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【スマホアプリ今日の1本】ついに「2」登場! 「Angry Birds 2」

アニメーション、演出が総じてリッチに! ライフ制による違和感もアリ

7月30日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「Angry Birds 2」の3大ポイント

・5年の時を経て、ついに「Angry Birds」の続編が登場!
・アニメーションや演出などの映像表現が洗練。タイトルの進化を感じる
・ライフ制採用により、「繰り返す」プレイが難しくなっている

 怒れるトリをスリングショットして、憎きブタをやっつけていくひっぱりアクションの元祖的存在「Angry Birds」シリーズ。シリーズは宇宙へ飛び出してみたり(「ANGRY BIRDS SPACE」)、「スター・ウォーズ」とコラボしてみたり(「ANGRY BIRDS STAR WARS」)、RPGになってみたり(「ANGRY BIRDS EPIC」)、新キャラクターを主人公にしてみたり(「ANGRY BIRDS STELLA」)、まあ色々と展開しているのだが、今回ついに元祖のナンバリングタイトル「Angry Birds 2(アングリーバード2)」が配信された。

【プロモーションムービー】

能力の異なるトリを使って、バゴーン! とブタをやっつけていく基本は変わらず。ショットが成功すればかなり気持ち良い

 第1作「Angry Birds」は100円前後の有料アプリとして配信されており、1度購入すれば特に制限なしに長く遊べるようになっていた(現在はアイテム課金あり)。しかし「Angry Birds 2」では基本無料となり、代わりに時間回復によるライフ制を採用するなど、課金ポイントを随所に設ける形でビジネスモデルを変更している。

 ゲームとしては、トリを弾きだしてブタを倒すという基本は変わらない。しかし第1作より5年を経たノウハウと技術の蓄積によってアニメーション、演出などは総じてリッチになっており、第1作の映像と比べるとずいぶん賑やかかつ楽しく進化していることがわかる。無料でスタートできるので、とりあえずプレイしてみるだけでもシリーズの進化を感じることができるだろう。

 ただしプレイしていてひっかかりを感じるのは、ライフ制の採用によるプレイ制限の部分。「Angry Birds」は失敗を繰り返し、それでもなんとかクリア方法を見つけていくことがゲームプレイの楽しさの1つだったと思うのだが、ライフ制限があるために気軽な繰り返しということができない(ライフの購入は可能)。

 ライフは3つまでのストックで、1つ回復するために30分必要となるので、1回つまずくとあっという間になくなる。広告映像を見ることでライフを無料で回復できるという救済措置もあるが、それもいくらでも利用できるわけではない。無料のまま快適にプレイできるかというとそうではないし、1作目のように何度も繰り返すようなプレイをしようとするとお金がいくらあっても足りない。1作目に慣れているプレーヤーほど、ストレスを溜めてしまいそうな作りなのが心配だ。

 本作は世界規模で配信されているが、さっそく1,000万ダウンロードを突破する人気ぶりだという。超人気作のナンバリングタイトルをリリースするというRovioの意気込みも含めて、ぜひこのタイミングでプレイしてみてはいかがだろうか?

【スクリーンショット】
iTunesで購入

(安田俊亮)