ニュース

東大とコラボした舞台「アルカナ・ファミリア Valentino」が開幕

ゲームの2.5次元化から、女性ゲーマーの動向を研究

1月20日~27日

会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

 東京大学がライブ・エンターテイメントの実践的研究として協力している、舞台「アルカナ・ファミリア Valentino」が明日1月20日から、東京・池袋にあるあうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)で上演される。上演期間は1月20日から1月27日。チケットは全席指定で、「剣のセリエ席」(特典付き)8,500円、「聖杯のセリエ席」7,000円、「金貨のセリエ席」6,500円、「棍棒のセリエ席」6,000円。

 「アルカナ・ファミリア」シリーズはPSP向けの“乙女ゲーム”として発売された恋愛アドベンチャーゲーム。現在までに4タイトルがシリーズとして発売されると同時に、ドラマCD、書籍、アニメと幅広くメディアミックス展開をし、人気を博している。舞台化は今回が初。舞台は原作とは違うオリジナルストーリーながら、原作と同様にカットラスや日本刀、2丁拳銃を使った殺陣アクションもある。

 さらにエンディングはゲームのマルチエンディングを意識した日替わりとなっている。演出は、「遺産相続」や「マルモのおきて」といったテレビドラマを手掛けてきた八十島美也子氏。

 東京大学の馬場研究室では、「ゲームキャラクターの2.5次元化」に注目し、女性ゲーマーの存在と動向を研究するために、今回の舞台化に協力している。ゲームの舞台とコラボするのは「CLOCK~終焉の一秒~Re-verse-mind」に続いてこれが2度目。いずれも乙女ゲームが対象になっている。今回の舞台ではアンケートなどで女性ゲーマーのゲームへの接し方やコミュニティのあり方などを調査する。

「アルカナ・ファミリア Valentino」

(キャスト)
フェチリータ:中田美優
リベルタ:大島崚
ノヴァ:大海将一郎
デビト:校條拳太朗
パーチェ:小林涼
ルカ:北村健人
ジョーリィ:塩口量平

(スタッフ)
脚本:石橋大樹
演出:八十島美也子

(ストーリー)
 地中海に浮かぶ豊かな島―レガーロ島―を守る自警組織「アルカナ・ファミリア」。不思議な力を持つ「タロッコ」との契約を結び、「アルカナ能力」を持つ組織の構成員らは、今日も島を全ての災厄から守っている。

 ある日、パーチェによって集められたアルカナ・ファミリアのメンバーは「アルカナベリッシモinバレンティーノ」の開催を告げられる。アルカナ・ファミリア選抜メンバーとワイルドカード枠の1名を加えた7名でレガーロ島NO.1ベリッシモ(イケメン)の座を競うこのコンテスト。なんと優勝者(NO.1ベリッシモ)には「フェリチータからのキス」が!俄然やる気になったメンバーは、それぞれ準備へ取り掛かる。……彼らを監視する“謎の影”には気づかずに。

(クラフル)