セガ、3DSバーチャルコンソールでゲームギアタイトルを3月14日より配信
「ソニック&テイルス2」、「ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮」、「The GG忍」
3DSの画面の中にゲームギアが入っているかのようなプレイ画面 |
株式会社セガは、任天堂株式会社の「ニンテンドー3DS」向けゲームソフト配信サービス「バーチャルコンソール」にて、3月14日より「ゲームギア」タイトルの配信を開始する。価格は各300円。
今回の発表で配信日が決定したのは「ソニック&テイルス2」、「ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮」、「The GG忍」の3つ。この他、「ソニックドリフト2」、「コラムス」など、すでに発表しているタイトルはもちろん、他の「ゲームギア」タイトルも積極的に提供する予定という。
「ゲームギア」は1990年10月にセガから発売された携帯ゲーム機。国内の携帯ゲーム機としては初となるバックライト付き3.2インチカラー液晶ディスプレイを搭載していたのが最大の特徴。カラー表示が可能な反面、当時の液晶は残像も大きく、また、消費電力も高めであまりバッテリーが持たなかったという、セガらしい時代を先取りした携帯ゲーム機として話題となった。
バーチャルコンソールへの「ゲームギア」タイトルの移植には、これまでもWiiのVCへのMSXの移植環境やプレイステーションプラットフォームへ「NEOGEO」の統合プラットフォームおよび移植環境を提供してきた有限会社エムツーによる「ゲームギア統合シェル」および「ゲームギア」の移植環境の提供が行なわれている。
ゲームの途中中断やキーコンフィグといったVCの基本的な機能が統合シェルの機能で実装され、“3DSの中にゲームギアを「当時の思い出ごとまるごと再現する」事を試みた”とのこと。ゲームギア独特の丸みを帯びたフォルムが3DSにしかなしえない立体的な表現で画面上に浮かび上がり、当時の目立つ残像そのままにゲームのキャラクター達が画面内を飛び回るという。
●ソニック&テイルス2
「ゲームギア」オリジナルの「ソニック」シリーズの第4作。エッグマンに奪われたカオスエメラルドを取り返すため、ソニックとテイルスが活躍する。スタート時に操作キャラクターをソニックとテイルスから選択可能で、5つのゾーンが用意されている。「ホッピング」や「スノーボード」、「ロケットシューズ」など、「ゲームギア」オリジナルのアイテムを使った移動方法や、飛行機に乗って進むステージなど、多彩なアクションが楽しめる。
(C)SEGA
●ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮
水晶の中に閉じ込められてしまった魔法学校の4年生・オーシとなり、水晶からの脱出を試みるというストーリーのアクションRPG。プレイする度に変化するダンジョンは迷路になっており、落ちている様々なアイテムを駆使しながら、次々と現われるモンスターを倒し、各フロアのどこかにある魔法陣を目指す。
(C)SEGA
●The GG忍
セガの忍者アクションシリーズ「忍」シリーズの「ゲームギア」オリジナルタイトル。NEO CITYへやってきた忍者ジョー・ムサシが、行方不明になった仲間「朧五人衆」を救い、事件の謎を突き止めるために活躍するアクション。各ステージ最深部にはいずれも手強いボスが待ち構えており、仲間を救い出すことでそれぞれの特殊能力が使用可能となる。本作のBGMもメガドライブ「ザ・スーパー忍」同様、古代祐三氏が手がけている。
(C)SEGA
MUSIC (C)YUZO KOSHIRO
(2012年 2月 23日)