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息詰まる屋内戦の駆け引き、「レインボーシックス シージ」

FPSの猛者達による、すさまじい緊張感でのエキシビションマッチ

11月3日 開催

会場:ベルサール秋葉原

入場料:無料

 ユービーアイソフトのプライベートイベント「UBIDAY2015」の目玉の1つ、「レインボーシックス シージ」は15台もの試遊台を出展していた。試遊台では2種類のルールがプレイでき、先日の「Xbox One 大感謝祭 2015」でも出展していた5対5の対戦プレイに加え、今回新たに5人でのCo-opモード「テロリストハント」もプレイできた。

ヘッドセットをつけて、連携して戦うことができた
かなりの緊張感を体験できる
特殊能力を持つ隊員達から1人を選ぶ。同じ隊員は選べないので、役割分担が重要だ

 「レインボーシックス シージ」は、プレイステーション 4/Xbox One/Windows用タクティカル シューター。12月10日発売予定だ。世界中の軍隊から集められた秘密のカウンターテロ部隊「レインボー」の活躍を描く。トム・クランシー原作の作品で、1998年にシリーズ第1作が発売された長い歴史を持つシリーズ作品だ。

 「レインボーシックス シージ」は、建物に立て籠もるテロリストと、そこを強襲するテロ部隊というのが基本の要素となっている。一瞬の判断ミスが命取りで、すぐに倒されてしまうという、シリーズ初期のシビアなゲームバランスを受け継いでおり、非常に緊張感をもたらすゲームとなっている。

 「テロリストハント」は5人での協力プレイで、プレーヤーはカウンターテロリスト部隊として、建物の中に設置されている2つの爆弾を解除する。隊員はそれぞれ特殊能力を持っており、対弾効果を持つ盾を持っている者や、スレッジハンマーで建物の壁を壊せる者、心音センサーで壁の向こうを探知できる者などがいて、プレーヤーは彼らから1人を選び、5人のチームとして行動する。

 カウンターテロリスト部隊は特殊能力以外にも様々な装備を持っている。カメラがついたドローン、建物に引っかけ上ることができるロープ、敵のトラップは近接攻撃で破壊できる。これらの能力と特殊能力を駆使して戦う。敵はどこに潜んでいるかわからず、撃たれればすぐに倒されてしまう。倒されても仲間が近くにいれば蘇生してもらえるが、敵に対処しなければそのまま助けにいった人も倒されかねない。慎重に、お互いの死角をカバーするように移動していかなくてはならない。

 「レインボーシックス シージ」の大きな特徴として「壁の破壊」がある。木の板でふさがれた窓や、モルタルの壁など、マップには意図的に弱い部分があって、これを破壊することで入り口にできる。しかしこれらの壁は弾丸も通してしまうので、壁を壊そうとして近づき撃たれてしまうこともある。時には敵テロリストが壁を壊して強襲してくることまである。

 「テロリストハント」のクライマックスは爆弾の解除時にある。爆弾は電子装置で解除するのだが、1分の時間がかかる。この時テロリストがこれを阻止しようと四方八方から襲いかかってくるのだ。プレーヤー達は立て籠もり、爆弾に敵が近づかないようにしなくてはならない。30秒を越えた辺りから壁まで破壊して攻めてくるのでかなり焦る。

 今回筆者はヘッドセットをつけて5人でプレイしたが、皆で固まり、じりじりと進んだおかげで無事に2つの爆弾を解除できた。積極的に指示を出すリーダーに従いクリアできるチームや、各人がてんでんばらばらで動いて倒されてしまっていたり、チームごとに様相が大きく変わるのが面白かった。

【スクリーンショット】

達人の熱い戦いで、「レインボーシックス シージ」の真の魅力が明らかに

優勝トロフィーを手にしたユービーアイソフトアジア代表取締役社長のスティーヴ・ミラー氏
FPSファンに知られる有名プレーヤー達が集結
有名プレーヤー達の戦いと、熱の入った解説が会場を盛り上げた

 「レインボーシックス シージ」はイベントも行なわれた。1つは「メディア対抗戦」で、3つのメディアチームと、ユービーアイソフトアジア代表取締役社長のスティーヴ・ミラー氏の率いるユービーアイチームがトーナメント戦を行なった。優勝はユービーアイチーム。ミラー社長は前に出て倒されてしまったり、撃ち合いに混じれなかったりもしたが、他のメンバーと共に奮戦し、見事メディアチームに勝利した。

 もう1つが「エキシビションマッチ」。他のゲームの大会での猛者などFPSプレーヤーが一目置く有名プレーヤーが集まった「ドリームチーム」が集結し、5対5の対戦を行なった。彼らは「レインボーシックス シージ」の様々なシステムを活用し、上級者ならではのそして、本作ならではの戦いを見せてくれた。

 対戦では建物にこもるチームと、外から攻め込むチームで戦う。最初はドローンを使って建物内部に潜入する。建物は何カ所か隙間があり、攻め手はそこからドローンを侵入させ、内部の敵を見つけ、位置をマーキングする。守り側は侵入してくるドローンを拳銃で撃ったり、ドローンの操作を妨害するジャマーを設置して探知されないようにする。

 ドローンの攻防が終わると、いよいよ攻め手のチームの行動開始となる。ここで気をつけるのが監視カメラだ。建物の外のは監視カメラが数台あり、守り手はこの監視カメラを見ることができる。攻め手はまずこの監視カメラを破壊する。攻め手はそこから侵入経路、そしてタイミングを計る。建物は地上3階、地下1階で構成されていて、守り手チームがどこで待ち受けているかを予想しなくてはならない。

 突撃方法も様々で、数カ所から声を掛け合い同時に突撃する方法、片方がわざと大きな音を立てもう片方が潜入する方法、上から潜入し徐々に降りていく方法など様々な方法がとられた。声をかけて突入する際などはまるでアクション映画のようで、カッコ良かった。

 両チームの実力は拮抗しており、次第に防御側が有利であるのが見えてきた。地下にこもり、数カ所をうまく見張り、的確に敵を倒していく。敵の侵入経路に毒ガスのグレネードを置いたり、バリケードに電流を流して侵入を防ぐなど敵の足を止める様々なテクニックが見られた。攻め手も床を爆破して一気に潜入するなど、様々な駆け引きが見られた。戦いは1ラウンド終わるごとに攻守を変えるという方式で行なわれ、4ラウンド先取で勝利という形だったが、7ラウンドというフルラウンドで勝敗が決した。

 かなりの緊張感と、読み合いの楽しい戦いだった。この「レインボーシックス シージ」は実況中継で非常に盛り上がるタイトルだと感じた。戦いはさらに進化しそうだし、他のマップでの戦いも見てみたい。発売後の盛り上がりにも期待したい。

【対戦風景】
実力伯仲の戦い。特に右下の地下に繋がるハシゴの攻防がすさまじかった
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(勝田哲也)