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マウス、アキバにこだわりのゲーミングPCショップ「G-Tune:Garage」誕生

フルリニューアルオープンで

6月20日 オープン

場所:
G-Tune:Grage秋葉原店(JR秋葉原駅電気街口から徒歩5分)
東京都千代田区外神田3丁目13番7号

 マウスコンピューターは、秋葉原に居を構えるゲーミングPCブランド「G-Tune」の旗艦店「G-Tune:Grage秋葉原店」が移転するとともに、フルリニューアルオープンした。6月20日のオープンに先駆け、19日にはプレオープンイベントが開催された。

 秋葉原の目抜き通りとなる中央道路沿い、ドン・キホーテ秋葉原店の目の前となる同店はまさに一等地となる。同社の小松永門代表取締役社長は「長らく探していた素晴らしい場所」と表現し、コンセプトとについて「PCゲームに関することは全部が集まり、(トレンドを)発信していく。日本のPCゲームの中心地にしたい」と抱負を語った。

 また、同社コンシューマ営業統括部コンシューママーケティング室の杉澤竜也室長が同店のプレゼンテーションを行なった。最先端のイメージを持ちながらも各所に日本的な和のこだわりを配したデザインとなっているほか、夜になると青い光が漏れるようになるなど昼と夜では違った雰囲気を醸し出す外観の演出など、秋葉原にありながらこれまでに無いイメージの店舗となる。

 またコンテンツ面としては1階はイベントスペースとしても利用できるほか、家庭ではなかなか実現しにくい、ドライビングゲームや本格的なフライトシミュレーターの本格的な3画面構成のゲーム環境を構築し、体験することができる。また、インディーゲームを取り扱うPLAYISMと連携。毎月か隔月でオススメのゲームを自由にプレイできるように発信していくという。まずはミステリーアドベンチャーゲーム「D4: Dark Dreams Don't Die -Season One-」をプレイできるようになるという。PLAYISMとの連携は今後ますます強めていくという。

 これまでから「Oculus RIFT」には注力してきた同店だが、移転後もVRゲーミングには総合的に関与していきたいとしている。プレイ環境としては「Oculus RIFT」のみならず「Gear VR」も導入。様々なコンテンツを楽しむことができる場となる。VRゲーミングについてはプレイ環境だけでなく、市場規模の広がりを見込んで制作環境にもコミットしていく姿勢で、今後も力を入れていきたいとしている。

【店内の様子】
ディスプレイ3枚並べたPCならではのゲーミング環境も用意されている
展示台の1つ。パーツ類が入っていて、凝っている
VR関連の各種コンテンツ類の展示も行なわれている
天井にはG-Tuneのロゴがつり下げられている
G-Tuneちゃんグッズも店舗で購入可能
2階の様子。マシンがズラリと展示されており、試した上で購入することができる
マウスコンピューターの小松永門代表取締役社長。PCゲームの中心地としてゲームを発信していきたいと抱負を語った
コンシューマ営業統括部コンシューママーケティング室の杉澤竜也室長。新たなる「G-Tune:Grage秋葉原店」のコンセプトを説明した

AMD Radeon R9 Fury X搭載の開発中の「LITTLEGEAR」を電撃発表

「LITTLEGEAR」

 発表会では電撃的にAMDの最新のビデオカード「Radeon R9 Fury X」を搭載したゲーミングPCシリーズ「LITTLEGEAR」が発表された。筐体は小さくコンパクトにまとめながらも長いビデオカードも搭載できるよう設計されており、コンパクトでハイエンドなゲーミングPCを目指している。また筐体上部には大きな取っ手が用意されている。これはe-Sportsの大会やイベント、LANパーティに持ち運びが楽なように用意されており、こだわりの1つだという。

 E3 2015で発表された「Radeon R9 Fury X」に関してはAMDの担当者が解説。ゲーム環境の変化の一例として、4Kゲーミング環境の浸透と、VRゲーミングが爆発的に広がることからより一層のグラフィックスパワーが必要になることを前提に設計されているという。こういった最新の動向から、グラフィックスカードからゲーミングマウスなど高価な製品がユーザーから選ばれる傾向にあると分析。「Radeon R9 Fury X」ではバンド幅が4,096bitととてつもない空間となっているが、「VRゲーミングのことを突き詰めると必要となる」とキッパリ。

 高速な最新のビデオカードだが、最新技術により非常に小さくコンパクトに収まっているほか、水冷が前提となっており静かで通常のプレイであれば50度程度に抑えられているという。アルミの使用やパワーに応じてLEDのインジケーターが光るなど様々なこだわりが見られるビデオカードとなっている。

 「LITTLEGEAR」の発売時期について杉澤氏は「個人的な気持ちとしては8月から9月にはお客様に届けたい。できればもっと早く」と語った。

筐体は非常にコンパクトにまとまっている。取っ手が付いているので取り回しも楽そうだ
今回のデモンストレーションのため緊急で用意された「Radeon R9 Fury X」

AMDの担当者による「Radeon R9 Fury X」の説明も行なわれた

「Oculus RIFT」から映像配信まで対応

 「Oculus RIFT」に関しては同社と繋がりのあるNPO法人「OcuFes」の高橋建滋氏が登壇。VRの市場が広がることは同時にVRコンテンツの開発者が増えることを意味し、数年後には自分でコンテンツを制作して楽しめるような、いまで言うマンガのような巨大市場になるとコメント。そういった中で、いまどのようなマシンが必要かといったことを杉澤氏と共に話していくなからVRコンテンツ開発用マシンの発売などが行なわれてきた。

 今回はVRを使ったコミュニケーション手段として3人以上でしゃべっても話している人が特定できるシステム「Ocunication」を開発。「G-Tune:Garage」で体験できるようになるという。こういった最新技術の動向も同店で汲み上げていきたい意向だ。

 また、同店では生放送の配信設備を整えており、イベントを開催して番組の配信を積極的に行なっていきたいという。イベントにはゲストとして格闘ゲーマーのふり~だ選手とグラビアアイドルの塚本舞さんが登場。「2階にはG-TuneのゲーミングPCが展示されており、実際に触って選ぶことができるのが良い」とアピール。塚本さんも「これを機にG-Tuneデビューしたい」とコメントした。

VRゲーミングにおいて必要なことと、VRを利用したコミュニケーションツール「Ocunication」の発表を「OcuFes」の高橋建滋氏が行なった

格闘ゲーマーのふり~だ選手
グラビアアイドルの塚本舞さん
ゲームの楽しみを伝えるための情報発信ということで、動画配信の設備が整えられている。ゆくゆくは来店者がここで生放送を行なうことができるといったサービスなども、行なわれるかもしれない
開店に合わせて各種イベントが行なわれる

【店舗コンセプトのスライド】

(船津稔)