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PS4「Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜」、声優・清都ありささんインタビュー

清都さん演じるチュートリアルキャラクター「宇早紀(ウサギ)」の魅力とは?

3月25日より正式サービスを開始予定

 ライオンズフィルムのMMORPG「Weapons of Mythology」は、台湾Gamemagが開発するMMORPGだ。本作はWindows向けのサービスを行なっていたが、2015年12月に一旦サービスを休止、プレイステーション 4向けに本作のインターフェイスを改良、様々な追加要素、調整を行ない「Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜」として、3月25日より正式サービスを開始する。Windows版も2016年に再開予定だ。

 この新たな「Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜」の注目ポイントの1つがチュートリアルキャラクター「宇早紀(ウサギ)」だ。彼女はかわいらしい女の子で、プレーヤーを「応援する存在」として序盤の操作法などゲーム要素の紹介をサポートしてくれる。声優には清都ありささんを起用、かわいらしい声で大活躍してくれる。“宇早紀ちゃん”はチュートリアルのみならず、ペットキャラクターとしても冒険者と共にある存在となるという。

 今回、清都さんにインタビューを行ない、キャラクターへの想い、声優、キャラクター表現へのこだわりを聞くことができた。そしてライオンズフィルム コンシューマー戦略チーム マネージャーを務める美土路光氏にも宇早紀の概要を聞いた。

【宇早紀(ウサギ)】
「宇早紀(ウサギ)」ゲーム開始時のチュートリアルガイドキャラクターとして登場し、チュートリアル終了時にペットとして獲得することができる。ペットとして呼び出すと、プレーヤーの周囲についてまわり、能力の上昇や周囲のアイテムを集めるなどの効果があるという

プレーヤーを導き、応援してくれる「宇早紀(ウサギ)」への清都さんの想い

――清都さんは声優としてお仕事をして何年になるでしょうか? そしてこれまで声優として特に印象に残っている思い出はありますか?

声優の清都ありささん
ライオンズフィルム コンシューマー戦略チーム マネージャーを務める美土路光氏
清都さんが演じる宇早紀。“仙兔の娘”であり、修行によって得た人化の術により、自由に人間の姿になることができたが、イタズラが過ぎるため罰として黄龍真人によって仙兎としての力を封印されてしまう。しかし冒険者の協力を条件にその力を戻すこととなり、冒険者をサポートする
SDキャラクターのデザインも用意されている
今回のインタビューを記念してサイン色紙をプレゼント。後日募集を行なう

清都さん: 声優となって4年です。声優としては今でもずっと試行錯誤で、やる役はもちろん現場によって空気は全く違い、求められるものも変わってきます。演じるキャラクターにはどんなことを考え、どんなことを望んでいるのか、そしてどう演じれば“生きている人物”と感じてもらえるか……そういったことを考え演じています。

 強く印象に残っているのは、やはりデビュー作ですね。「超速変形ジャイロゼッター」で、美輪沙斗理(みわさとり)というキャラクターだったのですが、そのときの私とすごくリンクするところがあって、沙斗理がすごく悩むエピソードで先生から導いてもらうんです。沙斗理に強く共感しました。アフレコすら初挑戦で挑んだ作品なので、本当に色んな事を教えていただきました。

 4年たって成長したかといわれるとよくわかりませんが、周りを見ることはできるようになったかな。以前は猪突猛進で、自分の演技だけで精一杯でしたが、それよりは少しは見えるようになった……かな(笑)? 周りが少し見えるようになって、改めて他の声優さんのすごさは実感してます。そうくるのかとか、そういう演技するのかとかどの現場でも、どの作品でも感じています。

――一方ゲームでは1人で収録し、他の人との掛け合いはありません。やはりアニメとは違いますか?

清都さん: 「Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜」の宇早紀ちゃんはプレーヤーに語りかける存在なので、掛け合いセリフはなかったです。ただ他のゲームの場合は、相手となる方のセリフもしっかり読み込んで、自分なりにどのように来るか予想して、それに対する受け答えをします。

――ゲームの場合、設定なども最小限で役に臨まなくてはならない場合も多いと思いますが、キャラクターを理解する方法としては、どのようになさっていますか。

清都さん: 聞きます。とにかく聞きます。今回はディレクターの方でしたが、脚本や設定の方など、現場に立ち会うこのキャラクターを産みだした人に色々なことを聞きます。自分の理解は間違っていないか、このことに関してキャラクターはこう考えていると私は思うが、間違っていないか……。キャラクターを生み出し、理解している人に聞くことで、キャラクターを理解できると思っています。

 キャラクターを生み出した人の思いに対して、自分の中の思いや、テクニック、演技でできるだけ近づけたいと思っています。やはり、そのキャラクター自身が持っている思いに私の声が近づけるためには、やはりキャラクターを生み出した方に聞くことが必要だと思っています。人となりや、こういうときにこういう反応をするといったイメージを持っているのは、キャラクターを作った人だと思うんです。

――今回、宇早紀ちゃんの収録を終えて、彼女に対して理解が深まったところという部分はありますか?

清都さん: 彼女は修行を重ねて人間に化けることができるようになった兎ですが、失敗してしまった罰にその能力を奪われてしまうんです。そしてもういちど人間に変身できるようになるためにプレーヤーを助けるんです。キャラクターとしては人間のような格好をしていますが、ウサミミが生えています。

 演じてみて感じたことは、最初に思っていたよりずっと人間的なキャラクターでしたね。感情の起伏が豊かで、プレーヤーである“ご主人”を元気で引っ張っていくキャラクターです。特にプレーヤーとは“ペットキャラクター”としても関わっていきます。

 ペットとしては4段階の親密度があり、親密度が低い場合は結構辛辣な反応もします。全体的にかなり感情豊かですね。口調は丁寧ですが、感情を前面に出して「もーなんなのー!」という感じで、プレーヤーに感情をぶつける場合もあります。親密度が上がってくるとプレーヤーを“認めて”くれるようになります。プレーヤーのがんばりを、宇早紀ちゃんがきちんと認めてくれる。「ご主人も強くなったね」、「さすがだよご主人!」みたいな感じです。

――美土路さんにお聞きしますが、以前の「Weapons of Mythology」ではチュートリアルキャラクターはいなかったですよね? ある意味新しい「Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜」を象徴するキャラクターとして、宇早紀ちゃんを入れた、ということでしょうか。

美土路氏: やはり、ゲームの楽しさを伝えるキャラクターという役割を担ってもらう、ということを強く意識しました。ただプレーヤーに操作方法などを教えるのではなく、宇早紀ちゃんと一緒に楽しみながら学べる様にしたつもりです。

清都さん: チュートリアルではプレーヤーさんをずっとほめるのが印象的でしたね。「すごいね!」、「やったね!」みたいに、すごくプレーヤーを応援してくれるんですよ。しかも今回いただいた台本は80ページもあって、私が担当したこれまでのゲームキャラクターに比べて、はるかにセリフが多かったんです。

 かなりのボリュームだったので、最初は「録りきれるかな」と思ったんですが、やってみたら楽しくてあっという間で、「もう終わり?」という感じでしたね。収録は4時間ほどでしたが、きちんと休憩もいただけたので。

――80ページの収録には、現在はまだコンテンツとしては使用しない“謎のセリフ”もあるそうですね。台湾の開発者も日本の声優さん大好きなので、清都さんの声でコンテンツを作ってくれる、なんてこともあるかもしれません。

美土路氏: ディレクターがぜひに、といって収録させていただきました。今後いただいた音声を元にコンテンツを作る、ということもあるかもしれません。

清都さん: どんな音声かはここではいえないのですが、すごく面白いセリフも入れました。私の声が基になって新コンテンツなんて……夢のようですね! セリフの中にニンジンに関するものがあったので、ニンジン関連のクエストとか、アバターを作って欲しいです。もちろん必要な音声があれば、また収録させていただきます!

 それと、台湾は行ってみたいです。ご飯がおいしいイメージがあるので(笑)。

――宇早紀はまずPS4版で登場ということですが、Windows版でも彼女と出会えるんでしょうか?

美土路氏: PC版は今後2016年に再スタートという形になります。その際には、もちろん宇早紀も実装されます。サーバーはPS4とPC版のユーザーが同じサーバーで遊んでいただける予定です。

――清都さんは、宇早紀を演じるに際してて、気をつけたことはありますか?

清都さん: ちゃんと受け入れてもらうにはどうすればいいのかは考えました。最初にゲームの魅力を語るキャラクターなので、やはりいい印象を持ってもらいたい。面白いゲームなんだから、宇早紀の印象で変な先入観を持ってもらいたくはない、ゲームを好きになってもらいたいから、がんばりました。

――清都さんはオンラインゲームの経験はありますか?

清都さん: ブラウザゲームやスマホのソーシャルゲームなんかはプレイしてます。知らない人を仲間にしてそこからフレンドになったりはしてますけど、リアルタイムでパーティを組んだり、オンラインチャットまではしてないですね。

 「Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜」ではぜひ遊んでみたいです。友達ができればうれしいですねえ。ネットの中で待ち合わせしたり(笑)。「Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜」は、強力な武器「レリック」を装備すると、キャラクターがキラキラになるというのは、魅力的ですねえ。宇早紀ちゃんをぜひペットにしたいですね。

――ペットとして連れ歩くと言うことは、清都さんが演じるキャラクターとずっといる、。……100時間とか、それ以上の時間をプレーヤーさんと一緒にいるキャラクターを演じると言うことに関しては、どう思われますか?

清都さん: ……そうですねえ、わー! 考えてみればすごいことだと思います。今回の収録では本当にセリフがいっぱいあったので、1つの親密度でも本当にたくさんあって、全部聞いてもらえればうれしいです。本当にたくさんあったんですよ。普段からテンション高めのキャラクターなので楽しいと思います。

――今回のインタビューで、ゲームの中の宇早紀ちゃんの声を聞きたい、と思った人も多いと思います。そんなプレーヤーになる方達へのメッセージをお願いします。

清都さん: 「Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜」のチュートリアルはわかりやすく、楽しいものになったと思います。宇早紀ちゃんをパートナーとして、楽しく、いっぱい遊んでもらえる様にたくさんのボイスを録りました。魅力的なゲームにきちんと華を添えられていればいいなと思いますので、一緒に冒険の世界に旅立って下さい。よろしくお願いします。

【収録風景】

(勝田哲也)