GDC 2011レポート
任天堂の岩田聡社長が「GDC 2011」で基調講演
3DS「マリオ」新作を発表。「時のオカリナ3D」は北米で6月発売
「GDC 2011」で基調講演を行なう岩田聡氏 |
「GDC 2011」の3日目となる3月2日(現地時間)、任天堂株式会社の代表取締役社長を務める岩田聡氏の基調講演「Video Games Turn 25: A Historical Perspective and Vision for the Future」が行なわれた。
岩田氏はこの講演の中で、ニンテンドー3DS向けのタイトルについて2つの発表を行なった。まず1つは、「スーパーマリオ」シリーズタイトルの発表。こちらはWii用「スーパーマリオギャラクシー」などを手がけた任天堂の東京開発室で開発されており、北米では年内に発売予定としている。日本での発売は未発表。
岩田氏によると、1996年に発売された「スーパーマリオ64」以来、3D空間でジャンプするという行動は距離感が掴みにくいという課題があったという。しかし3DS向けの本作においては、任天堂の宮本茂氏が「ついに解決できた」と宣言したそうだ。
会場では数点のスクリーンショットと、仮デザインというロゴが公開された。ロゴにはしっぽのようなデザインが付いており、これがゲームに何かしらの形で関わるものと思われる。
もう1つは、既に発表済みの「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」について。こちらは北米地域では6月に発売すると発表された。
このほか同社では、「ゼルダの伝説」シリーズが誕生から25周年を迎えることを記念して、何かしらの企画を考えているという。会場では25周年のロゴが公開されたほか、Wii用の新作「The Legend of Zelda: Skyward Sword」の最新ムービーが流された。
基調講演の中で、短時間ながら「スーパーマリオ」の新作発表など、同社のソフトに関する発表が行なわれた |
(2011年 3月 3日)