ジークレスト、「アットゲームズ4周年ファン感謝祭」を開催
アニメ「黒執事」とのタイアップ、「初音ミク」アバターなどを発表


9月4日開催

会場:ディファ有明


会場となったディファ有明は、プロレスの試合などが開催される2,000人収容可能なスタジアム

 株式会社ジークレストは、同社が運営しているコミュニティーサービス「@games(あっとげーむず)」の4周年を記念したオフラインイベント「アットゲームズ4周年ファン感謝祭」を開催した。会場はビッグサイトに近いディファ有明、晴天で、この日もうだるような猛暑だったが開場前から大勢のファンが行列を作った。

 「@games」はセルフィというアバターでミニゲームをプレイしたり、友達とコミュニケーションできるPC向けのポータルサイト。セルフィの可愛さが人気で、mixiの「セルフィちゃんねる」や携帯サイト「アットゲームズモバイル」などに遊びの場を広げている。

 イベントは事前募集に当選したファンのみが入れるステージイベントと、一般の来場者も参加可能なイベントの2部構成。ステージイベントでは、「@games」プロデューサーの大野雄一郎氏と運営チームマネージャーの竹下加奈子氏によるトークショーが行なわれ、今後の予定や、ファンから寄せられた質問への回答を発表した。

 このレポートでは、トークショーで発表された最新情報を中心に、イベントの様子を報告する。




■ 新タイアップ「黒執事」の発表で会場から歓声

ステージイベントには、事前応募に当選した450人ほどの招待客が参加した
「@games」プロデューサーの大野雄一郎氏(左)と運営チームマネージャーの竹下加奈子氏(右)

 今回のイベントのテーマは「ガーデンパーティ」(竹下氏)。セルフィタウンの参加者が200万人を超えたので、その感謝を込めて開いたパーティーというわけだ。

 イベントにはもう1つ裏のテーマがある。それは「3D」。参加者に配られたプレゼントグッズの中には、アットゲームズのマスコットキャラクター「ココロ」のペーパークラフトが入っていたのだが、これは3Dの「ココロ」をそばに置いて欲しいという意図だ。さらにこの「3D」というキーワードは、セルフィタウンの未来にも大いに関係があるらしい。

 セルフィは「アットゲームズ」を飛び出して各地でスピンアウトを展開中だが、「セルフィちゃんねる」をサービス中のmixiではこの夏から新しく「セルフィれすとらん」がスタートした。「セルフィレストラン」は自分のアバターを使って、レストランを経営するソーシャルゲーム。日本各地の名物を作ったり、家具を自由に配置したりと色々な楽しみ方ができる。本作では「アットゲームズ」でも見ることができない、セルフィの後姿を見ることができる。また、秋からはヤフージャパンとディー・エヌ・エーが展開する「Yahoo!×モバゲー」でもサービスを開始する予定だ。

 そのほかの情報については、プロデューサーの大野氏がこっそり撮影してきたセルフィたちの噂話という設定で、現在開発中の要素についてのキーワードがちりばめられたムービーが上映された。ムービーでは、現在タイアップ中の人気乙女ゲーム「薄桜鬼」に出てくる幕末の京都を舞台に、セルフィタウンの人気キャラクターが次々に登場しては、キーワードを呟いていった。ムービーの中から読み取れたキーワードは次のようなものだ。

・セルフィタウンはどんどん進化していく
・これからも色々なエリアが登場する
・髪が風に揺られて動き出す?
・普段とは違う色々な動きが入る?
・楽しそうに元気な声を出す?
・「鬼ごっこ」や「サッカー」が入る?
・新しい世界や建物が無数にある
・中には巨大な構造物も?
・釣りでぎっくり腰になる?

 まだ構想段階のものからかなり具体的な内容が想像できるものまで多彩だが、これがすべて実装されると今以上に遊びの幅が増えることは間違いなさそうだ。


「アリス」が京の街でセルフィタウンの人気キャラクターたちから、秘密を情報を手に入れていくミニストーリーのムービー

仕事中もこの服装だという、アイテムチームの村越正悟氏

 その後行なわれた質疑応答の中にも、今後の予定に関する情報がいくつか明らかになった。その中でも特にファンを沸かせたのは今後のタイアップ情報だろう。

 現在タイアップ中の「薄桜鬼」については、「薄桜鬼」のゲーム内の名シーンのCGをセルフィタウン内で手に入れられるようになるらしい。また「初音ミク」は、新しいアバターアイテムが登場する予定だ。さらにこの秋から「黒執事」とのタイアップが始まることが発表された。

 そのほかの新着情報としては、ミニゲーム「セルフィッシング」の上限レベル引き上げ、 PC版のショップやブランドショップが「アットゲームズモバイル」でも使用可能になる。新アバターのランジェリーが10月から発売される。これまでユーザーがアイテム交換に使っていた「セルフィマーケット」がなくなり、代りに新しいトレードシステム「アイテムトレード」が導入される。「アイテムトレード」ではこれまではできなかった多対多の交換や、ゲーム内通過のGコインとアイテムとの交換が可能になる。こちらは年内実装目指して現在開発中だそうだ。

 発表の最後には、ゲーム内でもらえる記念プレゼントであるシャツのデザインを、来場者の人気投票で決めた。普段からタキシード姿で仕事をしているというアイテムチームの村越正悟氏が登場して、デザインを紹介して拍手での人気投票をした結果「ぬこ」という文字の入ったシャツに決まった。デザインは3パターン候補があったが、最後には全部のパターンがもらえることに。こちらは9月7日のメンテナンス明けより、ゲーム内で入手できるようになる。


イベントのテーマは「ガーデンパーティ―」「アットゲームズ」の参加者は200万人を突破した新作ソーシャルゲーム「セルフィれすとらん」。秋には「Yahoo!×モバゲー」でもスタート予定
来場者にプレゼントされた「ココロ」のペーパークラフト作るとこんな感じに。なかなか難しいらしい現在タイアップ中のタイトルからも新しいアイテムが登場する
秋からの新タイアップタイトルは大人気アニメ「黒執事」要望が多かったというランジェリーは10月に実装される全員プレゼント用のデザインを作った村越氏の紹介画像
ファンから寄せられた5つのアイデアで決選投票が行なわれ「ぬこ」に決定「もじ」と書かれた部分に「ぬこ」という文字をいれたものをプレゼントプレゼント配布は9月7日のメンテナンス開けからだ




■ 「GETじゃろ!! セルフィッシング」はゲーム内のファンも一緒に応援

「GETじゃろ!! セルフィッシング」の様子
進行役は「セルフィッシング」担当の富田裕介氏

 ステージでは、発表以外にも、イベントの応募に当選した招待客が一緒になって遊べるゲームが行なわれた。

 そのうち1つ「GETじゃろ!! セルフィッシング」は、招待客の中から抽選で選ばれた人がステージ上で、セルフィタウンの人気ミニゲーム「セルフィッシング」の腕を競うというもの。見事魚が釣れると、当日に販売されていた「豪華リアルガチャ」の中から好きな商品を1つプレゼント、釣れなくても通常のリアルガチャから好きな商品をプレゼントされる。進行役は「セルフィッシング」の担当である富田裕介氏が務めた。

 「セルフィッシング」は自分のセルフィを使って行なう釣りゲーム。今回はイベント用に用意したレベル5の魚しか釣れないという特別製の竿を持ったキャラクターでの挑戦となった。全部で10人の挑戦者の中には、これが初挑戦という人や、50歳の男性もいたが見事釣りあげて商品を手に入れていた。

 イベントはストリーミングでネット放送されており、イベントキャラクターの周りには一般のプレーヤーのセルフィが集まり応援に興じていた。

 もう1つのイベント「○×クイズ大会」は、ゲーム内のトリビア問題に「○」と「×」で答えた。熱心なファンが多いのか、開発者でも覚えていないような問題でも脱落者がほとんどおらず、2回行なわれたクイズはどちらも最後はじゃんけんで勝者を決めることになった。

 イベントの終わりには、大野氏が再び登場して「冒頭でも説明しましたように、アットゲームズはみんなで一生遊んでいられるようなコンテンツにしたいと本気で思っていますので、これからもぜひお願いします」と挨拶をした。


かかった魚をクリックしてHPを減らしていく。制限時間内に0になれば、成功釣れたのは「キンメダイ」、「カツオ」など。なぜか「潜水艦」も釣れるゲームの参加者は、来場者の中からくじで選ばれた
難問ぞろいだったが、来場者がさらに手ごわかった「○×クイズ」御藝巫女の2人もクイズを手伝った決着がつかず、最後はじゃんけんで勝者を決めることに




■ 「リアルガチャ」販売は大盛況、イラスト展示も人気

「リアルガチャ」のコーナーには開場直後から大行列ができた

 ロビーでもいくつかの催しがあった。1番人気は、ゲーム内のアバターが当たる「リアルガチャ」と「豪華リアルガチャ」の販売。ステージイベントの合間には、毎回大行列ができて一人で何十個ものカプセルを抱えるファンの姿も見られた。あまりにも好評で途中から、販売数に制限がかけられるほどだった。

 ほかにも、イベントオリジナルのマウスパッドやカンバッヂの販売や、イラストコンテストの入賞作品展示、イベント用に製作されたアイテムのラフスケッチと製作者のコメントが描かれたボードの展示などが行なわれた。普段目にする機会のないラフスケッチは、大勢のファンが一生懸命写真に収めていた。また、オンラインゲームのイベントでは恒例の「御藝大明神」も姿を見せ、WebMoneyが当たるミニゲームで盛り上がっていた。


イベント限定グッズ。マウスパッド、ステッカー、カンバッヂなどが販売されたイラストコンテストの最優秀賞と優秀賞の作品イラストコンテストの入賞作品がずらりと展示された
このイベント用にデザインされたアバターのポップ御藝大明神前では、御藝巫女とのミニゲームが行なわれたラフスケッチ付きのイラストボードで、開発の裏側を少しだけ見ることができた

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(2010年 9月 6日)

[Reported by 石井聡]