ニュース

本格リアルタイムSFシミュレーション「超銀河船団」クローズドβレポート

美少女からロボット・特撮・メカまでなんでも詰まったブラウザゲーム!

今春サービスイン予定

宇宙人の侵略に晒された地球、人々は新たな故郷を求め宇宙へ繰り出した!
美少女、擬人化、ロボットから宇宙怪獣まで様々な趣味をカバーしたスペースオペラ!

 MAGES.が3月1日に発表した新作PCブラウザゲーム「超銀河船団」のクローズドβテストが現在行なわれている。「にじよめ」をプラットフォームとしており、現在正式サービスに向けた事前登録を受け付け中だ。βテスト参加者の抽選は終了しているが、事前登録特典もあるため、気になった方は、事前登録してみてほしい。なお、事前登録は同ゲームのリリース前日までとなっている。

宇宙移民船団を舞台にしたスペースオペラ、コミュニケーション・パートはフルボイス

司令名と自己紹介はいつでも変更可能。部隊の編成をテーマで統一し、それに沿った名前と自己紹介を設定することも自由自在だろう

 地球が侵略宇宙人の攻撃にさらされ、人々は宇宙へ新たな故郷を求めた……そんな世界で、プレーヤーは宇宙移民船団の司令官となり、美少女隊員や宇宙怪獣、ロボットたちと銀河を駆け巡る。

 ミッションをこなし、仲間を増やして次のステージへ……といったゲームの一連の流れは他のブラウザゲームなどと大差ないように感じる。しかしこのゲームの魅力はキャラクター同士の関係がフルボイスで描かれる「コミュニケーション・パート」にある。

隊員とミュータント(人間態の宇宙怪獣・宇宙人)との会話シーン。1度見たシーンは司令部メニューの「追憶」から再度閲覧可能

 宇宙船内では仲間のロボットや宇宙怪獣・宇宙人たちは人間の形をとり、隊員たちとコミュニケーションをとる。様々な隊員同士、宇宙怪獣同士の異文化交流も描かれそうで楽しみだ。

キャラクターイラストは豪華イラストレーター陣が参加

 注目のキャラクターイラストだが、隊員デザインには「閃乱カグラ」の八重樫南氏、ロボットと宇宙怪獣が擬人化した「パートナードロイド」と「パートナーミュータント」のデザインは「ウルトラ怪獣擬人化計画」の爆天童氏、「武装神姫」キャラクターデザインや「ガンダム」シリーズのプラモデルパッケージアートを手がける間垣リョウタ氏などを、さらに本来の姿である宇宙怪獣・宇宙人やロボットのデザインは「東宝特撮」シリーズのキングギドラやビオランテ、「モスラ3」の鎧モードなどをデザインした西川伸司氏、「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」メカデザインの谷裕司氏など多数のクリエイターが参加している。往年の名作から最近の良作まで、さまざまな年齢層、趣味嗜好に応える作品といった感じだ。

敵キャラクター達はどれも「いかにも侵略してきそうな」宇宙人と宇宙怪獣たち。懐かしさと新しい可愛らしさの両方を感じる
こちらは隊員と仲間となった宇宙怪獣とロボットの人間態。擬人化されても元の要素はそのまま継承している

ミッションは5パターン、本来の姿で戦うロボットと宇宙怪獣・宇宙人

 侵略宇宙人と戦闘し、仲間となるミュータントやロボットのパーツを収集するためのミッションは大まかに分けて以下の5種類だ。

・襲来する敵を全て倒す「殲滅」
・敵を全て倒す必要はなく、ミッション終点の敵拠点の破壊が目的の「進攻」
・襲来する敵から味方の拠点を守る「防衛」
・敵の出現が少なく、アイテム収集向けのミッションの「探索」
・部隊を指定された時間だけ派遣し、成功すれば経験値や資源を獲得できる「調査」

「殲滅」と「進攻」は敵を倒しつつゴール地点へ進んでいく。「殲滅」は敵を倒すのが目的だが、「進攻」は敵を倒すことより敵拠点を破壊することが優先だ
「防衛」は「進攻」の逆で、敵の攻撃から自分の拠点を守るミッション。スクロールの向きも逆になり、拠点を多く守り切るほど終了後のクリアランクが高い
他のミッションと比べてアイテムが多く出現する「探索」ミッション
「調査」ミッション。調査結果はミッションタブから確認できる

 「調査」以外のミッションはすべて横スクロール式の戦闘で、左から右へスクロールしつつ、キャラクターを敵の前にドラッグすることで攻撃させられる。「防衛」のみ右から左へのスクロールとなるが、基本の戦闘方法は変わらない。キャラクターをまとめて敵の近くに配置すると集中攻撃が可能なほか、イベントパートを通して仲が良くなったパートナーと隊員の合体攻撃「アンリミテッド・デュオ」も可能なようだ。ただ残念なことに、筆者はβテスト開始1週間にして未だ確認できていない。

 また、ミッション達成時にはクリアランクが表示され、ランクにはC~Sが存在する。もちろんクリアランクに応じて報酬が変動する。戦うことで隊員やパートナーたちはレベルアップし、強くなっていく。

戦闘中はパートナーたちは本来の姿に。それぞれ保有するスキルを使用する時はカットインが入る

ダメージを受けすぎると衣装が大変なことに。しかしそのまま戦闘不能ということにはならないので安心してほしい。傷ついた隊員やパートナーは休養させれば回復する

休養はダメージ量によって時間と表示されるムービーが違う。温泉につかったり、マッサージ椅子に座ったりといろいろ変化がある

仲間を増やして少しずつ船団が賑やかに。アイテム生産の楽しみも

 仲間を増やすには、パートナードロイドとパートナーミュータント、隊員でそれぞれ違いがある。

 元々宇宙怪獣・宇宙人であるミュータントはミッション中に直接ドロップするが、ドロップ率はクローズドベータをプレイした段階では、あくまでも体感だがかなり低い。ロボットはモジュールごとに生産し、さらに設計図を発見しなければならない。設計図は何度でも使えるため、モジュールさえあれば何度でもパートナーを生産できる。

出現する宇宙怪獣を倒すと低確率でミュータントをドロップし、パートナーとして迎え入れることができる

モジュールの生産には時間がかかる。課金アイテムを使用して即時完了させることも可能なようだ

 モジュールの生産はメインCOM、サブCOM、ボディ、アーム、レッグの5つを選択し、さらに使用する資源の量を指定して行なう。使用する資源は燃料、鉱物、弾薬がそれぞれ最低100ずつ。資源を多く投入するほどレアなモジュールが生産しやすいようで、ミッションとの素材の兼ね合いが大事になってくるだろう。

 新たな隊員の募集にはミッション報酬などで手に入るチケットが必要。部隊にいない隊員を獲得できるため、ダブりなどはない。しかし隊員の募集には失敗する可能性もあるため注意が必要だ。

必要なチケット数は5枚。所持していない隊員が来るのはうれしい

 また、同じパートナーは掛け合わせて強化することもできる。筆者はまだ複数同じパートナーを獲得していないためできていないが、特定の組み合わせで全く異なるパートナーが生まれる可能性があるとのこと。強化した場合は素材になったパートナーのみが消滅するが、新しいパートナーが生まれた場合は強化ベースと素材のパートナー両方が消滅する

掛け合わせて強化を楽しもう

他プレーヤーとゆるく繋がるシステム「援軍登録」

 他プレーヤーと繋がる要素として「援軍登録」がある。自分の部隊を援軍として登録しておくと、他プレーヤーが自分の部隊を援軍として使用することができる。援軍は戦闘中に登場し、強力な支援攻撃を加えていく。

援軍を出したプレーヤーは1時間後に資源や経験値を、援軍を使用したプレーヤーは戦闘で強力な支援を得られる。援軍の到着時には専用のカットインが入る

事前登録をすると、隊員「ウカイアヤカ(CV:緒方恵美)」を先行でゲットすることができる

 現在クローズドβテストが行なわれているこのゲームは、今春リリース予定。事前登録を済ませておくと、正式サービス開始時に緒方恵美さんがボイスを担当する隊員「ウカイ アヤカ」が必ずもらえるので、早いうちに登録しておくといいだろう。

 ロボット、メカ、特撮、美少女と様々な趣味を詰め込んだこの作品、プレイしてみるとなかなか面白く、筆者はハマってしまった。1度遭遇した敵や隊員は図鑑に登録されるので、後々ゆっくり見返すこともできる。気になったら是非プレイしてみてほしい。

(作倉瑞歩)