G-Star 2010レポート
【G-Star 2010】L&K LOGIC KOREAブースレポート
「鏡の戦争」シリーズ最新作は新感覚縦型弾幕シューティングRPG
「RED STONE」などの開発元である韓国L&K LOGIC KOREAのブースでは、同社のフランチャイズ作品「鏡の戦争」の新作「鏡の戦争 - 神聖復活」が発表され、プレイアブルで出展された。
「鏡の戦争」は2000年にパソコン用RTSとして発売され、その後パソコン用の続編とモバイル版が発売されている。今回はパソコン用のオンライン弾幕シューティングRPGとなっての登場だ。
同社にとっては思い入れの深い作品らしく、プレスカンファレンスでは社長自ら挨拶に立ち、役者を呼んだ舞台仕立てのパフォーマンスが披露された。プロモーションビデオも正統派のファンタジーなのに、「弾幕シューティング?」と疑問が沸くかもしれない。そんな不思議な融合を果たしたゲームの中身を紹介しよう。
プレスカンファレンス冒頭の、迫力たっぷりのステージイベント |
■ ファンタジーRPGの遺伝子を持つ正統派弾幕シューティング
見下ろし型アクションRPG? いいえ、弾幕シューティングです |
プレーヤーはファンタジー世界を舞台に、3つの勢力のいずれかに所属する。試遊台では各勢力ごとに3つの職種を選べるようになっていた。選べる職種は戦士系、魔法使い系、僧侶系の3つ。戦士は近接攻撃、魔法使いは遠距離の魔法攻撃、僧侶は回復魔法を使うことができる。これらの職種は1次職で、2次職、3次職への転職が可能だ。すべての職を合わせると70種類ほどのバリエーションがあるらしい。
マップは街エリアとダンジョンに分かれていて、街はMMORPG風の背後視点でクリック移動。ダンジョンは見下ろし視点で、矢印キーでの移動と、移動方法がまったく異なっている。本来なら1つのマップに3つ程度のダンジョンがあるそうだが、今回は試遊バージョンなので1つだけだ。
ダンジョンは上へ上へとスクロールしていくような構造になっていて、上から現れた敵が弾を撃ってくる。雑魚を倒すと「P」や「M」と書かれたカプセルようなものをだす。これを拾う(カプセルに体をぶつける)とプレーヤーの能力が上昇して、攻撃できる弾の数が増える。
キャラクター選択画面からは、まさかシューティングが始まるとは想像できない |
プレーヤーは「Z」ボタンを押しっぱなすことで2種類の攻撃を繰り出すことができる。1つは通常攻撃で、もう1つはややクールタイムの長いサブウエポン的なスキルだ。他にもいくつかのスキルがあり、これはショートカットに登録して使う。「V」と「B」にはいわゆるボムのようなスキルが入っている。
ここまで読んでもらえれば、確かにシューティングだと納得してもらえるだろう。シチュエーション的には、村を襲うモンスターを退治しながら畑の横の道を進むといったファンタジー的な冒険なのだが、敵の吐き出す大量の弾をよけながら攻撃をパワーアップしていくという遊び方は間違いなくシューティングだ。
回復技能を使うと回復カプセルを前方に発射する。うまくキャッチすれば体力が少しだけ回復する |
プレーヤーの弾幕は、試遊台では4段階までしかパワーアップできなかったが、今後20段階まで増えるそうだ。最終的にはいったいどんな弾幕の嵐が吹き荒れるのか想像もつかない。ちなみに弾幕の強化はステージごとのリセットで、それとは別にRPGのようにキャラクターを成長させるための経験値がたまっていくのだそうだ。
スキルは戦闘中は固定だが、街で入れ替えることができる。街には他にもショップやクエストキャラなどRPGぽい要素が集まっている。3つ勢力は違う街からスタートして最終的に同じ場所に集まっていく。街の数は100以上、ステージに至っては1,000ステージも実装予定なのだそうだ。
難易度は5段階あり、試遊は一番簡単なイージーモード。難易度を高くするとさらに本格的な弾幕シューティングが楽しめる。通常遊べるのは3つめのモードまでで、残り2つのモードは何らかのクエストをクリアするなど条件を満たさなければ遊べない。現在は未実装だが、ゆくゆくはPvPも考えているのだそうだ。
韓国では現在クローズドβテストが行なわれており、来年中旬にオープンベータテストを目指しているそうだ。日本でのサービスも考えているようなので、興味のある人は見かけたらぜひこの不思議な感覚を体験してみて欲しい。
街の中ではクリックで移動する。試遊台のマップには街が1つ、ダンジョンが1つ用意された | |
スキルツリーと、ステータス、装備画面。この辺りの要素はMMORPGと見まがうばかりだ |
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□「G-Star」のホームページ(韓国語、英語)
http://www.gstar.or.kr/
□「鏡の戦争-神聖復活」のホームページ(韓国語、英語)
http://www.gstar.or.kr/
(2010年 11月 22日)