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「Xbox One 大感謝祭 2015 東京」、出展作レポート

最新タイトルに触れられる! インディゲームも人気

9月26日開催

会場:
クラブex

 「Xbox One 大感謝祭 2015 東京」の最大の楽しいポイントと言えば、たくさんの試遊台である。「レインボーシックス シージ」、「Rise of the Tomb Raider」などの発売前のビッグタイトルから、「Happy Dungeons」、「KYUb」といったインディタイトルまで、非常に多彩なゲームを楽しむことができる。

 今回、「Xbox One 大感謝祭」で印象に残ったのは、インディタイトルの人気の高さだ。度のタイトルも楽しそうにユーザー達がプレイ待ちの列に並んでいる。今年のゲームショウのインディコーナーも大盛況だった。「インパクトのあるシンプルなゲームを!」という思いは、開発者も、ユーザーも持っているのかもしれない。「みんな“ゲーム”が大好きなんだな」というのは、会場を見ていて強く思った感想だ。

 本稿では会場の写真を中心に試遊タイトルをピックアップして紹介していきたい。開発者の話も聞くことができたので、その情報も盛り込んでいく。

レインボーシックス シージ

5対5の対戦が楽しめた

 「Rise of the Tomb Raider」と人気を2分していたのがユービーアイソフトの「レインボーシックス シージ」だ。発売は12月10日に決定した。テロ組織に立ち向かう世界から集められた対テロ舞台の活躍を描くタクティカルシューターである。

 会場では5対5のマルチプレイを体験できた。「レインボーシックス シージ」のマルチプレイは、隊員達が戦う“演習”となる。プレーヤーは個性豊かな隊員から1人を選んで戦う。今回は10人の隊員から1人を選ぶことができた。製品版では20人となるという。

 隊員は弾を防ぐ盾を展開できたり、ハートビートセンサーで壁の向こうの人を探知できたり多彩な特殊能力を持っている。またワイヤーを使ってのラベリングや、反動をつけて窓から部屋の中に飛び込むなど多彩なアクションができる。

 対戦では片方が部屋にこもるテロリスト役、もう片方がそれを襲撃するカウンターテロ部隊となる。正直初めて触るとその多彩な要素に目移りしてしまう。撃たれるとすぐ倒されてしまうシビアなゲームバランスで、初見ではちょっと難しいゲームだが、リアルな感触と、たまらない緊張感が味わえる。

Rise of the Tomb Raider

会場で1.2を争う人気だった

 「Rise of the Tomb Raider」は、前作「トゥームレイダー」から続く、“新しいララ・クロフト”を描くアクションアドベンチャーだ。今作の最大の特徴は、「積極的に探検に向かうララ」である。前作は事故に巻き込まれて生き残りの戦いを繰り広げたララだったが、今作では“トゥームレイダー(墓あらし)”として、遺跡に挑む。

 体験版の内容は「プレス事前体験会」のもので、プレーヤーは美しく危険な遺跡に挑む。足を罠にはさまれ、さらにスパイクの生えた板が迫ってくるといったエグイトラップも登場する。また水位が上がることで変化する仕掛もある。ギミックは古典的なものだが、最新の物理エンジンと、グラフィックスで圧倒的な冒険を楽しめる。

 次々襲いかかってくるトラップや、サソリがうじゃうじゃいるところを進む生理的嫌悪を起こさせる場面がある一方で、美しい遺跡を発見したときの喜びは、自分がララになったかのような気持が味わえる。ファンならば、「『トゥームレイダー』が帰ってきた!」と強く実感できる内容となっていた。

バイオハザード0 HDリマスター

味のあるグラフィックスが特徴的

 2002年にゲームキューブ版が出た「バイオハザード0」のリマスターバージョン。当時から美しいグラフィックスに評価が高かったが、リマスターでは美しく独特な雰囲気をきちんと再現している。

 通常リマスターはオリジナルとは異なるデベロッパーが担当することが多いが、今作ではオリジナルを担当したスタッフが集結し、こだわりのリマスターになっているという。元々本作は、ムービーやグラフィックスは、2002年当時の最高の画質で作られていたが、ハードの性能に合わせたものにしていた。言ってみれば、「バイオハザード0 HDリマスター」こそが、“開発者が思い描いていたゲームのクオリティ”だという。

 キャラクターモデルは新規に作り直し、ゲーム部分も現代の価値観に合うような調整を行なっている。ストーリーを楽しみたいという人向けに「イージーモード」も搭載しており幅広いユーザーに向けた作品となっている。開発者自身がリマスターを担当したという所でも注目ポイントだ。

Happy Dungeons

4人でのプレイも楽しめた

 トイロジックのアクションRPGでかわいらしいキャラクターが特徴。本作の楽しいところは世界観にある。救うためのプリンセスは敵に対してはきつい言葉を使うし、敵もユーモラスなセリフを話す。敵はプレーヤーを囲むように大量に出てきて、それをなぎ倒しながら進むのだが、わめきながら攻撃してくるなど敵の動きも凝っていて、楽しい。

 ゲーム部分もしっかりしている。本作は最大4人で遊べ、画面分割の4人プレイにも対応している。スキルの組み合わせで盾役やアタッカーなどがしっかりでき、濃密なパーティプレイが楽しめるように設計されているのだ。もちろんプレイテクニックを活かして1人で遊ぶのも楽しい。アイテムを1,000種類用意する上、DLCでもダンジョンを追加していくとのことで、どのように展開していくかに注目だ。

 会場では1人プレイに加え、画面分割での4人プレイも楽しめた。ニコニコ生放送でも本作のデモプレイが行なわれたが、仲間内で4人で遊ぶととても楽しい作品だ。

【たくさんの試遊タイトル】

(勝田哲也)