セガ、PC用ゲーム「MLB Manager Online」CBTファーストインプレッション

気分はまさにメジャーリーグの球団オーナー!


3月 サービス開始予定

プレイ料金:基本プレイ無料(アイテム課金制)



 セガが1月7日~2月4日までの期間でクローズドβテストを開催中の「MLB Manager Online」は、プレーヤーがメジャーリーグの球団オーナーとなり、実名で登場する選手たちを集めてデッキ(チーム)を作り、他のプレーヤーと試合をしたり、選手のトレードなどができるというゲーム。本作はインターネットに接続できるPCが1台あれば、いつでもどこでも無料で遊ぶことができるブラウザゲームなので、PCのスペックをほとんど気にすることがなく誰でも手軽に遊べるようになっている。

 ということで本記事では、シーズン中にMLBのテレビ中継やニュース番組を日々楽しんでいる筆者が、実際に本作のクローズドベータテスト版にチャレンジしてみたうえでの体験レポートをお伝えすることにしよう。



■ 基本ルールはいたって簡単、選手を集めてメンバー編成をするだけ!

 まず最初にID登録を行なったら、チーム名およびホームタウンの設定からスタート。筆者はチーム名を「三番町野球倶楽部」、愛称は「Watchers」と命名し、ホームタウンおよびファン球団は長年敬愛してやまない「イチロー」が在籍するワシントン州にあるシアトル・マリナーズに決定した。

 チーム名を決めたら、次に行なうのは初期メンバーの選手セレクト。「攻撃力重視」、「守備力重視」、「機動力重視」と表示された3種類の項目の中から「攻撃力重視」を選んでみたところ、野手のリストの中にはニューヨーク・ヤンキースの「カーティス・グランダーソン」と、昨シーズンは「イチロー」と1、2番コンビを組んだ「フィギンズ」という攻守の軸になりそうな選手が出てきて思わずニコニコ。普段のテレビ中継を見て名前を覚えた選手が登場するだけで、何だか自然と嬉しくなってしまうのはまさにスポーツゲームの醍醐味だ。

まず最初に球団の愛称やホームタウン、初期メンバーを設定する。すべての球団および選手たちが実名(しかも選手は写真つき!)で登場するのがとにかく嬉しい

 球団が出来上がったら、以後しばらくはゲームの基本的な遊び方を覚えるためのさまざまなミッションをこなしていくことになる。最初のミッションは新たな選手を獲得する「スカウト」メニューの利用方法で、以後は集めた選手の中からベンチ入りメンバーを決める「チーム編成」や、選手の個人能力をアップさせるための「カードショップ」および「トレーニング」の利用方法などと続いていく。

 「スカウト」メニューを使用すると、球団作成時に受け取ったポイントを利用してトレーディングカードを買うのと同じ要領でスカウティングレポートを購入し新たな選手が獲得できる。誰が出てくるのかはランダムでその都度変わり、パッケージを開封するまでまったくわからないようになっている。このドキドキ感は、普段から野球選手のトレカをコレクションしている人であればよくおわかりいただけるであろう(運が悪いと同じ選手カードがカブッてしまうこともあるが)。

 筆者も早速スカウティングレポートを3枚ほど購入してみたところ、幸運にも毎年3割近い打率を残すバッティングと守備がうまいことで知られるオークランド・アスレチックスの「ライアン・スウィーニー」と、昨シーズンはアトランタ・ブレーブスで活躍した日本人メジャーリーガー「斉藤 隆」を獲得! 斉藤のゲームの登録上はMR(中継ぎ)だが、筆者は迷うことなくクローザーに指名。コスト値が5とややかさむものの、抑えの軸として十分期待ができてなおかつ日頃応援している日本人選手を初日早々引けるという、まさに大満足の補強となった。

新しい選手は「スカウト」メニュー内にある選手ファイルをポイントを支払うことで獲得できる。誰が出てくるかはランダムで決まるので、トレカを買ったときと同じワクワク感がある

 「チーム編成」は野手の打順やポジションをはじめ、先発投手のローテーションやセットアッパーおよびクローザーを決めるときに使用する。メンバーを決める際に重要なのが、各選手ごとにあらかじめ決められたコスト値の合計値が上限を超えないようにすること。選手コストは1~10までの10段階があり、能力が高い選手は当然その分コストもアップする。ちなみに最高値の10に設定された選手には、現在三冠王に最も近いとも言われる強打者であるセントルイス・カージナルスの「アルバート・プホルス」や、昨年のワールドシリーズ制覇に大きく貢献したサンフランシスコ・ジャイアンツのエース、「ティム・リンスカム」などがいる。

 また、試合中の監督の采配傾向を設定することも可能。バントや盗塁、継投などの項目を積極または消極的のいずれか5段階に変更することができるので、チームに在籍するメンバーの特徴をきちんと把握しつつ最適な設定を選びたいところだ。

スタメンおよび監督采配などのセッティングも自由自在。野手および投手の登録メンバーは、コストの合計値が上限を超えない範囲であればいつでも変更が可能

 選手たちの個人能力を、「カードショップ」で購入したカードを使用したトレーニングでアップさせることもできる。トレーニングを実施した選手は、遠投やパラシュート走などのメニューに応じてパワーやコントロールなどのパラメーターが上昇する。ただし、トレーニング用のカードはスクラッチカード形式になっているので、毎回望みどおりのスキルを必ずしもアップできるとは限らず、中にはトレーニング効果がゼロになってしまうハズレも存在する。実際、生来クジ運の悪さには定評のある(?)筆者は、なんと4回連続で「Failed(スカ)」を引くという事態に遭遇したが、それ以外ではおおむね狙い通りの強化ができたのでこの程度の失敗なんて気にしない、気にしない(苦笑)。

 ちなみに、1人の選手につきトレーニングで能力をプラスできるのは(初期状態の場合)3回までと決まっている。さらに、消化したトレーニングの成果によって新たな特殊スキルが獲得できることもあるので、隠されたスキルをいろいろ探し出してみるのもひとつの楽しみ方だ。

選手のトレーニングはポイントを使って購入したカードを使用して行なう。運が悪いとハズレを引いてしまうこともあるが、本メニューを活用することもチームの強化には欠かせないポイント

 チーム編成がひと通り出来上がったところで、いよいよ実戦のトレーニングを「オープン戦」メニューからスタート! メニュー内にある「NPC戦」モードを選択すると、メジャーリーグの全30球団が登場する「30球団戦」や、CPUのオリジナルチームと対戦ができる「運営選抜球団戦」などが遊べるようになっている。しかも、試合に勝つと相手の強さに応じたボーナスポイントが加算される特典があるので、時間のあるときにはこまめに対戦して稼いでおくようにしたいところである。

 なお、本作では試合中の采配はすべて自動で行なわれる。よって、プレーヤーは直接選手を動かしたり、反射神経やボタン連打などのスキルも一切不要。同じパソコンで仕事や勉強など別の作業をしながら、その合い間に試合のダイジェスト映像を見ながらゲームを楽しむことも可能だ。試合はおよそ10分少々で終わるが、途中でいつでも早送りして次のイニングへと進めたり、試合終了までスキップさせることもできるので、忙しくて遊ぶ時間がないときでも気軽に楽しめる。

 ここでも筆者は「イチロー」に敬意を表……ではなく、「昨年ダントツの地区最下位だった弱小チームなら多分勝てるだろう」と思いマリナーズを対戦相手に指名。しかし、その目論見は完全に外れ、豪腕エースのフェルナンデスを前に打線が沈黙、わずか1安打で完封されてしまった。いくら最下位のチームとはいえ、まだゲームに慣れていないうえに十分な戦力が補強できていないうちは、まだまだかなわないということを身をもって知らされる結果となってしまった……。

試合はすべて自動で進行し、1プレイごとにダイジェスト映像でその結果が表示される。結果はフェルナンデスの前に1安打完封で玉砕、実にほろ苦いデビュー戦となってしまった

■ いよいよ公式戦デビュー! ルーキー&レギュラーシーズンに早速チャレンジ

 新規登録、およびミッションをひと通りこなしたプレーヤーが最初に参加する公式戦は「ルーキーシーズン」。ここでは、ランダムで選ばれた他のプレーヤーたちと順位を競わないノンタイトル戦が数日間行なわれる。また、試合の内容に応じてポイントがどんどん加算されていく(※例:ヒットを打つと10、ツーベースなら20ポイントが加算されるなど)ようにもなっているので、試合内容がよければその分チーム強化も効率的にできるという仕組みだ。

 さて、筆者の公式戦初日の結果はというと、ポイントを出し惜しんで「スカウト」メニューによる補強選手を3名しか加えずに挑んだためなのか、5勝10敗と大きく負け越し……。これではイカンと一念発起し、翌2日目にはログイン直後に残りのポイントを残らず使用して大補強作戦を敢行。それでも好みの選手がなかなか引けずに困っていたら、なんと最後の1枚でニューヨーク・ヤンキースの4番にしてメジャーを代表するスラッガー、「A-ROD」こと「アレックス・ロドリゲス」を見事にゲット! 早速我がチームでも4番に据えるやいなや毎試合のように打ちまくり、破竹の8連勝を記録する原動力として大きく貢献してくれた。

初日は負けまくったものの、ツインズの堅守を支える俊足デナード・スパンやA-RODの加入で得点力が大幅アップしてもうウハウハ! ポイントがたまったら迷わず、「スカウト」メニューで新戦力の補強を実行したい

 しかし、ただ強そうな選手を並べただけで勝てるようになるかというと必ずしもそうはない。実は、本作には個々の選手の能力とは別に打順およびバッテリー間の相性が存在し、組み合わせのよくないオーダーを組んでしまうと選手の能力が十分に発揮できなくなってしまう。しかも、各選手の調子は毎日変化するため、いつも同じメンバーで戦えばいいとは必ずしも限らないのだ。

 この要素を軽視していた筆者は、3日目にまたも連敗街道を突っ走ることに。急ぎオーダーを修正してみたところ、翌4日目には再び勢いを取り戻して1敗を挟んで4連勝、6連勝を記録することに成功。結局、筆者のルーキーシーズンの通算成績は4日間合計で31勝29敗のほぼトントンで終了した。

 ルーキークラスが終了すると、いよいよ公式リーグのレギュラーシーズンにエントリーされる。レギュラーシーズンは、実際のMLBと同じでメジャークラスを頂点に以下AAA(トリプルA)、AA(ダブルA)、A(シングルA)の順にカテゴリーが分かれていて、最初は全員Aクラスからスタートする。

 シーズン開幕後は1日に15試合ずつ、合計10日間での勝敗をマッチングされたプレーヤー同士で競い、上位に残ったチームは11日目に開催されるチャンピオンズトーナメントへと進出する。リーグ終了後、成績上位のチームが上のカテゴリーに昇格できるという仕組みだ。

 ルーキーリーグで得た教訓を生かし、選手補強やスタメン選びもぬかりなく行った我がWatchersは、第1回Aリーグの最終成績を87勝63敗で16チーム中第7位で終えた。チーム打率および盗塁数はリーグトップという快挙を達成したものの、チャンスの場面でことごとく凡退したり、終盤にリードを守り切れずにリリーフ投手が捕まってしまう欠点がなかなか克服できず、クロスゲームで競り負ける試合が増えた原因になってしまったようだ。

野手は打順、投手はキャッチャーとの相性などによって調子が上下する要素もある。選手の調子は毎日変動するので、日々ベストのオーダーをあれこれと思案するのがとにかく楽しい

■ MLBおよび野球好きを自称する人はぜひ1度お試しあれ!

 すべての試合が自動的に行なわれる本作は、普段忙しくてなかなか遊ぶ時間が取れないプレーヤーでも気軽に楽しめるのが大きなメリット。

 また、プレイの実績や試合の結果に応じたご褒美としてボーナスポイントがもらえたり、達成度によってホームタウンが発展してメイン画面のグラフィックスがどんどん変化していく要素もあるので、リーグ戦の成績とは別にどこまで達成できるかやり込んでみるのもひとつの楽しみ方だ。さらにはゲームとは別にチャットやフレンド登録機能ももちろんついているので、新シーズン開幕後は実際の中継を見ながらプレーヤー同士でチャットしたりして、さらに試合を楽しく見ることができるだろう。

 また、どうしても欲しい選手がなかなか手に入らない場合は、プレーヤー同士でトレードすることも可能なので、ピンポイントで補強したいときにはうまく活用しつつ、同時にプレーヤー間でのコミュニケーションツールとしても大いに役立てたい。

チーム補強にトレードを利用するのもひとつの手。フレンド機能と合わせてうまく活用したい

 日々調子が変動する選手たちのベストメンバーをあれこれ思案して勝率アップを目指すのもよし、好きな選手を集めて首位打者や最多勝などの個人タイトルを狙ってもよし、そして30球団の全選手ファイルのコレクションやホームタウンをどこまで発展させられるかに挑戦するのもよし。正式サービススタート後は、プレーヤーごとに自分好みの目的やペースで遊べる「MLB Manager Online」に、野球好きを自称するプレーヤー諸氏は迷わずチャレンジされたし!


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(2011年 2月 1日)

[Reported by 鴫原盛之]