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3DS「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」プロデューサー・早矢仕洋介氏に訊く!

3DSで生まれ変わった、新たな「セルダ無双」の魅力!!

9月17日〜20日 開催(17、18日 ビジネスデー)

会場:幕張メッセ

入場料:当日 1,200円(税込)

「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」プロデューサー・早矢仕洋介氏

 東京ゲームショウ 2015内コーエーテクモブースにて、「ゼルダ無双」シリーズの新作となる「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」がプレイアブル出展されている。「無双」ファンだけでなく、多くの「ゼルダ」ファンも待ち望んだ新作ということで、期待も大きい本作。その制作の指揮を執る早矢仕洋介氏に、会場でのインタビューに応えてもらった。

 ニンテンドー3DSというハードでの、新たな挑戦についてなど、氏の「ゼルダ無双」への思いに迫った。

3DSで一騎当千の爽快感が実現できているというのを確かめて欲しい

――今回コーエーテクモブースにて、「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」がプレイアブル出展となっていますが、開発の進捗の方はいかがでしょうか?

早矢仕洋介 そうですね、試遊できる状態では初めて出させていただくんですが、そこに開発したほぼ全ての要素は入っています。チームの作業的には、バランス調整というか、細かなチューニングをおこなっている段階です。発売までに可能な限り磨いていければというところまでは漕ぎつけました。

――ではもう一安心ですね?

早矢仕氏 わかりません(笑)! がんばります。はい。

――シリーズとしてWii U版から3DS版へ、という展開になりますが、ハードが変わってインターフェイスなどいろいろ条件が違うと思います。このあたりで苦労された部分というか、「ここは絶対に実現させたい」という要素はありましたか?

早矢仕氏 今回そもそもの発端が、Wii Uで「ゼルダ無双」を出させていただいて、とても多くの方に遊んでいただいたのですが、その中でも「3DSでもゼルダ無双を遊びたい」という方が多数いらっしゃったんです。元の「ゼルダ」シリーズ自体が3DSで多くのタイトル展開しているということもあるからなのですが、そういう事実もふまえて、今回の3DS版のプロジェクトが立ち上がったという経緯があるんです。

 だから3DSでしっかり一騎当千の爽快感を楽しんでもらえるものにしなければいけないという目標は最初から決めていました。そのためにまず今回大きく決断したこととして、Newニンテンドー3DS以外の旧DSシリーズでは立体視を非対応とさせていただいています。これは「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ」をWii U版からの派生タイトルとしてではなく、1本のゲームとして一騎当千の爽快感を味わってもらうためのジャッジです。その爽快感をすべての3DSシリーズで等しく実現するというところに力を入れて開発しています。

――Newニンテンドー3DSの性能であれば、ゲームとしての爽快感と立体視と両立できるということですね。

早矢仕氏 そうですね。そういう形で対応させてもらいました。武器やアクションの感触といった、ゲーム的な中身はまったく同じものになっていますので、操作感などはどの3DSでも差がなく遊んでいただけます。

――Newニンテンドー3DSの右スティックはどのように活用するのですか?@@

早矢仕氏 カメラ操作を割り当てていますので、Newニンテンドー3DSであれば右スティックで視点を変えることができます。

――今回追加キャラクターとしてトゥーンリンクが登場しますが、その理由についてお聞かせください。

早矢仕氏 Wii U版「ゼルダ無双」では「時のオカリナ」、「トワイライトプリンセス」、「スカイウォードソード」という、リアル等身の3作を題材にしていました。この3作はいっしょに語られることも多いので、最初の「ゼルダ無双」はそこにフォーカスして作ろうと決めていたんです。

 でも3DSで作るとなったら、せっかくだから新しいストーリーが欲しいとなったのですが、Wii U版はそれ単体でストーリーが完結しているので、どうしようかと考えた結果、やはり後日談がいいということになりまして。じゃあ別世界の、今までと毛色の違うキャラがいてもいいだろうと思ったんです。そうなるとあとはもう自然に「風のタクト」編だよね、と決まりました。ユーザーのみなさんからも、「風のタクト」を追加してほしいという要望は多かったので、今回はそこにフィーチャーしようと。結果として3人のプレイアブルキャラと同時に、「風のタクト」をモチーフにしたストーリーモードも追加させていただきました。

新プレイアブルキャラクターとなる「トゥーンリンク」
シナリオも「風のタクト」モチーフのものが新たに作られた

――今回、3DS版ならではの要素というものはありますか?

早矢仕氏 弊社の3DSでの無双シリーズというと「Chronicle」シリーズがありますが、その中に「プレイキャラチェンジ」というシステムがありました。これは非常に好評をいただいていて、Wii U版の「ゼルダ無双」でも「面白いけどプレイキャラチェンジがあったらもっと楽しいのに」というご意見があったんです。

 今回3DSで出すにあたって、やっぱりみなさん3DSで無双を遊ぶとなったらキャラチェンジが欲しいという要望があるだろうなと。今回は、既存のWii U版のストーリー部分も、キャラチェンジに合わせてシナリオから全部作り直しています。シナリオごとに使用可能なキャラクターの人数は変わるんですが、キャラクターチェンジによる遊びっていうものを新たに入れさせていただきました。これまでWii U版をやり込んでいた方も、「ここが変わってる!」と楽しんでいただけると思います。

――ちなみに3DS版を買うと、Wii U版でも追加キャラクターが使えるようになるとのことですが、そこも要望が高かったのでしょうか?

早矢仕氏 そうですね。Wii U版が本当に多くの方から好評をいただいたからこそ、こうして3DS版を作るという運びになったので、それならばWii U版を遊ばれた方に向けて、今後もしっかりサービスを継続するぞという意思を示したかったんです。3DS版を購入していただければ、Wii U版でも無料で追加キャラクターが遊べるぞという。キャラのモデリングは両ハードで全くの別物なんですが、これはWii U版のために一から全部作り起こしています。

 これはプロジェクトの発足当初から、3DS版を購入いただいた方には、Wii U版を無料でアップデートできるようにするという施策を意識して作っていました。

――ちなみに、キャラチェンジシステムやハンマーなどの新武器をWii U版に対応させる予定はありませんか?

早矢仕氏 そうですね……今作は3DS用として、根本的に一から作り起こしているので、それをすべてWii U版に対応させるというのは難しくて。プレイアブルキャラクターならばWii U版に追加できる仕組みで作っていましたので、Wii U版のシナリオを3DS版の新キャラで遊んでいただけるという形にさせてもらいました。

3DS版からの新武器となるハンマー。自分の周囲の敵を気絶させることができる
新システムの「プレイヤーチェンジ」や「オカリナワープ」によって、フィールド上での戦略が広がった

――最後に、ユーザーのみなさんにメッセージをいただければと思います。

早矢仕氏 やはりみなさん「3DSでゼルダ無双をしっかり遊べるのか?」っていう心配はあると思います。今回のゲームショウは試遊可能なものを用意しましたので、ぜひみなさん自身の手で触って、3DSで一騎当千の爽快感が実現できているというのを確かめてください。試遊台では新キャラクターとしてリンクとテトラが使えるようになってますが、「ゼルダ」シリーズのいろいろな小ネタが入った楽しいアクションが満載ですので、前作をやり込んだ方もぜひ試遊していただければと思います。あとは実物大の剣と盾とマフラーを装備して、写真が撮れるスペースもありますので、ぜひリンクになりきって記念撮影してください。さっき私も真っ先に撮ってきました(笑)。

(船津稔)