敵を倒すと入る「Welcome Shot」、そして相打ちになる「Love Shot」が確認できた。また、プレーヤーが設定したキーはサーバーで管理されるので、ネットカフェなどでプレイするときにも、自分のアカウントでプレイする時はキーを設定し直さなくていいという。

 佐野氏によれば今回のクローズドβテストのバージョンは、先行体験会で得た声を元に細かく調整を行なっているという。スタンスミス氏もよりプレイしやすくなったと語っていた。大きな変更点としては、スプリント操作の時に、シフトキーを押すという方法以外にも、前進するWキーを2回押すことでもスプリントが可能になったこと。今後も様々な改良を加えていく予定だ。

 最後に佐野氏は、「スタッフみんなが一生懸命頑張ってくれて、良いゲームになっていると思います。クローズドβテスト後、早くにユーザーさんがプレイできるようにしていきたいと思いますので、ご期待下さい」と語った。

RYOKANのスクリーンショット。日本という国から連想される要素を詰め込んだマップになりそうだ
スタンスミス氏のチームデスマッチのデモプレイ。アイアンサイトをのぞいて仕留める場面が多かった
こちらはyukishiro氏の爆破モード。当てにくいが一撃で倒せるクロスボウも使用している。右は倒されたとき、撃つ側からの視点になる切るカメラ




■ ガーラジャパン、「SEVENCORE」、「エターナルブレイド」、2本の新作MMORPGをアピール

ガーラジャパンゲーム運営事業部マネージャーの根本和行氏
グラビアアイドルの永作あいりさん

 「gポテト×秋葉原PCゲームフェスタ~Let's Party~」では、ガーラジャパンゲーム運営事業部マネージャーの根本和行氏を始めとしたスタッフが、ガーラジャパンのポータルサイト「gポテト」でサービスしているタイトルを、プロモーションムービーと共に紹介した。特別ゲストとしてグラビアアイドルの永作あいりさんも登場した。

 「Rappelz」、「フリフオンライン」、「アイリスオンライン」といった既存のタイトルを説明した後、2本の新作タイトルが紹介された。1本目が、6月から展開予定のMMORPG「SEVENCORE」。本作は2011年12月にティザーサイトがオープンしている。開発は韓国Noriaが行なっている“騎乗型MMORPG”というキャッチフレーズの作品だ。現在のところ、6月に展開予定というところのみで、CBTがいつになるか、サービス形態は、といったところは、今後改めて発表されるという。

 「SEVENCORE」はそのキャッチフレーズ通り、騎乗型ペットに大きな特徴がある。ペットは移動だけでなく、乗っているときに専用のスキルなどが用意され、プレイスタイルに大きく関係してくる。ペットの種類は鷹や、ドラゴンなどの巨大なモンスター、バイクといった機械など多様なものが用意される。

 ペットはただショップから購入するのではなく、“捕まえる”事も可能だ。ある騎乗ペットなどは敵が乗っている者を奪って自分のものにする。多彩な騎乗ペットをどう入手していくか、戦いや移動など用途に合わせてどう活用していくかが鍵となるゲームになりそうである。

 さらに「SEVENCORE」を展開するにあたり、ビジュアル系バンド「Lynch.」が本作のテーマソングを担当することや、今後コアな“VIPプレーヤー”のみを招待したオフラインイベントを開催するという。まだ具体的なサービススケジュールもアナウンスされていないタイトルで、オフラインイベントをアピールするというのはユニークである。今後の情報を待ちたい。

 もう1本の新タイトル「エターナルブレイド」は、2012年下半期展開予定のMMORPG。日本オリジナルのイラストなどが用意された、かわいらしい雰囲気のタイトルになりそうだ。プロモーションムービーもアニメーションが多用され、演出に期待が高まるものとなっている。

 本作は元々は「アイエル:ソウルブリンガー」というタイトルでサービスを行なっていたが、2011年10月にサービスを休止、全面リニューアルを行なっている。本作は韓国NFLAVORが開発し、韓国国内では既にリニューアル後のサービスも行なわれているが、日本ではコンテンツの拡充を待ってサービスが行なわれるという。かわいらしいデザインながら、多数の敵をなぎ倒して進んでいく「ハック&スラッシュ」のゲーム性が大きなセールスポイントとのことだ。

 ムービーでは派手なキャラクター達のアニメーションに加え、クォータービューのゲーム画面が確認できる。位置取りやスキルの発動が重要なアクション性の高い作品という印象を受けた。画面いっぱいに登場する巨大ボスもいたり戦闘が楽しい作品になりそうだ。

「SEVENCORE」イメージイラスト。乗り物にフォーカスした作品となるという
現在リニューアルを行なっている「エターナルブレイド」。かわいらしいキャラクターだ

【SEVENCORE】
たくさんの乗り物が確認できる

【エターナルブレイド)】
アニメ風の演出と、激しい戦闘画面に注目





【スカッとゴルフ パンヤ ニアピン大会!】
本日より3日間行なわれるニアピン大会。8人ほどの希望者が参加できる。プレーヤーによる競い合いが熱く、最後の大逆転があった

(2012年 5月 3日)

[Reported by 勝田哲也]