カプコン、PS3/Xbox 360「バイオハザード ORC」
完成記念プレス発表会を開催
ゲストに新日本プロレスの棚橋選手と後藤選手が登場!


4月26日 発売予定

価格:6,990円(通常版)
   9,490円(LIMITED EDITION)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)


 株式会社カプコンは、4月26日の発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用サバイバルシューター「バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ(以下:バイオハザード ORC)」の完成記念プレス発表会を都内で開催した。イベントには、本作のプロデューサーを務めるカプコンの川田将央氏、パブリシティ企画推進室 室長の萩原良輔氏のほか、ゲストとして新日本プロレスリング株式会社に所属する棚橋弘至選手と後藤洋央紀選手が出席。ゲーム大会に出席するなど、イベントに華を添えた。

 新情報の公開に先立ち、プロデューサーの川田氏は「バイオハザード ORC」の特徴をあらためて説明。「バイオハザード ORC」は、「バイオハザード」の世界観にサード・パーソン・シューティング(TPS)の要素を取り入れた作品。TPSの爽快感を追求しつつ、既存のTPSにはない「バイオハザード」シリーズらしさを内包する。協力や対戦モードでは、U.S.SとSPEC OPSの2勢力に、どちらにも属さないクリーチャーが乱入。三つ巴の乱戦は、これまでにない過激な戦闘を体験させてくれる。

 ダークなイメージで統一された“悪側”の描かれ方も、本作の特徴のひとつ。6人のキャラクターは、偵察兵、突撃兵、BC兵、工作兵、通信兵、衛生兵と、それぞれアビリティが異なる。「バイオハザード2」のアンブレラ側でプレイできるキャンペーンモードのほか、最大4人までの協力プレイ、最大8名によるオンライン・チーム対戦、歴代ヒーローキャラクターを操作して戦うヒーローモードなど、「バイオハザード」の世界に新たな潮流を築く意欲的な注目作だ。

 公開された最新情報は、大規模ダウンロードコンテンツの配信。SPEC OPS側の特殊部隊となって戦う追加キャンペーンミッションとなっており、プロローグミッションは無料でダウンロードが可能。5月15日配信予定で、前述のとおりプロローグミッションは無料。以後も追加マップやエピソードなどが順次配信される予定で、こちらは有料となる。


川田将央氏萩原良輔氏棚橋弘至選手後藤洋央紀選手

【5月14日よりダウンロードコンテンツが配信開始予定!】


【ダウンロードコンテンツ・トレーラー】

発表会ではダウンロードコンテンツのデモプレイが行なわれた。現地で何が起こっているのかわからないまま派遣されたアメリカ精鋭部隊のリアクションが興味深い

 このほか、ラウドロックバンド「Coldrain」とCMソングでタイアップが決定。書き下ろし曲「No Escape」は、ケータイサイト「レコチョク」にて4月18日より着うたフルで楽曲が配信される。周辺機器関連では、株式会社MSYよりオリジナルヘッドセット「バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ CP-PRO ステレオ ゲーミング ヘッドセット」が4月26日より発売される。アパレル関連のタイアップでは、ファッション6ブランドとコラボレート。roar(ルポ)、Roen(ベクター)、Kyoji Maruyama(フォーアイズ)、PUERTA DEL SOL(バーサ)、HTC(ベルトウェイ)、ROLLAND BERRY(スペクター)といった各キャラクターごとのコラボ企画で、商品は各ショップおよびカプコンオフィシャル通販サイト「イーカプコン」で取り扱われる。


【「Coldrain」とCMソングでタイアップ】
Coldrain配信ジャケット

【オリジナルヘッドセット】【ファッション6ブランドとコラボレート】
イメージカラーの青をあしらったヘッドセット各キャラクターをイメージした服飾品がそれぞれ発売される

 ゲストで登場した両選手が所属する新日本プロレスリングとのコラボレート企画では、「バイオハザード ORC」、「ストリートファイター × 鉄拳」、「アスラズラース」とコラボしたTシャツ3種類が5月3日より発売される。サイズはそれぞれS、M、L、XLが用意され、予定価格は各3,800円。新日本プロレスリングオフィシャルショップ「闘魂SHOP」のほか、大会会場でも販売が予定されている。


【新日本プロレスとカプコンがコラボ!】
バイオハザード ORCストリートファイター × 鉄拳アスラズラース

ゲストで登場した棚橋選手と後藤選手がコラボTシャツをアピール! どちらのファンも必携のアイテムになりそうだ

 ここ数年の同社企画ではすっかりおなじみとなったカラオケチェーン「パセラ」とのコラボでは、アルコールドリンク「HUNKドリンク(730円)」とソフトドリンク「SPEC OPS エコーシックスドリンク(580円)」が登場。実施店舗は、新宿本店、新宿靖国通り店、池袋本店、池袋西口店、上野公園前店、御徒町店、御茶ノ水店、赤坂店、渋谷店、横浜西口ハマボール店、横浜関内店、秋葉原電気街店、秋葉原パセラ昭和通り館。1点の注文につき、3種類の缶バッジいずれかひとつがプレゼントされる。期間は4月26日~5月25日まで。

 新宿で営業中のカプコンバーでも、「バイオハザード ORC」発売を記念してアルコールドリンク「インフェクション(780円)」とソフトドリンク「リッカーのキャラメルラテ(580円)」が登場。4月26日~5月25日の期間限定で提供される。なお、カプコンバーでは4月14日よりカプコンオフィシャルグッズの販売が開始される。メニュー内のカタログから商品を選んで、その場で購入する形式となっている。


【毎度おなじみ!「パセラ」コラボメニュー】
アルコールドリンクとソフトドリンクの2種類。注文1点ごとに缶バッジ3種類からひとつがプレゼントされる

【カプコンバー】
コラボメニューにくわえ、ファン待望のグッズ直販が開始される。書籍やCDなども取り扱われるという

上画像・左上は「オリジナルサウンドトラックCD(2枚組、大型ブックレット付属。5月16日発売予定、価格:3,570円)」と「オフィシャルガイドブック(A5判/176ページ、4月26日発売予定、価格:1,365円)」、右上は「カプ本Vol.3(B5判、4月26日発売予定。価格:1,000円)」



 発表会の後に開催されたプレスゲーム大会には、棚橋選手と後藤選手がカプコン開発陣とチームを組んで急遽参戦。「バイオハザード5」をプレイしていたという後藤選手は、ショットガンと手榴弾でコンスタントに敵を倒していく堂々たる戦いぶりを披露。一方の棚橋選手は「『逆転裁判』はやってました!」というだけあって(?)、リングのように縦横無尽とはいかず随所で苦戦。慣れてきた後半はなかなかいい立ち回りを見せたが、相手チームの本気度に圧倒されて惜しくも敗れてしまった。

 プレス大会で使用されたゲームモードは、U.S.SとSPEC OPSにわかれて戦う「TEAM ATTACK」、マップ上に配置されたG-ウイルスのカプセルを先に5個回収する「BIOHAZARD」、いつ到着するかわからない救援ヘリを待ちつつ戦う「SURVIVOR」の3つ。いずれのモードも、敵チームやライバルだけでなく、ゾンビやクリーチャーという中立勢力(?)の存在が重要。敵を倒したポイントを競う「TEAM ATTACK」では、敵チームに集中しているとクリーチャーに不意をつかれやすく、逆にクリーチャーばかり対処していると敵チームから横槍をくらうなど、一瞬たりとも気が抜けない。クリーチャーたちは、利したときはこれ以上ないくらい頼もしく、牙を剥かれたときは非常に厄介な存在だ。

 投てきするとフェロモンが拡散されゾンビが吸い寄せられる手榴弾、近くにいたゾンビを盾にするゾンビシールドなどなど、キャラクターごとに異なる能力をチームとしてうまく機能させていく……プレス大会は急造チームだったこともあり、筆者ふくめ大半の参加者が「自分のことだけで精一杯!」といった有様だったが「もしチームとして少しずつ研鑽を積んでいけたなら、きっと楽しさが何倍、何十倍にもなるんだろうなぁ」と実感させられるシーンが多々あった。ひとりで遊ぶのも楽しそうだが、本作最大の魅力はやはり“マルチプレイ”にありそうだ。


【スクリーンショット】

(C) CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED.

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(2012年 4月 13日)

[Reported by 豊臣孝和]