Taipei Game Show 2011レポート
Sony Ericssonブースで話題の「Xperia PLAY」を体験!
台湾ユーザーも興味津々。ゲーミングスマートフォンの使い心地は?
Sony Ericsson台湾支社の黄氏がステージで「Xperia PLAY」のプレゼンテーションを行なった |
混み合うSony Ericssonのブース。ゲームを試したり、カメラやネットを試したりと、使い心地を試していた。 |
英Sony Ericssonは携帯電話メーカーとしては唯一Taipei Game Showにブースを出展した。ブース内には、2月13日に「Mobile World Congress 2011」で正式発表したばかりのゲーミングスマートフォン「Xperia PLAY」が展示され、初日にはお披露目のプレゼンテーションが行なわれた。
今回の出展は、台湾のユーザーに実際にプレイしてもらい、新しいユーザーを獲得することを目的にしている。そのため、ブースには20台程度の試遊機が設置され、使い心地を自由に試すことができた。スマートフォンがじわじわ浸透中の台湾でも注目度は高く、多くのユーザーがゲームをプレイしていた。台湾での発売は4月の予定で、価格は未定。
OSには最新のアンドロイドOS2.3を採用。最も大きな特徴は、SCEが提供するアンドロイドOS用のPlayStation Certified(プレイステーション サーティファイド)に対応する初めての機種だということだ。PlayStation Certifiedは、PlayStation Suiteのコンテンツをアンドロイド端末で動かすことを許可するライセンスプログラム。ロゴマークの提供や開発協力など、SCEが開発に積極的に協力することでゲームのクオリティを保つことを目的にしている。
PlayStation Suiteはプレイステーション用に作られたプログラムをオープン化して、アンドロイドOS端末に提供するための開発環境の総称。PlayStation Suiteの提供は年内スタートを目指しており、現在はまだ開発中のため、今回の試遊ではアンドロイドOS用の既存アプリが用意されていた。
「Xperia PLAY」用のタイトルとしては、Electronic Arts(EA)の「The Sims3」や「ニード・フォー・スピード・ホット・バースト」、「FIFA 10」、GLU Mobile/Activisonの「Guitar Hero」、Gameloftの「アサシンクリード」、「スプリンター・セル」などの人気フランチャイズが作品を提供することが発表されている。他にも、Digital Chocolate、Digital Legends、Fishlabs、Gamehouse、Handy Games、Namco Bandi Networks、Polarbit、PopCap、Trendy Entertainment、Unity Tecnologysがサードパーティーとして参加する予定だ。
コミュニケーション機能としては、Google TalkやAndroidマーケット、Facebook、Twitter、YouTubeなど基本的なものはすべてサポートしている。そのほかのおもなスペックは以下の通り。
【主なスペック】
OS:Android 2.3
CPU:1Ghz Scorpion ARMv7
サイズ:119x62x16ミリ(幅x高さx厚さ)
重量:175g
GSM/GPRS連続通話時間:8時間25分
GSM/GPRS連続待受時間:425時間
連続ゲームプレイ時間:5時間35分
連続MP3再生時間:30時間35分
カメラ:510万画素、2.46デジタルズーム、f/2.4
メモリ:最大400MB
外部メモリ:最大32GBmicroSD
パネル:4インチワイドカラーTFT(16,777,216色)、マルチタッチ対応
解像度:854x480(FWVGA)
ボディーカラー:黒、白
その他の主な機能:A-GPS、Wi-Fi、Bluetooth、DLNA Certified、USB 2.0
試遊では、Gameloftの3Dシューティングゲーム「Star Battalion」とカーレースゲーム「Asphalt 6: Adrenaline」、EAの「FIFA 10 for mobile」と「Tetris」、Digital Legendsの格闘ゲーム「Bruce Lee」の5種類を始めとしたアンドロイドOS用のゲームを体験することができた。まだプレイステーション用のゲームを試すことはできなかったが、ダウンロードしてきたゲームを一覧できる「PlayStation Pocket」というアプリが入っていた。
操作はタッチパネル、ボタン、タッチパッドの3種類で行なえる。ボタンの操作はPSPとそれほど変わらない感覚だ。逆に両手用に2つついているタッチパッドは、アナログスティックとはまったく違った操作感で、両手で自由自在に使うには慣れが必要そうに思えた。側面についている「L」、「R」キーは薄めで、あまり押している感覚がなかった。
なお、ブースでは、試遊のほかに、開催期間中は先着100名にソニーエリクソンのオリジナルグッズが入った福袋のプレゼントや、抽選で「Xperia PLAY」の特製マウスパッドが当たるアンケートが行なわれていた。
□「Taipei Game Show」のホームページ(中国語)
http://tgs.tca.org.tw/
□Sony Ericssonのホームページ
http://www.sonyericsson.co.jp/
(2011年 2月 19日)