日本マイクロソフト、「PCゲームフェスタ」でWindowsステージ開催

年末年始のキャンペーン紹介とトリビアクイズを実施


12月26日 開催

会場:ベルサール秋葉原

入場料:無料



日本マイクロソフト Windows本部の森洋孝氏

 日本マイクロソフト株式会社は12月26日、ベルサール秋葉原で開催されている「『第4回 秋葉原PCゲームフェスタ』Powered by Galleria」のステージイベントとして、Windowsスペシャルステージ「変わること。変わらないこと。きっかけはWindows 7 PC」を開催した。

 このイベントでは、日本マイクロソフト Windows本部の森洋孝氏がステージに上がり、同社がこの年末に展開しているキャンペーンを紹介した。まず森氏は、現在の主力商品であるWindows 7について、発売から約2年で、全世界で4億5,000万本以上を販売したことを発表。これは過去のWindows製品の中でも最速の記録だという。

 その上で森氏は、「今年は用途が多様化した年」だという。ライフスタイルの変化や、Windows Phoneのようなモバイル端末を始めとしたデバイスの多様化と早い進化により、Windows PCの使われ方が変わってきている。

 そこで日本マイクロソフトは、PC、モバイル、テレビの各デバイスを通して、ライフスタイルを総合的にサポートするキャンペーンをこの年末に実施している。「PCでこんなことをしたら、という提案はさんざんしてきた。今はPCも使えばテレビも見るし、携帯電話も使う。日々の生活の中で触れられるデバイスで、マイクロソフト製品なら総合的にこんなことができますよ、というのが年末のキャンペーン」と森氏は説明した。

 対象商品となっているのは、Windows 7、Microsoft Office、Windows Phone、そしてXbox 360のデバイスであるKinect。それぞれの製品ごとにキャンペーンを行なうのではなく、4製品全部をまとめて使うと便利になる、楽しくなるというのが今年のキャンペーンだという。こういった複数の製品を横断的に提案するのは、同社としては史上初の試みだそうだ。

 キャンペーンのキャッチコピーは「かぞくがいちばん。」で、一般的なファミリー向けの提案が主になっている。グローバルな広告キャンペーンで、35カ国同時に広告を打っている。

 展開の1つはテレビコマーシャルで、日本では11月から1種類、12月から追加で2種類の映像を流している。11月から放映されたのは、犬を飼いたい子供が、Windows PCを使ってそのメリットを親にプレゼンするというもの。12月から始まったものは、1本目が結婚する2人に多数のメッセージが寄せられるもの。もう1本は家族が様々なデバイスを連携させているもの。具体的には、Xbox 360のKinectで「Dance Central 2」を遊んでいるお父さんを、娘がWindows Phoneで録画してオンラインストレージのSkyDriveにアップロードし、それをPCからダウンロードした息子が一部を切り出して面白く編集し、その映像を家族にシェアして、みんなで見て笑う……という内容が詰め込まれている。


4億5,000万本を突破したWindows 7を中心に、モバイルやテレビも含めたライフスタイルをサポートするという家族向けのキャンペーン
現在放送中の3つのテレビコマーシャル。1本目は11月のテレビコマーシャル好感度ランキングで1位を獲得するなど、内容の楽しさでも人気だという

 さらに同社は、キャンペーンに合わせてタイアップも行なった。映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」とのもので、家族をテーマにしたキャンペーン内容と合致したことから決まったという。この企画では、「家族 1964・2012」というショートムービーが制作された。黒電話を取り合うように話す昔の家族と、ノートPCでビデオチャットする今の家族といった形で、1964年当時と現在の家族を対比した映像になっている。


【家族 1964・2012】

 こういった技術自体は昔からあったものの、それは詳しい人が各種ツールを使えばできたもの。しかし今は誰でも簡単にできるというのが重要なポイントになっている。森氏は「社会の変化とともに家族のあり方は変わっていくが、変わらない部分もある。その部分を我々がサポートする」と映像に込められたメッセージを語った。


キャンペーンは2012年1月15日まで。対象商品を購入するとプレゼントに応募できるDSP版Windows 7 Ultimate・Professionalの購入者向けのキャンペーンも2012年1月15日まで実施中

 キャンペーンの紹介の後、来場者参加型のイベント「ゆく年くる年ウインドウズトリビアQUIZ」が行なわれた。同様のイベントをゴールデンウィークに行なった際には、「秋葉原という場所柄を考えて難しい問題を用意したら、家族連れの方が多くて1問も当たらなかった」という森氏。今回はそれを反省して普通の問題を用意したそうだが、中にはなるほどと思わせるトリビアもしっかり入れられていた。


Windowsについてのトリビアが展開されたクイズイベント。正解者には日本マイクロソフトのマウス製品や各種ノベルティがプレゼントされた

(2011年 12月 26日)

[Reported by 石田賀津男]