コーエー、戦国時代をテーマにした一大イベント「戦国武将祭」開催
ゲームをベースにした戦国観をアーティストのライブから格闘技などで表現したイベント


3月6日、7日 開催

会場:さいたまスーパーアリーナ


コーエーの戦国を舞台としたゲームラッシュが続く中で企画された、総合ライブエンターテイメント。タイトルは「戦国武将祭」
こちらがステージのイメージ。中央に設置されたリングだけでなく、かなり立体的なステージとなりそうだ

 株式会社コーエーは3月6日と7日の両日に渡って同社の戦国コンテンツを核とした戦国イベント「戦国武将祭」をさいたまスーパーアリーナにおいて開催すると発表した。入場料は、おみやげも付くVIP席が15,000円、飲み物が付く大名席(テラス席)が10,000円、武将席(アリーナ席)が9,800円、そしてS席が7,800円、CS席(カジュアルシート)が5,800円となっている。これらのチケットでメインアリーナのみならずコミュニティアリーナ「戦国楽市楽座」も入場することができる。チケット販売は1月12日12時から「e+」で開始され、1月21日からGAMECITY市民優先販売が開始される。一般販売は1月30日より。

 イベント「戦国武将祭」は、コーエーの持つ「信長の野望」シリーズ、「戦国無双」シリーズといった戦国コンテンツをベースに、声優陣によるドラマや音楽アーティストによるライブ、武将ファイター(レスラー)による試合など様々な表現方法を駆使して戦国時代を体感できるイベント。ステージで描かれる全体ストーリーは桶狭間の戦いに始まり本能寺の変、関ヶ原の戦いへと続いていく。これらを「戦国無双」シリーズに出演している声優陣によるドラマやトーク、コーエーゆかりのアーティストによるゲストライブ、武将ファイターが「戦国無双」のキャラとなり戦うステージなどで表現していく。これらのステージにはコーエーのゲームで語られている“歴史IF”も盛り込んだ内容になるという。出演タレントは30名から40名を予定。

 イベントは大きく2つに別れており、前述のメインアリーナで行なわれるステージイベントは14時開場、16時開演。これに併設されるかたちでコミュニティアリーナが設置され、ここでは「戦国楽市楽座」と題し大小約40のブースで構成されるコーナーが設けられる。ここには物販ブースの他、各種イベントコーナーなども用意され11時から20時30分まで1日楽しめる。

 「戦国楽市楽座」の細かい内容は公開されていないが、発表会では一例としてNHKエンタープライズのデジタルアトラクション「貴殿の顔はどの武将?」が公開された。これは顔認証システムを使い、自分の顔が武将とどれくらい似ているかを判定してくれるアトラクション。来場者がカメラの前に立つと顔認証システムを利用したシステムが作動し、30秒から40秒程度で判定。「戦国無双3」に登場する武将の中から最も似ていると思われる武将を表示してくれる。入国審査などで利用されているシステムと同等のもので精度が高く、何パーセントくらい似ているかといった判定までしてくれるという。

 このほかにも戦国時代関連の展示、コーエーのゲームが楽しめる体験エリア、声優のトークショウが楽しめるイベントステージなども予定されている。入場料は前売りが1,800円で当日は2,000円。中学生・シニアは200円引きで小学生は無料。ただしメインアリーナで行なわれる「戦国武将祭」への入場チケットを持っていれば、「戦国楽市楽座」には無料で入場することができる。

 発表会の冒頭に挨拶を行なったファウンダー取締役最高顧問の襟川陽一氏はシブサワコウとして数々の歴史シミュレーションを世に送り出してきたが、「コーエーは一貫して歴史エンターテイメントを作ってきた。今回は新しいライブエンターテイメントを作る」と意気込みを語った。代表取締役執行役員社長COOの松原健二氏も「コーエーは歴史シミュレーションを確立してきた。昨今の歴史ブームを驚きを持って受け止めているが、アニメやバラエティなど歴史の楽しみ方が変化してきている。(今回のイベントは)戦国時代を取り上げもっと楽しみたい人に届けたい。戦国をこんな風に楽しめるのかと、そんなイベントになると思います。コーエーにしかできないイベントにしたい」と語った。

 発表会にはイベントに出演する豪華なタレント陣がズラリ勢揃いした。総合司会に杏さんと大東俊介さん。姫武将に水野裕子さん、次原かなさん、声優からは草尾毅さんと小杉十郎太さん、音楽アーティストからはPhoenix 2:00AM feat.Ami Suzuki(鈴木亜美さん、DJ KOOさん、motsuさん)、そして武将ファイターとして武藤敬司さん、蝶野正洋さんがそれぞれ出席し意気込みを語った。

 総合司会の杏さんは「歴史はいつの時代も人を魅了するもの。昨今では歴史を共感して楽しむ風潮があり、そんな中、この大きなイベントに出演できることを光栄に思います」とコメント。同じく総合司会を務める大東俊介さんは「今回のイベントは和の魂、大和魂を伝えられる最高のイベント。日本男児として熱く盛り上げられるよう頑張ります」と語った。総合司会はこの他にもお笑いコンビの麒麟も担当する。発表会には参加しなかったが神谷浩史さんや中田譲治さん、郷里大輔さん、緑川光さん、前田愛さん、鈴木真仁さんなど豪華声優陣も出演する予定となっている。

 ゲストアーティスト陣や武将ファイターもまだ公開されてないサプライズメンバーが予定されていると言うことで、今後発表されていくことと思われる。ちょっと類を見ない豪華なイベントとなりそうだ。


コーエーのファウンダー取締役最高顧問の襟川陽一氏。襟川氏は「コーエーは一貫して歴史エンターテイメントを作ってきた。今回、新しいライブエンターテイメントを作り上げ、さらに大いに盛り上げていきたい」と挨拶代表取締役執行役員社長COOの松原健二氏。「昨今の歴史ブームを驚きを持って受け止めている」としながらも、イベントについては「人間ドラマがありハイライトとも言える戦国時代を取り上げもっと楽しみたい人に届けたい」と抱負を語ったコーエーの「戦国武将祭」プロデューサー坂本毅氏がイベント概要を説明。コーエーのゲームで描かれてきた歴史観をベースに、コーエーならではの“歴史IF”をちりばめ、音楽から格闘技まで幅広い表現方法を駆使して体感できるイベントを目指すという
開催日は3月6日と7日。会場はさいたまスーパーアリーナということで、かなり規模の大きなライブイベントとなる。動員目標は8万人戦国時代を体感できるイベントとして、ドラマだけでなく格闘技などの演出を絡ませることで爽快感を感じることができるステージを目指す2日間を使って描かれるストーリーは、桶狭間の戦いから本能寺の変、関ヶ原の戦いへと続いていく。それを「戦国無双」の出演声優によるライブドラマや、コーエーゆかりのアーティストによるライブ、「戦国無双」キャラになりきったレスラーによる試合などで描いていく
会場の構成は、大きく2つに分けられ、上写真の青い部分がステージ(メインアリーナ)で、赤い部分がコミュニティアリーナとなるコミュニティアリーナは「戦国楽市楽座」と題して大小約40のブースで構成される。物販ブースなどもあるが、デジタルアトラクションなど様々なイベントブースも企画されているデジタルアトラクションの企画例の1つがNHKエンタープライズの「貴殿の顔はどの武将?」。顔認証システムを利用したアトラクションで、自分の顔が「戦国無双3」に登場する武将の誰に似ているかを判定してくれる
総合司会を担当する杏さん。「歴史はいつの時代も人を魅了するもの。昨今では歴史を共感して楽しむ風潮があり、そんな中、この大きなイベントに出演できることを光栄に思います」とコメント総合司会の大東俊介さん。「今回のイベントは和の魂、大和魂を伝えられる最高のイベント。日本男児として熱く盛り上げられるよう頑張ります」と想いを語った記者会見にはビデオレターで出演となった、総合司会の麒麟の2人。ゲーム好きで知られる川島明さんは「ゲームのイベントはあっても戦国ものに限ったこれだけのイベントはこれまでない。戦国ゲームファンは心に熱いものを持っている」とし、イベントを盛り上げていくとアピールした
真田幸村の声を担当している草尾毅さん。6年近く演じ続けているという草尾さんだが、「どんどん規模が大きくなり、今回はこういったイベントとなった。とてもうれしく思っています」とコメント。また真田幸村の演技としては「戦いの中で目的意識を持った武将。その信念のようなものを、どんなセリフを言っている時も忘れないようにしています」と語った織田信長の声を担当する小杉十郎太さん。小杉さんは「随分長く織田信長役をやっており、すでに信長が僕に乗り移っているような気がします。イベントもワクワクです。さいたまスーパーアリーナを熱く熱くしたいと思っています」とコメント今回、テーマ曲を歌うこととなったPhoenix 2:00AM feat.Ami Suzuki。メンバーは鈴木亜美さん、DJ KOOさん、motsuさんの3名。DJ KOOさんは「ダンスミュージックの無双奥義を決めたいと思います」と語った
武田信玄役として戦う全日本プロレスの武藤敬司さん。「プロレスをより多くの人に知ってもらえる事を生き甲斐にしている自分にとっては最高の舞台。最高のアーティストに囲まれて最高の試合をします!」と力強く語った織田信長として戦いに挑む新日本プロレスの蝶野正洋さん。「エンターテイメントのメインとしてプロレスを扱ってもらえて非常に感謝しています」と挨拶し、「自分は歴史に対して勉強が不足していますので、今回のイベントを通じて、3歳の子供とゲームを通して歴史に関心を持っていきたい」と続けた総合司会の杏さんと大東さん、声優の草尾さんと小杉さんによるフォトセッション。発表会では最後に、今回のイベントの決めゼリフ「いざ、出陣!!」を出演者全員で叫び締めくくった
姫武将の水野裕子さん(3月6日のみ出演)。稲姫役を演じる。「姫武将ということで姫の美しさ華麗さ、武将であるという強さをうまく表現できたら」と意気込みを語った姫武将として甲斐姫を演じる次原かなさん。「甲斐姫はすごく可愛らしい容姿とは裏腹に男勝りで日本版ジャンヌ・ダルクとも言える存在ですが、イベントでは戦場の華となれるよう頑張りたいと思います」とコメント会場には、甲冑工房丸武産業による「武田信玄 二枚胴具足写」と「織田信長」の甲冑が展示されていた

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※画像は会場のイメージ図です。実際の装飾とは異なる場合がございます。
※出演者は予告なく変更になる場合があります。

(2010年 1月 7日)

[Reported by 船津稔]