「東京ゲームショウ 2011」スクエニブースレポートその2
「ファイナルファンタジー零式」や「いただきストリートWii」、
「ロード オブ アポカリプス」などがプレイアブル出展
株式会社スクウェア・エニックスブースレポート第2弾は、すでに配信されている体験版には収録されていない部分もプレイすることができる「ファイナルファンタジー零式」のプレイアブル出展をはじめ、会場でプレイすることができる注目作を中心に紹介していく。
■ 「ファイナルファンタジー零式」
発売日:10月27日 発売予定
価格:7,700円(UMD版)、6,480円(DL版)
対応機種:PSP
ジャンル:RPG
■ 来月発売の本作をいち早く体験。ストーリーとバトルの両方が楽しめる!
発売を約1カ月後に控えた「ファイナルファンタジー零式」では、体験版には収録されていなかった施設や作戦(ミッション)など、製品版に近い内容を、試遊時間の許す限り堪能することが可能。操作キャラクターもフルメンバーの14名、軍神なども数多く用意されている。
アクションの操作方法は、会場内に用意された解説書で確認できるが、前の人のプレイ状況によっては、すぐミッションに挑戦できない可能性があるので、バトルをメインに楽しみたい人は、試遊の前にその発生方法を確認しておきたい。
ミッションを受けるには、頭上に「必」マークが付いたNPCと会話する必要がある。対象のNPCがどのエリアにいるかはSTARTボタンを押すと表示されるマップで確認できる。ミッションが発生していない場合は、画面右下に表示されている作戦開始時間を進める必要があるのだが、これは「!」マークの付いたNPCと会話することで時間が経過していくようだ。
すぐにミッションを開始したい場合は、エントランスの奥の扉を抜けた先にある「軍令部第二作戦課」にいる、タチナミというNPC(「係」マークが目印)に話しかけるといい。作戦開始時間を瞬時に進めて、すぐにミッションに挑戦できる。
バトルは体験版で充分に堪能した、という人は、エントランスにある「大魔法陣」を利用してみよう。ここには「魔法局」や「リフレッシュルーム」などの各施設にいるNPCと会話をし、本作の世界観に触れることができる。「チョコボ牧場」ではチョコボの試乗を体験することも可能。それ以外の学園の施設も一部を除いて入れるようになっている。
ひと通りミッションの発生条件を説明したが、前述したように本作の試遊は基本的に前の人の続きから進めていくことになるので、初めてプレイする際は戸惑いがち。限られた時間を有効に活用するためにも、進め方が分からなくなったら近くのスタッフに聞いてみよう。
【ファイナルファンタジー零式】 | ||
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(C) 2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
■ 「いただきストリートWii」
発売日:12月1日 発売予定
価格:6,090円
対応機種:Wii
ジャンル:ボードゲーム
■ 「ドラクエ」と「マリオ」のキャラクターと一緒に楽しめるボードゲーム。生誕20周年の集大成がここに!
サイコロを振って盤上を進み、マスに止まって店を購入しながら資産を増やしていくボードゲーム「いたスト」シリーズ初のWiiタイトル。今作は2007年にDSで発売された『いただきストリートDS』から約4年ぶりに、「ドラクエ」と「マリオ」の両シリーズのキャラクターが多数登場する。プレイアブルでは対戦相手(COM)にキノピオとスライムが参戦。プレーヤーはあらかじめ用意された3種類のMiiから好きなものが選べる。ちなみに、製品版では作成したMiiを操作キャラクターに設定可能だ。
プレイルールは従来の「いたスト」シリーズと同じ「スタンダードルール」で、総資産8,000ゴールドを貯めて銀行に辿り着いたキャラクターが勝者となる。製品版ではスタンダードルールだけでなく、隣り合った店を購入するだけで資産価値が倍増する「イージールール」が追加されるので、初心者もすんなり戦略要素の高い本作の魅力を味わえるだろう。Wiiリモコンを振ってサイコロを投げるという、Wiiならではの操作方法も搭載(2ボタンを押すことでも同様の操作が可能)。
目標資産を超えたキャラクターがいるとBGMが『ドラクエIV』に変わったりするなど、有名タイトルのコラボレーションを実現させた本作だからこその演出がふんだんに織り込まれているのが大きな魅力だ。なお、プレイアブルでは1人プレイのみだったが、製品版では最大4人まで対戦可能。オンラインにつなげれば全国のプレーヤーと楽しむことができる。
【いただきストリートWii】 | |
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(C) 2011 ARMOR PROJECT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
DRAGON QUEST characters: (C) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX
SUPER MARIO characters: (C) 2011 NINTENDO
■ 「スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団」
発売日:11月2日 発売予定
価格:6,090円
対応機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:アクションアドベンチャー
■ 伸びて転がるスライムアクション。2つのゲームモードがプレイ可能
「スライムもりもりドラゴンクエスト」シリーズ初の3DSタイトル。プレイアブルではマップを進んでボスを倒すことが目的の「イチメンさばくをあそぶ」と、今作から新たに追加された新要素の船バトルが楽しめる「ふねバトルをあそぶ」のどちらかを選ぶことができる。これらを選択する前に、スライムのアクション「スラ・ストライク」の操作が学べる「れんしゅうモード」がスタート。Aボタンを押し続けているあいだにアナログスティックでスライムを大きく伸ばし、Aボタンを離すと体当たり攻撃のスラ・ストライクが発動する。スラ・ストライクを敵やオブジェクトに当てると宙に浮かせることができ、それをキャッチしてBボタンで投げられるようになる。
これらのアクションは単に攻撃手段としてだけでなく、例えばスラ・ストライクでばくだんいわを浮かせてキャッチ→壁にばくだんいわを投げてヒビが入った壁を破壊するといった、マップを進む手段としても重要になりそうだ。
船バトルは上画面にスライム(左)と敵(右)の船、下画面に甲板が表示されており、基本的には下画面を見ながらバトルを進行。甲板の右側に設置された大砲に砲弾や岩を詰めることで、敵船を攻撃できるようになる。砲撃が命中するごとに相手のHPが減少し、ゼロになると2隻の船がロープでつながれる。このロープを渡って敵船に侵入し、エンジンルームを破壊すると勝利となる。バトルの模様はつねに上画面に表示されており、敵船がどんなアイテムを発射したのかを確認可能。
なお、プレイアブルの船バトルは3つの難易度が用意されており、最も難易度が高い船バトルでは“ミイホン”、“ドラお”、“スラみ”が仲間として参戦。彼らに「HPを回復してほしい」や「砲弾を持ってきて」などの作戦を出せるので、より白熱した船バトルを楽しみたい人は最高難易度に挑戦してみるのもいいだろう。製品版ではパーツを集めて船をカスタマイズするといった楽しみも用意されており、アクション以外のやり込み要素も充分に期待できるタイトルだ。
【スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団】 | |||
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(C)2011 ARMOR PROJECT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
■ 「ロード オブ アポカリプス」
発売日:12月17日 発売予定
価格:未定
対応機種:PSP/PS Vita
ジャンル:アクションRPG
■ 前作を凌ぐグラフィックスと操作感。進化したアクションバトルを実現!
前作「ロード オブ アルカナ」の最新作となるアクションRPGで、試遊台では2人パーティ編成の「初心者ステージ」と、4人パーティ編成の「上級者ステージ」のどちらかを楽しめる。上級者ステージのほうが人数が多いのでラクに思えるが、最後に待ち構えている巨大なボスがかなりの強敵。本シリーズを初めてプレイする場合は、初心者ステージを選ぶほうがいいだろう。
プレイ開始後、操作キャラクターが装備する武器と、同行者となるキャラクターを1人選択。「バトルアーツ」や「アルティメットスペル」など前作でおなじみのアクションシステムは健在で、今作ではシンボルエンカウント方式ではなくシームレスにフィールドにいる敵を直接攻撃できるように変更されているのが大きな特徴。これにより、スムーズなバトルが楽しめるようになっている。出現したアイテムは直接取りに行くか、前面のスクリーン(タッチスクリーン)をタッチすることで入手可能だ。
エリアの敵をすべて撃破すると、次のエリアへと続く道が開いてボスが待つエリアに行けるようになる。ボスと戦闘する際は、まずLボタンを押し続けてボスがまとっている闇を解除する必要があり、成功するとボスバトル専用のフィールドに移行する。試遊した印象としては前作の正統進化した作品として、前作をプレイ済みの人はもちろん今作から遊び始める人も楽しめる内容だった。
【ロード オブ アポカリプス】 | ||
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(C)2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■ 「地獄の軍団 Army Corps of Hell」
発売日:12月17日 発売予定
価格:未定
対応機種:PS Vita
ジャンル:軍団アクション
■ 100体のゴブリンが敵に群がるバトルが楽しめる。背面タッチパッドを使ったユニークな操作も搭載!
PlayStation Vitaのローンチタイトルのひとつで、スクウェア・エニックス完全新作の軍団アクションゲーム。プレイアブルではギガデモンというボスが待ち受ける1ステージを堪能することができる。なお、本作はソニー・コンピュータエンタテインメントブースのみで試遊できる。
プレーヤーが操作するのは全100体のゴブリンを引き連れた魔王で、Rボタンを押し続けているあいだ、ゴブリンが正面にいる敵に向かって攻撃する。ゴブリンは「戦士」、「槍兵」、「魔法使い」の3種類の攻撃タイプに分かれており、○ボタンで戦士、□ボタンで魔法使い、△ボタンで槍兵に切り替えることが可能。また、Lボタンで陣形を整えることで各タイプに応じた強力な特殊攻撃も用意されている。
バトル演出は若干グロテスクだが、小さなゴブリンが敵に群がる姿は見ていて楽しく、例えば接近戦で一斉攻撃するときは戦士、離れた場所から狙い撃ちたいときは魔法使いなど、状況に応じてゴブリンのタイプを変えながら戦う戦略要素も楽しめる。
なお、敵の攻撃で倒れたゴブリンは画面から消えるまえに近付くと回収可能。回収できなかった場合はその分ゴブリンの数が減ってしまうが、ステージの途中にはゴブリンを補充できるエリアがある(補充には赤いジェムが必要)。画面左下にはアイテムが表示されており、前面のスクリーン(タッチスクリーン)をタッチすることで使用できる。この際、背面タッチパッドを左右にリズム良くタッチしていくとアイテムの効力がアップするなど、PS Vitaならではの操作方法が楽しめるもの魅力だ。
ステージの最後に待ち構えているボスはほかのザコ敵とは異なり、身体に青いマーカーが表示されている。これはボスの弱点を表しており、そこを攻撃すると大ダメージを与えることが可能。操作はシンプルだがビジュアルのインパクト、そして戦略性の高いバトルシステムの両方が融合した作品だ。
【地獄の軍団 Army Corps of Hell】 | |
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(C)2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
□東京ゲームショウ2011のホームページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□「ファイナルファンタジー零式」のページ
http://www.square-enix.co.jp/fabula/0/
□「いただきストリートWii」のページ
http://www.square-enix.co.jp/itastwii/
□「スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団」のページ
http://www.dragonquest.jp/slamori3ds/
□「ロード オブ アポカリプス」のページ
http://www.square-enix.co.jp/apocalypse/
□「地獄の軍団 Army Corps of Hell」のページ
http://www.square-enix.co.jp/ofhell/
(2011年 9月 17日)