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「ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち」先行テスト体験レポート

今度はオンラインで最大4人のマルチプレイ! ゲームの一端をプレイ

2015年 正式サービス開始

価格:未定

 家庭用ゲーム機において人気を博し、ナンバリングタイトルとして5作品がリリースされている「ブレス オブ ファイア」シリーズ。その最新作「ブレス オブ ファイア6 白竜の守護者たち」がスマートフォン/タブレット(Android・iOS)/PCブラウザ用タイトルとして2015年にリリースされる。

 かつては1人用のRPGだったのに対し、本作では最大4人までのマルチプレイも可能なオンラインRPGとなっているのが大きな特徴だ。今回は、9月8日~15日の期間に一般から希望者を募り実施されていた先行テストに参加できたので、そのファーストインプレッションをお届けする。

【「ブレス オブ ファイア6 白竜の守護者たち」バトル紹介ムービー】

 本作は簡単なタッチ操作で派手な戦闘が楽しめるオンラインRPGだ。ゲームは人間をはじめ、オオカミ人間のようなウルバ族、羊人間のようなアルガル族など多種多様な種族が登場する世界を舞台に展開していく。

 ストーリーを追って戦うだけのゲームではなく、プレーヤーキャラクターのクラス変更、拠点となる場所「共同体」の発展、武器やアクセサリーの製作や強化など、さまざまなやり込み要素も用意されている。また、特定の部分までストーリーを進めると、ネットを介したマルチプレイも可能……と、内容的にはずいぶん遊びがいがありそうだ。今回は先行テストということでゲームバランスについてはまだ調整中、といった感じではあったが、それを踏まえてのプレイフィールなどを述べていきたい。

1人プレイと多人数プレイの使い分けでいつまでも遊べる!?

「シングルミッション」では、ミッションをプレイする際にストーリーも見ることができる。これらは任意のタイミングでスキップも可能
「マルチミッション」ではプレイのためのスタミナが不要。心ゆくまでバトルを楽しめるのがうれしい

 本作では、ゲーム開始直後に主人公たちの住む「ドラグニール村」が業火に包まれ、壊滅の危機に陥るという、衝撃的な幕開けで物語が展開。そこでは帝国軍による急襲とそれに立ち向かった「ムラオサ」である兄リュウの消失、さらには伝説上の存在だったはずの竜の登場、そして主人公(プレーヤーキャラクター)の覚醒……と、序盤から目が離せない。

 プレーヤーは、「ムラオサ」の弟、または妹という立場から新たな「ムラオサ」となり、村の再建を目指しつつ消息を絶った兄リュウを探すことに。そこで不思議な雰囲気をまとった吟遊詩人ペリドット、記憶を失った少女ニーナなど、様々な登場人物たちと出会う。物語の核心が見えない中での謎めいたストーリー進行に、思わず引き込まれてしまう。

 これらのストーリーを追うためには、「シングルミッション」と呼ばれるミッションをクリアしていくことになる。このミッション挑戦時には「スタミナ」というポイントが必要。「スタミナ」そのものは時間やレベルアップによって回復するほか、ゲーム内通貨「竜結晶」などを使用しても回復する。しかし、先行プレイの時点では1つのミッションで消費されるスタミナ量が意外に多く、さほど連続で遊ぶことはできなかった。

 しかし、これでゲームを思い切り楽しめないと考えるのは早計だ。「城下町」と称されたコンテンツでは、オンラインを介して複数のプレーヤーとリアルタイムに遊べる「マルチミッション」が用意されていて、そこではスタミナの有無に関係なく、いくらでもゲームを楽しむことができる。そのかわりなのだろうか、「マルチミッション」で遊べるのは専用のミッションのみになっていた。また、ガチャチケットである「常世の召喚符」や各種素材は入手できるものの、キャラクターを成長させるための経験値は入らないようである。

 キャラクターを成長させるなら「シングルミッション」、ガチャチケットや各種素材を集めるなら「マルチミッション」といった感じでプレイすることになりそうだ。

特定のシングルミッションをクリアすることで、徐々にコンテンツが開放されていく
「城下町」には、リアルタイムでオンライン状態のプレーヤーたちが集う。チャットでコミュニケーションを楽しむことも可能

戦闘パートは簡単操作で進行するバトル

プレーヤーキャラクターと共に戦ってくれる「フェロー」。装備は固定だが、レベルアップやリミット突破といった要素で強化される
「竜変身」を発動したときのプレーヤーキャラクターは無敵とも言えるほどの高い戦闘能力を発揮する

 戦闘パートは、「シングルミッション」においては「ムラオサ」と呼ばれるプレーヤーキャラクターと、そのお供キャラクターである3体の「フェロー」を含めた4人1パーティの編成で挑戦できる。戦闘自体はシンプルで、目標となるモンスターをタップすれば、あとはプレーヤーキャラクターと「フェロー」たちが、そのモンスターを撃破するまで自動的に攻撃を行なってくれる仕組みだ。

 攻撃中にほかのモンスターをタップすれば攻撃目標を切り替えてくれるほか、モンスターから離れた場所をタップすれば攻撃を中断し、その場から移動することも可能。とくに後者は敵の攻撃を回避する際に重宝するため、戦闘中は敵の行動をよく見ながら攻撃と離脱を繰り返すことになる。

 戦闘中にスキルアイコンをタップすることで各種スキルが発動。さらにはプレーヤーキャラクターのみが使用可能な「竜変身」といった特殊なスキルもあり、これらをうまく使用すれば、戦闘を有利に戦えるようになる。とくに「竜変身」はプレーヤーキャラクターの戦闘能力がケタ違いに高まり、あっという間に敵を蹴散らせるほどの力を発揮するようになる。敵を一掃できるため抜群の爽快感を味わえたが、発動するためには敵を撃破し、変身用のゲージ「DPゲージ」を一定量ためなくてはならず、使いどころがポイントとなる。

 「マルチミッション」における戦闘は最大4人までのプレーヤーが同時に戦える点と、「フェロー」がいない点をのぞけば基本システムは変わらない。「マルチミッション」ならではの特別な要素として「古竜召喚」があるが、これは画面右下にある「古代竜文字」がすべて光っているときに「竜変身」を行なうと、強力な竜を喚び出せるようになるというもの。残念ながら、今回のテストプレイにおいて筆者は見ることができなかったが、相当な強さを秘めているようなので、「竜変身」以上の一発逆転要素として期待できそうだ。

 なお「マルチミッション」は3人以下でもプレイすることが可能。キャラクターの強さに自信があるならば、あえて少人数でミッションに挑んでみるのも面白いだろう。

戦闘はセミオートだが、敵を指定しないかぎりは、どんなに近くにいる敵に対しても攻撃を行なわない。慣れないうちはこの点に要注意だ
「マルチミッション」においては、キャラクター1体ごとに1人のプレーヤーが操作する。うまく連携を取って強敵に挑みたい

シングルプレイの拠点「共同体」とマルチプレイ用ロビー「城下町」

「共同体」では、プレーヤーを強化するためのさまざまなメニューがある。それぞれの役割をしっかりと把握しておきたい
「城下町」には「共同体」にはない施設も用意されている。初めて訪れたなら、まずは一通り見て回るといいだろう

 本作のストーリーに絡むゲーム要素の1つに「壊滅させられた村を主人公たちが再建する」という目的が用意されている。その村というのが「共同体」で、ここではキャラクターの強化ができるほか、武器・アクセサリー・各種アイテムの購入や製作、仲間となるキャラクター「フェロー」のリミット突破などが行なえる。「共同体」と言うと少々わかりづらいかもしれないが、通常のRPGで言うところの「町」の役割を持ったものと思えばいい。

 「共同体」はストーリーの進行とともに施設の内容が充実し、製作できる武器やアクセサリーの種類が増えていく。また、柵や植物、ベンチなどを敷地に配置すれば「共同体」を美しく飾り付けることも可能。箱庭シミュレーションファンには特に人気が出そうな要素だが、自身の「共同体」に他のプレーヤーを招待できるようになれば、より盛り上がりそうだ。ただ、今回は残念ながらそのような機能は用意されていなかった。

 一方の「城下町」は、オンラインゲームのロビー的な役割を持った施設で、ストーリーをある程度まで進行させることで初めて利用可能となる。「城下町」においては、他のプレーヤーとの交流や、多人数用ミッション「マルチミッション」がプレイできるのが最大の特徴だ。

「マルチミッション」は、参加希望者をランダムで募るか、フレンドとプレイするかを選択可能。フレンドがいなかった筆者はランダムで何度か募ってみたものの、今回の先行プレイ体験は平日の昼間~夕方という人の少ない時間帯に限定されていたためか、あまり多くの回数をプレイすることはできなかった。もちろん、正式リリース後には相当な人数で賑わいを見せると予測されるので、マッチングに関してはほぼ心配ないはずだ。

 ほかにも、「城下町」では、「共同体」と同じように武器やアイテムに関連する各種施設が整っているほか、「竜結晶」を使用せずに「フェロー」を入手できたり、キャラクターを着飾らせるコスチュームが入手できる施設も用意されている。フレンドと集中して遊びたいときに、いちいち「共同体」を利用せずともその場で色々と調整できるようになっている。このあたりはオンライン主体のプレーヤーにとって非常にありがたいものとなるだろう。

寂しげな風景の「共同体」でも、装飾物を設置すると華やかに。本格的な環境向上に取り組むなら、装飾物を購入するため相応のゲーム内通貨が必要だ
「城下町」にある「召喚所」では、フレンドポイントを使って「フェロー」やコスチュームが獲得できる。フレンドをたくさん作っておこう

ストーリーは重厚、やり込み要素は濃厚なRPG

 そもそも「ブレス オブ ファイア」シリーズといえば、これまでが家庭用ゲーム機用タイトルだっただけに、それがスマートフォン用アプリとなることで、とくにストーリー部分がどのような変貌を遂げるか、というのが筆者がプレイする前にとても気になっていた部分だった。詳しくはプレイを楽しみにしていただきたいが、実際に遊んでみるとしっかりと深みのあるストーリー展開を感じられたので、その点は一安心だ。

 一方、ゲームを司るバトルの部分は、タップだけの簡単操作になっているせいかもしれないが、戦術的な深みはそれほどなかったように思えた。もっとも、プレーヤーを選ばないレベルで操作が単純化されていること自体は歓迎すべきか。また、主人公キャラクターや「フェロー」が成長すれば、強力なスキルが使えるようになり、戦闘の爽快感も増すというところは好印象と言える。

 それ以外にも、クラス変更、武器製作、フェロー収集など、やり込み要素が多いのはコツコツ派のプレーヤーにとってはかなり楽しめる部分なのではないだろうか。今回はオンライン要素もあるので、強力に育てたキャラクターで他プレーヤーと共に戦える、という点も、非常にワクワクできるポイントだろう。

 正式サービス版では、今回の先行テストのフィードバックを受けて内容が改善されるはずだ。続編を待ち続けていたファンはもちろん、やり込み要素の強いRPGを求めているプレーヤーにも、ぜひともプレイしてほしい。

【スクリーンショット】

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(泊 裕一郎)