バンダイナムコ、「ソウルキャリバー Broken Destiny」
防具破壊の駆け引きをより熱くする新システム
「アクティブパージ」の情報を公開


8月27日 発売予定

価格:6,279円

CEROレーティング:C(15歳以上対象)


 株式会社バンダイナムコゲームスは、PSP用武器格闘アクション「ソウルキャリバー Broken Destiny(ブロークンデスティニー)」の発売日を8月27日に決定した。価格は6,279円。CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 「ソウルキャリバー Broken Destiny」は、全世界累計1,100万本を突破している武器格闘アクションゲーム「ソウルキャリバー」シリーズの最新作。第3報となる今回は、新システム「アクティブパージ」の情報を中心に、新たに参戦が決定した6人のレギュラーキャラクターのプロフィール、「クリエイション」などの情報をお届けする。

【キービジュアル】



■ 新システム「アクティブパージ」

 「アクティブパージ」は、「ソウルキャリバー Broken Destiny」で新たに導入された新システム。自ら防具を破壊するという荒業で、破壊後は相手から受けるダメージが上がることと引き替えに、「ソウルゲージ」を回復させることができるという。また、発動時にはガードインパクトと同様、相手の攻撃をはじく効果があり、戦略的に組み込むことができれば戦局を優位に傾かせることも可能だという。

 ソウルゲージは、「ソウルキャリバーIV」に搭載されていたシステムの1つで、相手の攻撃をガードし続けるとソウルゲージが青から赤に変化し、赤く点滅した状態になってしまうと「クリティカルフィニッシュ」の発動条件をクリアされた状態を意味する。クリティカルフィニッシュは、文字通り決まれば相手の体力に関係なくK.O.勝利となる一撃必殺の攻撃だ。

【「アクティブパージ」】
相手から受けるダメージが上がってしまうというデメリットはあるが、上手く使えば一撃必殺である「クリティカルフィニッシュ」を回避することができる!?


■ 爽快なシステムに進化した「クリティカルフィニッシュ」

 “ソウルゲージが赤く点滅している相手にA+B+Kで出せる「クリティカルフィニッシュ始動技」を当てる”……本作ではこれだけの動作でもクリティカルフィニッシュを発動させることができるようになった。各キャラクターのクリティカルフィニッシュ始動技は、個性的で威力も強力となっている。ガードさせた場合には、相手のソウルゲージの消費量も多く、相手に大きなプレッシャーを与えて闘いを有利に進めることができるようだ。

 「ソウルキャリバー Broken Destiny」では、クリティカルフィニッシュ発動技を当てる、ソウルクラッシュを狙う、体力を奪って倒す……。8way-runやガードインパクト、アクティブパージなど、あらゆるバトルシステムを巻き込んだ一瞬たりとも気が抜けない、壮絶な駆け引きを楽しむことができるという。

【「クリティカルフィニッシュ発動技」】
「ソウルクラッシュ」は「ソウルキャリバーIV」同様健在だが、「クリティカルフィニッシュ」の発動は“ソウルゲージが赤く点滅している相手にA+B+Kで出せる「クリティカルフィニッシュ始動技」を当てる”だけでよくなった。これにより、より簡単にクリティカルフィニッシュを決めることができるようになった
【ジークの「クリティカルフィニッシュ」】
【アイヴィーの「クリティカルフィニッシュ」】
【マキシの「クリティカルフィニッシュ」】


■ 「クリエイション」の新機能

 多彩なパーツの組み合わせでオリジナルキャラクターを作ることができる「クリエイション」。性別、髪型、服装、声、各部の色まで、きめ細やかなカスタマイズができるのはもちろんのこと、本作には新たな新機能を搭載している。これにより、よりプレーヤーの想像力をかき立てる、シリーズ最高の自由度を誇るクリエイションを実現したという。また、キャラクターのポーズや位置だけでなく、サムネイルのフレームや背景も自由に設定し撮影することができるようになった。撮影したサムネイルは、キャラクター選択時や対戦時に反映されるという。

【新機能:パーツの位置や大きさ、角度の調整】
メガネや髪飾りなどのパーツは、細部まで調整することが可能となった。パーツ1つに対して9つもの調整項目が用意されている

【クリエイション】
シリーズ最高の自由度を実現したというクリエイション




■ キリク(Kilik)

キャッチコピー:紅蓮の浄火
年齢:23歳
出身:不明(明/真行山臨勝寺で育つ)
身長:167cm
体重:63kg
生年月日:2月9日
血液型:A型
使用武器:棍
武器名:滅法棍(メッポウコン)
流派:真行山臨勝寺棍法奥伝
家族構成:臨勝寺で育てられるが姉同然だったシャンレンを含めてキリク自らが全員を殺害
      師匠・エッジマスター(本名不明)




■ タリム(Talim)

キャッチコピー:無垢なる風の行方
年齢:15歳
出身:東南アジア/風奉りの集落
身長:144cm
体重:42kg
生年月日:6月15日
血液型:不明
使用武器:叉刃拐(サジンカイ)×2
武器名:ロカ・ルーハ、シィ・サリカ
流派:風奉りの奉納剣舞
家族構成:父・サンプット。母・リディ。祖母(集落の最長老)・カラナ。鳥・アルン




■ 吉光(Yoshimitsu)

キャッチコピー:初代万字党首領
年齢:不明
出身:黙して語らず(日本/富士山麓)
身長:不明
体重:不明
生年月日:不明
血液型:不明
使用武器:日本刀×2
武器名:妖刀吉光
流派:万字忍術
家族構成:一族は時の権力者に虐殺された
      現在はともに戦う義賊・万字党の仲間達がいる




■ ロック(Rock)

キャッチコピー:猛き野獣の牙
年齢:42歳
出身:イングランド王国/ロンドン(新大陸育ち)
身長:176cm
体重:85kg
生年月日:12月14日
血液型:不明
使用武器:ジャイアントメイス
武器名:オンスロート
流派:我流
家族構成:両親の消息は不明
      育てていたネイティブアメリカンの孤児・バングーは先日成人




■ エイミ(Amy)

キャッチコピー:彷徨の夜光蝶
年齢:不明
出身:フランス王国/ルーアン
身長:不明
体重:不明
生年月日:不明
血液型:不明
使用武器:ソードレイピア
武器名:アルビオン
流派:ソレル・ラピエレ
家族構成:義父・ラファエル
      本当の両親は不明




■ ザサラメール(Zasalamel)

キャッチコピー:時の彼方を望む者
年齢:転生を繰り返しているので不明
出身:転生を繰り返しているので不定
身長:此度の生においては180cm
体重:此度の生においては77kg
生年月日:此度の生においては5月5日
血液型:此度の生においてはB型
使用武器:デスサイズ
武器名:カフジエル
流派:我流
家族構成:家族というものを失って久しい




【クレイトスのストーリー】

『オリンポスの神々は私を見捨てた……もはやこれまでだ』 ……クレイトス


 その男は1人、古代から伝わるという文献を漁っていた。彼は、もう何日も暗くかび臭いこの書庫に篭もり続けているのだった。ロウソクが燃え尽きる度、僅かな時間さえも惜しがるように素早く、新しいロウソクに火をともす。その目は何かに取り憑かれたかのようにぎらぎらとしていた。実際のところ、彼は狂気に捕らわれていた。復讐と……権力、そして名声への渇望という狂気に。精神と体が崩壊しようとしている時、彼はついに捜しているものをみつけた。それは失われた古代の軍神を現世に召喚する、禁断の術であった。

 古き神の名はクレイトス。ギリシャの戦いの神アレスからその座を奪いとったとされている神。その力ならば、彼が渇望している復讐を可能とするだろう。復讐が成就した暁には、彼の元に信徒は集い、再び教団を復興できるに違いない。そして何より、この召喚の実現そのものが偉業であり、彼の名を不動のものとするに違いなかった。

 男が纏う薄汚れた衣。その襟首から覗いているのは、絡み合った蛇を象った金属の環。砂漠の地下で人知れず息づく邪教集団「フィグル・セステムス」の証だった。自らが産み出したアスタロスによって、かつて栄えた教団は壊滅へと追い込まれ、今や消滅の危機に瀕していた。半数以上の座長神官を失った上、生き残った者たちも保身に走っていた。教団内部での抗争が激しくなり、権力をめぐってお互いがお互いを噛み殺していたのだ。リザードマン達を産み出し、巨人アスタロスを産み出し、死の遣いの召喚に成功し、鋼鉄の乙女を造り出した「フィグル・セステムス」は、その技術故に死に逝こうとしていた。

 地下深くで秘密の儀式を執り行なう男の手には、ソウルエッジの欠片が握られていた。大神官が遺したであろうこの品の力を増幅することで儀式は成り、時空の扉を開いて古の軍神を、この時代に呼び寄せることができると。本来なら数多の術師の力が必要となるこの儀式を、男は類い稀なる精神力を以て、1人で成し遂げようとしていた。彼の欲望は、その狂気によって純粋なまでに研ぎ澄まされていたのだ。

 やがて時は満ち、男の願いは成就する。ブレイズ・オブ・カオスを手に、埃渦巻く地下深くの玄室へと現れたクレイトスの姿が、彼の眼に映った最後の像となった。軍神クレイトスからの褒美は、過去クレイトスと遭遇した数多の者と同じく、死であった。

 冷たくなっていく屍を背に、クレイトスは周りを見渡す。術に使われた方陣や、男が手にしていた羊皮紙の記述から、彼は自分が時代を異にする場所へと呼び出されたことを読み取った。ソウルエッジの破片が鈍い光を放つ。破片は死んだ男の狂気を吸い取り、その力を増していた。ソウルエッジの習性であろう、破片はさらなる餌食を求めていた。軍神クレイトスが持つ力は、ソウルエッジが求めるに充分だった。破片は囁いた。お前の望みを叶えるため、我に数多の魂を捧げろと。

 お前の力があれば、簡単なことだ……。

 破片を手にしたクレイトスは自分の中に力が漲るのを感じた。ソウルエッジがクレイトスの精神を操作しようとし、軍神はソウルエッジの意思と戦う。だが所詮破片1つでは、軍神クレイトスには及ばない。クレイトスはすぐさま圧倒し、欠片から真実を読み取る。様々な映像が彼の脳裏を横切り、クレイトスは、ソウルエッジとそれに相対するソウルキャリバーの力のみが彼を元の時代に戻すことができると知った。

 クレイトスが地下から砂漠へ出たとき彼は、西へと飛ぶ流星の群れを目に留めた。その1つ1つがソウルエッジの破片であることを見抜き、クレイトスもまた西へと向か……。



【ステージ】
チャレンジ・オブ・ゴッド
追憶の塔・兆し(きざし)
追憶の塔・侵食


(C)1995-2009 NBGI
God of War (C) and TM Sony Computer Entertainment America Inc.
※画面は開発中のものです。

(2009年 7月 17日)

[Reported by 志賀康紀]