現在「IOインタラクティブ」が開発中の「HITMAN ABSOLUTION」。このタイトルに続くシリーズ最新作を「スクウェア・エニックス モントリオール」が手がけることとなる

　株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは、現在、カナダのモントリオールに居を構えているスタジオ「アイドス・モントリオール」を強化し、さらに2012年には新スタジオ「スクウェア・エニックス モントリオール」を開設すると発表した。

　「アイドス・モントリオール」は2007年に開設され、今年「DEUS EX: HUMAN REVOLUTION」をリリースし欧米でヒット。200万本を記録したことでも知られている。今回の成功を踏まえ、スタジオでは100名の人員を増強。「DEUS EX」、「THIEF」という2本のフランチャイズに続く、第3のプロジェクトをスタートさせる。

　さらに、スクウェア・エニックスのモントリオールにおける第2のスタジオとして「スクウェア・エニックス モントリオール」を2011年中に開設。当初規模は150人体制でスタートし、現在、デンマークにある開発スタジオ「IOインタラクティブ」にて開発中の「HITMAN ABSOLUTION」に続くシリーズタイトルの制作に取りかかる。「HITMAN」シリーズは2つのスタジオで作品を投入していくこととなり、それだけ同社が期待を持っているタイトルと言うことになる。

　同社の代表取締役社長を務める和田洋一氏は「モントリオールは優れた才能の集まるゲームのメッカです。当社グループは、モントリオールを世界の開発拠点の最も重要なものの1つと考えています」とコメントしている。