「真・三國無双 Online ~龍神乱舞~」ステージイベントレポート
最大25人、虎や青龍でも大暴れできる「國士無双戦」を徹底紹介


2月12日開催

会場:ベルサール秋葉原



 株式会社コーエーテクモゲームスは、同社がサービスしているオンラインゲーム3タイトルを集めたイベント「ネットエンターテインメント フェスタ in 秋葉原」をベルサール秋葉原で開催した。このレポートでは、3月15日に発売される「真・三國無双 Online」の拡張パック第3弾「龍神乱舞」の最新情報を中心に、ステージイベントや試遊台の様子をお届けしたい。




■ “つながる、ひろがる、一騎当千”。「龍神乱舞」の見どころを紹介!

「真・三國無双 Online」プロデューサーの藤重和博氏
「真・三國無双 Online」ディレクターの越後谷和広氏

 「真・三國無双 Online」はオフラインのタイトルと同様に敵を蹴散らす一騎当千のアクションのオンラインゲーム版。仲間とパーティーを組んでミッションに挑んだり、オンライン対戦を楽しむことができる。現在は拡張パック第2弾「蒼天乱舞」がサービスされているが、3月15日にいよいよ拡張パック第3弾の「龍神乱舞」が発売される。

 ステージにはプロデューサーの藤重和博氏と、ディレクターの越後谷和広氏が登壇して、最初に「これまでずっと苦しい開発を続けてきたが、ここ1、2年でようやく皆さんの期待に応えられるものになってきました」と藤重氏がプレーヤーに感謝を述べた。

 その後「龍神乱舞」の“つながる、ひろがる、一騎当千”というテーマに沿った4つの新要素を開設した。新戦闘コンテンツ「國士無双戦」は「とにかく25人が1つの戦場で生き残りをかけて戦うハチャメチャバトルです。1年半以上前から試行錯誤を重ねてやっとできたコンテンツです」(藤重氏)。これまで「真・三國無双 Online」の戦闘はチーム戦が基本となっていたが、「國士無双戦」はチーム戦が苦手な人でも楽しめる個人戦で、途中で負けても退場するのではなく最後まで遊べる要素があるという。

 「四聖獣」はより強い敵と戦いたいという人や、対人戦が苦手という人のために用意された巨大なNPCとの戦闘コンテンツ。今回はまず「青龍」が実装される。今後は「白虎」なども予定されている。「存分に強い敵を相手に無双乱舞で殴っていただければと思います」(越後谷氏)。「青龍」を倒すと「青龍コスチューム」という新しい装備の材料アイテムが手に入る。

 「伝説の武器」は主に序盤に力を発揮するもので、攻撃力や防御力の底上げをするために使うもの。「My庭園」は家具などに代わる新しいコミュニティ要素。自分の庭で植物を育てたり、友達の庭を手伝って収穫すると、錬成に使えるアイテムが手に入る。

 さらに新ストーリーとして「夷陵の戦い」が実装される。新しいイメージキャラクターは、パッケージにも登場している陸遜。「新武器や新しい服飾も続々登場させるつもりです」(越後谷氏)。


【ステージイベント】
「つながる、ひろがる、一騎当千」がテーマ「夷陵の戦い」のイメージキャラクターは陸遜「龍神乱舞」の4つのコンテンツを越後谷氏が紹介
チーム戦が苦手な人でも気軽に参加できる25人のバトルロワイヤル「國士無双戦」100メートル以上の巨体が相手の「四聖獣」、青龍戦序盤にプレーヤーをサポートしてくれる「伝説の武器」
新しいコミュニティ要素「My庭園」新ストーリー「夷陵の戦い」と、新服飾や新武器豪華な特典がついたトレジャーパック。前回は品薄になったため、今回は豊富に用意される

【スクリーンショット】
「國士無双戦」「四聖獣」「伝説の武器」
「伝説の防具」「My庭園」




■ 藤重氏らコーエースタッフ22人が「國士無双戦」で来場者と激突!

藤重氏と越後谷氏が参加者を抽選で選んだ

 パッケージの説明の後、ステージでは藤重氏を含むコーエースタッフ対3人の来場者による「國士無双戦」のイベントが開催された。「國士無双戦」は25人が参加できるコンテンツなので、ステージの6人以外にも、コーエー本社でスタンバイしている19人のスタッフがオンラインで参加した。

 準備の間、越後谷氏が「國士無双戦」のコツを解説した。それによると個人戦で周りがすべて敵なので「足の速い武器の方が生き残る確率が高くなります」。だが、逃げ回ってばかりいると「國士武功」が貯まらない。「國士武功」は敵をどれだけ倒したか、どれだけダメージを与えたかで評価されるので、「そのバランスをどうするかによって戦い方が変わります」と越後谷氏。「國士武功」はトップで大体1万前後ということだが、このイベントでも最後の1人が1万を少し超えたあたりで決着がついた。

 マップは最初のうちは広いので、あまり敵と遭遇することはないが、時間がたつと周辺部に炎の壁「炎陣」が現れて、次第に輪を狭めてくる。最後は中央にある雛壇のようなステージ以外はすべて炎に包まれる。「炎の中を走ることもできますが、ダメージを食らいます」(越後谷氏)。

 スタート直後には周りにいる雑魚NPCを倒してパワーアップアイテムを手に入れ、力を貯めてから相手を倒していく。倒されると、「輪廻状態」という状態になり、半透明の幽霊のようなNPCの姿になる。どんなNPCになるかはランダムで、爆弾を投げる兵士だったり、虎や青龍になることもある。

 藤重氏は奮戦して第3位で試合を終え、最終的にはバトル班のリーダーのスタッフが生き残り面目を保った。「前からだけじゃなく、常に後ろを気にしないといけないので、立ち回りが難しいです。腕に自信のある人ほど、面食らうかもしれません。そこを上手く考えて攻略してください」と越後谷氏。

 最後に藤重氏が「このコンテンツは皆さんに育てていただいたものです。これからも5年10年と会続けていけるように、しっかり頑張っていきたいと思います」と挨拶した。


【「國士無双戦」イベント】
藤重氏と2名のスタッフ、そして本社から19名のコーエースタッフがオンラインで参加しての25人バトル
藤重氏は生命がほとんどないギリギリの状態で粘るが、最後はバトル班のスタッフが勝利した




■ 試遊コーナーでは10人の「國士無双戦」を体験!

「真・三國無双 Online」の試遊コーナー。10人ずつの入れ替え制で、比較的流れが速かったが、それでも最大40分待ちの行列ができた

 試遊台では「龍神乱舞」の目玉コンテンツである「國士無双戦」を体験できた。最大25名が参加できるコンテンツだが、今回は10名での試遊。武器を選んでフィールドに入ると、自分以外すべてが敵のバトルロワイヤル戦となる。制限時間は15分間だが、最終勝者が決まった時点で制限時間内でも終了となる。

 筆者も実際にプレイしてみた。最初は緩やかなペースでスタートするが、「炎陣」が狭まるにつれて周囲に人が増えて突然背後から襲われることが増えてくる。やられて「輪廻状態」になったプレーヤーがあちこちで攻撃を放っているので、吹っ飛ばされることもしばしばだ。そのうちに自分も倒されてしまい、生存者を邪魔をする側に回った。

 残りが3人程度になるころには、周りは「輪廻状態」の兵士だらけになり、かなりカオスな状態になる。筆者は2度目の転生で青龍になった。貯め攻撃で炎を吐けるのは爽快だったが、想像以上に操作にクセがあり、うっかり炎の中に突っ込んでもがいているうちに試合が終了した。

 勝敗は、戦うことで手に入る「國士武功」の点数と、どのくらい長く生きていたかが合算されて判定される。試遊をした人には、四聖獣“白虎”の名前を冠した武器、断戟「白虎顎」が1週間早くもらえるシリアルコードがプレゼントされた。


【即売コーナー】
周囲にいるNPCもプレーヤーもすべて敵。周り全員が敵で気が抜けない
後半になると、大勢のプレーヤーが輪廻状態で暴れまわり、かなりカオスな空間になる


Windows 版:(c)2006-2012 コーエーテクモゲームス / Published by CJ Internet Japan Corp.
PS3 版:(c)2006-2012 コーエーテクモゲームス / Published by コーエーテクモゲームス
Amazonで購入

(2012年 2月 12日)

[Reported by 石井聡]