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Parrot、ホビー向けドローン新製品を一気に13モデル発表
地上用「Jumping」、飛行型「Airborne」に加え、水上を走る「Hydrofoil」が登場
(2015/7/16 18:12)
Parrot(パロット)は7月16日、東京タワーメディアセンターにて、ホビー向けドローン「MiniDronesシリーズ」の発表会を行なった。この発表会では、「Jumping」、「Airborne」、「Hydrofoil」という3タイプ、全13機種の新製品が発表された。すべて9月に発売予定だ。
「Jumping」は2輪の地上走行ドローン「Jumping Sumo」の次世代バージョンで、2つの車輪で時速7kmで高速移動し、車体前方に取り付けたカメラで録画するだけでなく、コントローラーであるスマホ/タブレットにストリーミングで映像を映し出す。内蔵の4GBメモリに録画も可能だ。
今回発表となったのは、LEDを搭載することで前方を明るく照らし夜間走行を可能とする「Jumping Night」。本体のカラーが異なる、“Disel”、“Buzz”、“Marashall”の3モデルが発売となる。価格は各25,800円(税別)。
「Jumping Race」は強力モーターと、大型タイヤで時速13kmの走行速度を実現。タイヤは格納式で、広げると高速での安定が増し、コンパクトにすれば敏捷性が増す。カラーバリエーションとして“Jett”、“Max”、“Tuk-Tuk”の3モデルで、価格は26,800円(税別)。
両モデルの「Jumping」の前作からの改良点は、最大の特徴である“ジャンプ機能”を強化し、より安定度を増した点。さらに前作にはなかった音声の録音、そしてスマホ/タブレットからの音声を「Jumping」から発信できるというスピーカー/マイク機能の搭載だ。
「Airborne」は、飛行型小型ドローン「Rolling Spider」の次世代機バージョン。エンジンに改良が加えられ、飛行時間のアップと、さらなる安定性がもたられている。空中に放り投げるだけで飛行を開始し空中に静止するセンサーの働きも注目だ。
「Airborne Night」は、明るさを調整可能な高出力LEDを2個搭載しており、暗い場所でも飛行が可能です。カラーバリエーションの“SWAT”、“Mac Lane”、“Blaze”の3モデルが発売され、価格は17,800円(税別)。
「Airborne Cargo」はボディの各所にブロック玩具を接続できるパーツが取り付けられており、パイロットフィギュアを乗せたり、様々なパーツをつけて遊べる。カラーバリエーションの“Mars”、“Travis”の2種類で、価格は13,800円(税別)。
「Parrot Hydrofoil」は、なんと「Airborne」ドローン本体を船体に取り付けることで、まるでヨットの“帆”の様に使用し、水上5cmほどを滑るように進む。ちなみに転覆しないようにデザインされているので、ドローン部分は防水されていないとのことだ。陸、空を遊びの舞台としたドローンが、ついに水上に進出するのだ。カラーバリエーションの“Orak”、“New Z”の2種類で、価格は21,800円(税別)。
今回発表された全13モデルのドローンは正直なところ既存の商品のマイナーチェンジバージョンで、「Bebup Dorone」のようにこれまでの商品を大きく進化させたものではないし、価格も既存のものより高めだ。すでにParrotの製品を持っているような筆者のようなファンにとって、興奮が少なかったというのが正直なところだ。ただし、「これからドローンに触れてみたい」という人にはオススメだ。