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【スマホアプリ今日の1本】「スクラビー・ダビー」 清潔感あるせっけんパズル
「キャンディークラッシュ」と異なるセオリーを生むKing最新作
(2015/12/23 00:00)
「スクラビー・ダビー」の3大ポイント
・“スライド”でマッチさせていくパズルゲーム
・スライド方式が「キャンディークラッシュ」とは違うセオリーを生んでいる
・既視感は強いが、演出とビジュアルで引きませるタイトル
Kingといえば、「キャンディークラッシュ」に「ファームヒーロー」、「ペットレスキュー」などに代表されるカジュアルパズルゲームを得意とするメーカーで、大体のタイトルにおいてステージクリア型を採用し、配信後も続々とステージを追加していくことでプレーヤーが長く遊べるようになっている。
一連の作品は海外ではタイトル名のおしりに「Saga」が付いており、徐々に難しくなっていくステージが延々と続く様子をこの「Saga」の一言で端的に表わしており、この部分がKingタイトルの特徴だ。
日本では諸事情によって「Saga」の表記は外されてしまっているが、そのラインナップの最新作がAndroid/iOS「スクラビー・ダビー」だ。
「スクラビー・ダビー」は、「せっけん」がモチーフとなったカジュアルパズル。画面上に敷き詰められたせっけんを1行/1列ごとスライドさせ、同じせっけんを3つ以上マッチさせて目標を達成していく。
「キャンディークラッシュ」と同様に、本作には目標点数を達成する、プレイ画面上にポップアップする「友だち」を助ける、ステージ上を覆う「泡」をすべて消すなど様々なクリア条件があり、一定数ステージを進むごとにお邪魔要素が増える。
またせっけんはまとめて4つ以上消すと特殊せっけんに変わるというのも「キャンディークラッシュ」と同様で、1列/1行をすべて消す、周囲1マス以内を消すことができるようになる。またこれら特殊せっけんを隣同士に持ってくると、より強力な効果を持つせっけんへと変化する、といった特徴もある。
基本的には「キャンディークラッシュ」と同じ3マッチパズルなので、プレイも同じようなものになるかと思われたのだが、スライド方式を採用することで動かし方のセオリーが全く異なっており、1マス交換の3マッチパズルに慣れているほど最初は困惑するものになるだろう。
筆者もマッチの方法に慣れるまで時間がかかったのだが、コツがわかってくると本作ならではの楽しさも生まれてきて、ついついクリアしたら次のステージ、クリアしたら次のステージと歩みを進めていた。これには本作の軽快な演出も一役買っており、せっけんを消せばぶくぶくっと消えていき、クリア時には水でステージが洗い流されて、全体的に清潔感がある。お菓子にまみれて甘みたっぷりの「キャンディークラッシュ」とは、この点で大きく異なると言える(笑)。
「キャンディークラッシュ」と大体の流れが一緒ということで既視感は拭えないが、パズルの根本を「スライド方式」にアレンジすることで、また新しい印象のゲームになっている。ビジュアルもかわいいので、「キャンディークラッシュ」が好き、「ファームヒーロー」が好きという方は、ぜひプレイしてみるといいだろう。