ソニー、2010年度連結決算を発表

PS3はハード1,430万台、ソフト1億4,790本、PSPはハード800万台、ソフト4,660万本の売上


5月26日 発表



 ソニー株式会社は2010年度の連結決算を発表した。売上高は、前年度比0.5%減の7兆1,813億円、営業利益は同528.9%増の1,998億円、税引前利益は同661.8%増の2,050億円。日本における繰延税資産に対する評価性引当金計上により、純損失は2,596億円。

 ネットワークプロダクツ&サービス分野(NPS)の売上高は前年比0.4%増の1兆5,793億円、営業利益は前年は833億円の損失に対して356億円となっている。損益面で、プレイステーション 3のハードウェアコストの大幅な改善や、ソフトウェア売上高の増加があったゲーム事業がプラス要因として挙げられている。

 今期のゲーム製品の売り上げ(SCEから販売店などに引き渡された数)台数/本数は、PS3が1,430万台、PSPが800万台、プレイステーション 2が640万台。パッケージソフトはPS3用が1億4,790万本、PSP用が4,660万本、PS2用が1,640万本となっている。

 来期の営業利益の見通しとしては、PS3が前年度並みの1,500万台、PSPが600万台、PS2が400万台と予想。ソフトも前年度並みと予想している。ただし、PSPとPS2のハードおよびソフトウェアの売上数量減少に加え、PlayStation NetworkおよびQriocity、Sony Online Entertainmentのネットワークサービスへの不正アクセス問題に関連する費用計上などにより、NPS分野では大幅な減益を見込んでいる。


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(2011年 5月 26日)

[Reported by 佐伯憲司]