ジークレスト、「アットゲームズファン感謝祭 2011 in 東京」開催
「BLOOD-C」、「魔法少女まどか☆マギカ」とのアニメコラボ企画を発表


8月6日 開催

参加費:無料

会場:ベルサール秋葉原


会場のベルサール秋葉原

 株式会社ジークレストは8月6日、同社が運営するオンラインコミュニティサイト「@games(アットゲームズ)」の5周年記念イベント「アットゲームズファン感謝祭 2011 in 東京」をベルサール秋葉原で開催した。

 「@games」は、「セルフィ」と呼ばれるアバターを通して、ゲームや日記などで友人とコミュニケーションが取れるサイトで、会員数は300万人を超える。「セルフィ」にはたくさんの衣装アイテムが用意されており、アニメやキャラクターとのコラボレーション衣装も人気だ。

 イベントの参加費は無料で、開場前から多くのファンが行列を作って並んでいた。イベント限定アイテムがもらえる事前応募には、当選者700名に対し約5,000名の応募があったという。イベントでは、最新のアップデート情報の発表のほか、衣装アイテムやグッズの販売などが行なわれた。




■ 新たなアニメタイアップは「BLOOD-C」と「魔法少女まどか☆マギカ」

 イベントでは、ポータル事業部部長の大野雄一郎氏と、ポータル事業部シニアマネージャーの竹下加奈子氏が登壇し、今後のアップデート情報などが発表された。

 まずアニメとの新たなタイアップとして、「BLOOD-C」と「魔法少女まどか☆マギカ」が発表された。「BLOOD-C」は近日公開。「魔法少女まどか☆マギカ」は、現在ティザーサイトが公開されており、年内の実装を目指すとしている。「魔法少女まどか☆マギカ」の発表ではプレゼンターとして同社の村越正悟氏が登壇し、コラボレーションアバターが描かれたイメージパネルを公開した。そのデザインを見た来場者からは、感嘆と驚きの声が上がっていた。

 他のアップデート情報としては、「セルフィタウン」が暗くなる「夜」がやってくることと、「花火」が打ち上がることが発表された。「夜」は8月12日よりスタート予定で、「花火」は現在開発中。「花火」は「ディズニーミュージックタウンエリア」限定となり、竹下氏は「ある浴衣アイテムを着ていけばいいことがあるかも」と話した。


ポータル事業部部長の大野雄一郎氏ポータル事業部シニアマネージャーの竹下加奈子「魔法少女まどか☆マギカ」の発表のプレゼンター、村越正悟氏
コラボ発表のあった「BLOOD-C」「魔法少女まどか☆マギカ」とのタイアップ発表と同時にティザーサイトが公開された
8月12日より「セルフィタウン」にこれまでになかった夜が登場「ディズニーミュージックタウンエリア」限定で開催される花火が発表



■ デザイナーチームがイベント初登場。ユーザーからの質問に回答

デザイナーチームの三木ゆかり氏

 続いてのステージには、デザイナーチームの三木ゆかり氏が登場した。デザイナーチームが本作のイベントに登場するのは初めて。普段から寄せられているデザイナーへの質問に三木氏が回答していった。

 「デザインが完成する期間はどれくらいなの?」という質問には、「ガチャ(抽選の衣装アイテム)1セットは構想から始めて早ければ6日、諸事情があって時間がかかるときは2週間くらいです。普通は手描きのラフをしっかりと書いてから徐々に完成させていくのですが、達人になるとイラストソフトに直接書き込んでしまいます」と答えた。

 「どんな人がデザインをしているの?」との質問には、「20代の女子が多いですが、たまにゴツいお兄さんがやっています。ゴツいお兄さんの方が意外とフリフリのかわいい衣装や、クマのぬいぐるみなど、ラブリーなものを作りたがりますね」と回答した。

 「印象的なデザインは?」と聞かれると、「マーメイドの衣装で、『尻尾を入れてほしい』、『今までにないものを』との発注があったときに、足をまるごと隠してしまうというデザインをしたのが印象的でした」と答えた。この補足として竹下氏が、「この衣装ができた後、『セルフィ』の輪郭と関係のない衣装が続々と作られるようになりました。ディズニーキャラクターの『アリエル』の衣装も、これがあったおかげです」と述べた。

 三木氏は「おみやげ」として、登場アイテムに関する「プチ情報」も披露した。そのアイテムとは、「幽霊が集う学園」シリーズのアイテム「呪われた市松人形」のこと。このアイテムを4分44秒見つめていると、人形の髪の毛が伸びるのだという。アイテムを所持しているユーザーは、ぜひこのアイテムをじっと見つめてみると面白いだろう。なお、2008年に登場した「古びた日本人形」にも同様の演出があるそうだ。

 またステージには、モンスターを倒してアイテムを獲得するコンテンツ「なりきりクエスト」担当の富田裕介氏も登場した。「なりきりクエスト」は現在はサービスを終了しているが、人気のあったコンテンツだったということで、ファンを巻き込んだクイズコーナーが設けられた。富田氏は、集まったファンの中にマイクを持ち込んで会場内を移動し、直接解答を聞いて回った。正解したファンには手作りのぬいぐるみや衣装アイテムなどが渡された。

 富田氏は最後に、「まだ何も決まっていないのですが」と前置きしながらも、勇者となった「セルフィ」がモンスターと対峙しているゲーム画面のイメージを見せ、「まだこちらも全くの妄想でしかありませんが、また『なりきりクエスト2』として提供できればと思います」と今後への意気込みを話した。


三木氏が「印象に残ったデザイン」と話すマーメイドと、輪郭を気にせず作られた衣装アイテム4分44秒の間、じっと見つめていると髪の毛が伸びる日本人形のアイテム
「なりきりクエスト」担当の富田裕介氏会場のファンを巻き込んだ「なりきりクエスト」のクイズコーナー「セルフィ」がモンスターと対峙している「なりきりクエスト2」の「妄想」イメージ図



■ 大野氏「一生の思い出となるサービスを」。竹下氏「これからもワクワクとドキドキを提供したい」

 ステージ終了後、大野氏と竹下氏に話を聞けた。イベントについて伺うと、大野氏は「イベントごとに改善を重ねてきて、その度に『よかったね』という声が多くなってきているのが嬉しいですね」と話し、竹下氏は「『また来年も来ます!』と言ってもらえるのが1番嬉しい」と述べた。タイアップの選定基準については、竹下氏が「1つには、その時に勢いのあるものや、普遍的に愛されているものといった、多くの人に遊んでいただけることを考えます。もう1つには、『セルフィ』のアイテムとして登場させたときに、世界観がマッチしているものです。そのキャラクターやアニメを知らないユーザーにも、『かわいい』と言ってもらえそうなものを選んでいます」と語った。

 ユーザーへのメッセージとして大野氏は「ユーザーの生涯で『@games』があってよかったと思ってもらえるものを目指しています。一生の思い出になるサービスがエンターテイメントをやっている意義だと思うので、その中でメッセージを伝えられたら」と語った。竹下氏は「ユーザーのみなさまに『@games』を『楽しい』、『かわいい』と喜んでもらえるのが私の生きがいになっています。これからもワクワクやドキドキを提供していきたいと思います」と述べた。

 会場では、アイテムやグッズの販売のほか、ラフ画が描かれた展示コーナーや、「@games」の歩みをまとめたコーナーもあり、ファンが足を止めては写真を撮っていた。特にアイテムの販売には長蛇の列が途切れることなく続いていて、その根強い人気が感じられた。


長蛇の列を作り、その根強い人気を感じさせる会場の様子ラフ画などが掲げてあった展示コーナーでは、写真を撮る人が多数
「@games」の歴史を振り返る展示や、キャラクターのパネルも置かれていた会場の外には、「@games」キャラクター「フラメル」と「パピメル」のコスプレーヤーも登場


(2011年8月8日)

[Reported by 安田俊亮]