コーエーテクモ、「信長の野望 Online」大型アップデート第三陣「風雲小田原の陣」の最新情報を公開
闇装備のグラフィックス、合戦や「独眼竜の野望」ダンジョンの仕様変更など


4月27日アップデート実施予定




 株式会社コーエーテクモゲームスは、現在PS3/PS2/Windows向けにサービス中のMMORPG「信長の野望 Online ~新星の章~」において、4月27日に大規模アップデート第三陣「風雲!小田原の陣」を実装する。これに先立ち、新要素に関する情報と、アップデートに合わせて実施されるイベント「合戦陣中見舞い」の情報を公開した。

 今回公開された情報は、「闇装備」、「有名武将の仕立て直しアイテムの追加」、「合戦システムの仕様変更」、「『独眼竜の野望』ダンジョンの覚醒値獲得の変更」の4点。

 まず、「闇装備」は、アップデート第一陣「天下の夜明け」にて追加された光装備の対になる存在。すべての職業に対して、性能の高い闇をコンセプトにした新グラフィックスの新装備が追加される。そのほかにも新グラフィックスの頭装備や武器が生産品として追加される。

【闇装備】
侍(左)、神職(右)
僧(左)、鍛冶屋(右)
忍者(左)、薬師(右)
陰陽師(左)、傾奇者(右)

 「有名武将の仕立て直しアイテムの追加」は、「小田原の陣」にて刃を交える武将NPCが持つ頭装備や武器を、彼らを倒すことで、その仕立て直しアイテムを入手可能になる。武将NPCの仕立て直しアイテムは、キャラクターの見た目を変化させる数少ない機会となるため、大いに注目されそうだ。

【有名武将新装備】
左から順に、「刑部の骨喰」、「土佐牛丸 妖刀牛丸」、「乱髪の改装具」

 3点目の「合戦システムの仕様変更」は、文字通り「合戦」そのものの大幅リニューアルとなっており、システム的に大幅なてこ入れが行なわれる。具体的な変更点は以下の通り。



街の出陣前武将
合戦技能のひとつ「阿弥陀法輪」

・合戦が迫る町に漂う緊張感

 合戦が開催される週になると町中のBGMが変わり、甲冑で武装した兵たちが配備されるようになる。間近に戦(いくさ)が迫る緊張感が、町を覆うという演出面の強化となる。

・要害の奪い合いがより激しく!

 要害を巡る攻防に“突撃武将”(とつげきぶしょう)と“伏軍武将”(ふくぐんぶしょう)の要素が新たに加わる。突撃武将は、要害を攻める時に突破口となるNPC で、敵要害に突撃をかけ、周囲の敵NPC を混乱させる役割を担う。一方、伏軍武将は、自軍が多くの要害を支配していると、不利になった敵の伏軍武将が出現しやすくなるというもの。これを上手く倒し切り抜ければ、大きな戦果を獲得することも可能で、敵要害を陥落させていくことが合戦で勝つための戦略として今まで以上に重要になってくる。

・勢力それぞれに合戦専用の技能が登場

 合戦場でのみ使える「合戦専用戦闘技能」が、各勢力に2 つずつ登場する。NPC“評定衆補佐”に“恩賞奉行の検分”を報告すると、アイテム「名将の秘伝書」を受領できる。これを合戦場で使用すると合戦専用戦闘技能を選択可能になり、選択した技能を戦闘中に1回だけ使用できるようになる。この技能はあくまで合戦専用となっており、対人戦や対武将NPC 戦では使用できない。

・「逆茂木」、「固定大筒」が破壊で、戦果を獲得可能に!

 敵陣にある「逆茂木」(さかもぎ)と「固定大筒」(こていおおづつ)を、アイテム「逆茂木破壊具」や「大筒破壊具」を使って、破壊できるようになる。破壊に成功すると戦果も獲得できる。破壊具はNPC“軍監”から受け取れる。なお本仕様の導入により、逆茂木と固定大筒は、兵種攻撃では破壊できなくなる。また、固定大筒の残弾数が0発になっても、砲撃が止むだけで壊れない。砲弾は兵站活動により補充できる。

・合戦補助アイテム登場!

 レベル50 以下の武将を対象に、“軍監”から1陣に1度だけ、合戦補助アイテムをプレゼントする。

    隠形の胴丸(いんぎょうのどうまる)
    配布個数:5個
    効果時間:5分
    効果:敵PC、敵NPC(見破りありの敵も含む)から見えない状態になる

    帰還の陣太鼓(きかんのじんだいこ)
    配布個数:5個
    効果時間:即時
    効果:使用すると15秒後に自軍の門内に移動する

・「恩賞奉行の検分」で稼げ!

 恩賞奉行の検分の報酬として貰える経験値、修得度、基本・戦闘熟練度の各獲得量が増加する。また恩賞奉行の検分報告時に、技能経験値を獲得できる新クエスト「恩賞奉行の覚醒」を受けられるようになる。恩賞奉行の覚醒は、Lv40 以上の敵が対象となり、合戦場内(“陣取戦”、“大決戦”、“拠点戦”)でのみ遂行可能となっている。

・「戦果」がいつでも確認可能に

 常に戦果状況をUI上に表示する機能が追加される。戦場に居ながらにして現状把握が可能になり、どのように攻めるか(守るか)の指針立案に役立つだろう。



合戦で陣中見舞いの酒を振る舞ってくれる

 この合戦の仕様変更に合わせ、合戦に参陣されるプレーヤーを支援するイベント「合戦陣中見舞い」を4月27日の実装直後から、6月22日まで実施する。対象者は製品版、もしくはネットカフェアカウントを持っているすべてのユーザーとなる。

 イベントの内容は、期間中に街のNPC“陣中見舞役(じんちゅうみまいやく)”からアイテム「陣中見舞包」(じんちゅうみまいつつみ)を受け取れるというもの。これを“合戦場内”で使用することで「領国銀70」や「武功30」を獲得できる。

 さらに、イベント期間中、合戦場の非戦闘エリアにいる“陣中見舞役”より「合戦陣中見舞い」と称した、お酒が振る舞われる。お酒を飲むと、戦闘時の全能力が50上昇する効果を、45分間受けられる。丹を節約できるため、特に初心者ほどありがたいイベントだ。

 最後の「独眼竜の野望」ダンジョンの覚醒値獲得の変更は、3つの要素で適用される。まず、覚醒値狩りが1週間あたり3カ所までに制限される。「法師の過去帳」、「五大明王勧進帳」、「人取橋軍功帳」、「小田原軍功帳」の4カ所のうち、1週間当たり3カ所までとなる。4カ所の制覇を毎週繰り返すのは大変なため、一種のリミッターとなる。

 また、検分クエストの報酬として得られる覚醒値獲得のクエストが「独眼竜の覚醒」に統一され、「独眼竜の野望」ダンジョンであれば、どこでも覚醒ボーナスが使えるようになる。また、1カ所ですべての検分クエストの報告が可能となる。さらに、得られる覚醒ボーナスの回数は、検分クエストの達成数に応じて変わるようになる。


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(2011年 4月 22日)

[Reported by 中村聖司]