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パロット、「Bebop Drone 2」を発表。価格67,500円(税抜)
再設計により、飛行時間25分を実現。前作の倍以上!
(2016/3/1 17:44)
パロットは品川プリンスホテルにて新型ドローン「Bebop Drone 2」の日本国内の発売を発表した。「Bebop Drone 2」は本日より予約受付を開始し、3月下旬発売。価格は本体のみで67,500円(税抜)。スティックコントローラーのSkycontrollerセットが102,500円(税抜)。
「Bebop Drone 2」は、日本では2015年4月に販売を開始した「Bebop Drone」の後継機となる。本体の大きさは変わらず、重量は100g増加し500gになったものの、部品を一新し、特にバッテリーを改良したことで倍以上の約25分の飛行時間を実現した。
カメラも取り付け位置が変化し、操作することで“真下”の撮影が可能になり、地上部分にフォーカスした撮影ができるようになった。プロペラは障害物に触れるとすぐ回転を止める機能を追加することで、プロペラを保護するガードはなくなった。
Skycontrollerはバッテリー容量などがLEDで表示されるなどの基本的なデザインは変わらず、操作範囲も2kmと前作と変わらないものの細部のデザインが変更されている。アンテナ部分が大きくなり、ボタンなども位置が変わっている。
発表会では有料のアプリケーション「フライトプラン」と、本体のGPSを使うことで飛行ポイントを指定してのフライトや、スカイコントローラにヘッドマウントディスプレイを接続した1人称視点での飛行なども紹介された。
また、SDKを活用しいくつかのメーカーが「Bebop Drone 2」を使ったソフトウエアを作っていることも紹介された。「Pix 4D」はカメラで撮った地形を3Dグラフィックス化して立体のマップデータとして使用できるようになる。「Bebop 2セルフィーアプリ」は、「Bebop Drone 2」を使用し自由な高度、角度で“自撮り”ができる。この2本のアプリは近日販売されるとのことだ。
「Bebop Drone 2」はこれまでのパロットの製品同様、スマホやタブレットを傾けるだけで簡単に操作できるその間口の広さが最大の魅力だ。マルチコプターでは、“ドローン”を名乗る商品が多いが、実際にはただのトイラジコンが多い。しかしパロットの製品は実際に飛行ロボットとして非常に優秀で、他のメーカーの追随を許さない。
風が吹いてもきちんとその場を維持するし、GPSが搭載されているものはマップ上でポイントを指定した飛行も可能だ。「Bebop Drone 2」はカメラと本体が一体化しているため、カメラの自由度そのものは制限されるものの堅牢性、安定性に優れている。前作以上の安定性と飛行時間を実現した「Bebop Drone 2」は人気を集めそうだ。