スクエニ、Wii「ドラゴンクエストX」の体験会を開催

初日となる4月28日にはプロデューサーの齊藤氏が登場


4月28日 開催

会場:イオンモールむさし村山 サウスコート



 株式会社スクウェア・エニックスは、8月2日に発売を予定しているWii用RPG「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」(ドラゴンクエストX)の体験会を、4月28日に東京の「イオンモールむさし村山 サウスコート」にて開催した。

 体験会では、約1時間交替でオンラインプレイを楽しめる体験コーナーが設けられているほか、体験コーナーでの体験プレイと並行して行なわれるステージイベントとして、体験会のゲーム内容をリアルタイムに実況しながら解説する「体験会ステージ」と、キャラメイクや職人システムなどこれまでに判明している「ドラゴンクエストX」のゲームシステムを紹介する「プレゼンステージ」が、約1時間ずつ交互に行なわれていた。

 体験コーナーでは、現在実施中のベータテストと同じ世界でプレイが行なわれた。モンスター「じんめんじゅ」を撃破することが目標の1つとなっており、パーティーリーダーとなるインストラクターが3名の参加者を導く形で、体験してもらいたいポイントを1つひとつクリアしつつ、終了時間ぎりぎりまで寄り道しながらフィールドを探索していた。

 もちろんベータテストと同じ世界でプレイしているので、体験会の参加者がモンスターと戦い始めるとテスターがすかさず「おうえん」してくれるなど、わきあいあいとした雰囲気で体験プレイが進められていた。また、体験プレイの最後には、パーティーのメンバー全員で記念写真の撮影が行なわれ、撮影した写真はプリントアウトしたものがプレゼントされた。

 さらに当日は、プロデューサーの齊藤陽介氏が登場。齊藤氏は、体験コーナーでプレイしている様子が映し出されるモニターを見ながら、カメラの回転スピードを調整できることや、名前がピンク色のNPCは物語の進行に関係しているキャラクターであることなど、ポイントとなるところでその要素の内容を紹介してくれた。また、ベータテスト版にはない、体験会用に用意した武器、防具があるなどちょっとしたサービストークも交えつつ、イベントを盛り上げてくれた。

 そして最後に、この体験会を開催する目的として、「オンラインゲームになっても今までの「ドラクエ」と同じように遊べることを感じてもらいたい」と、オンラインゲームになることで「ドラクエ」らしさが薄れるのではというユーザーの不安を払拭するコメントを残した。

 そのほか、各ステージイベントでは、「ドラゴンクエストX」のソフトが当たる抽選会や、「ソフビモンスター ドラゴンクエスト25周年記念バージョン 金のスライム」がもらえるクイズ大会も実施された。

 今回の体験会は、イオンモールという場所柄もあってか、会場を訪れるほとんどの人が家族連れだったのが印象的だった。このぶんなら、4月26日に行なわれた記者説明会で発表された「キッズタイム」の時間帯を決める参考にするための、家族連れを対象としたアンケートでのデータ集めも順調に進みそうだ。

体験コーナーではスタッフが参加者のサポートをしてくれる。わからないことがあったら、遠慮せずに聞いて欲しい「サポートなかま」などゲームシステムが紹介されるステージイベント「プレゼンステージ」では、ステージイベント用に用意されたデモ機を使ってゲームを体験する
カメラの回転スピードを調整できるなど、注意深くプレイしていないと気づけないことを紹介してくれた齊藤氏。「ドラゴンクエストX」のソフトが当たる抽選会のくじ引きも担当した
クイズ大会では、「ドラゴンクエストX」に関する問題が出題された正解者にプレゼントされた「金のスライム」ステージイベントの合間には、シリーズの歴史を振り返る映像や、「ドラゴンクエストX」のプロモーションムービーも上映された

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(2012年 4月 28日)

[Reported by 中野信二]