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【特別企画】「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」プレビュー

銀河最速の船をその手に! 製品担当者が思い入れを語る

4月発売予定



価格:4,860円(税込)

 バンダイはプレミアムバンダイにて、映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する宇宙船「ミレニアム・ファルコン」のICカードケース「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」を4月に発売する。本商品は受注生産品となっており、現在予約受付中だ。

 「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」はその名の通り映画のミレニアム・ファルコンそのままの造形のICカードケースだ。フィギュア(ミニチュア)としての楽しさとこだわりを持ちながら、実用性を兼ね備えている。2014年に発売されたバットマンの「バットモービル」のリアルな造形を再現したiPhoneケース「Crazy Case BATMOBILE TUMBLER」に続く「Crazy Case」シリーズの商品である。

 今回、発売前のサンプルに触れることができ、「Crazy Case」シリーズの担当者であるバンダイボーイズトイ事業部の矢野航亮氏に話を聞くことができた。「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」の面白さと、そこに込められたこだわりを紹介していこう。

【「ミレニアム・ファルコン」がICカードケースになって登場!】

見るたびに新しい発見が! こだわり抜いたミレニアム・ファルコンの立体化

「Crazy Case」シリーズの担当者であるバンダイボーイズトイ事業部の矢野航亮氏
ミレニアム・ファルコンの姿を再現。裏面を見せない限り、ICカードケースという印象は全くない
「これがなければミレニアム・ファルコンじゃない!」と、矢野氏が特にこだわったアンテナ部分。折れたりしないように、強度には特に細心の注意が払われている
排気口の汚れ。全身のモールドとともに、この汚れ塗装が後のメカデザインに大きな影響を与えた

 「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」の最大の特徴はなんと言っても劇中のミレニアム・ファルコンそのままの造形だ。丸い円盤形の特徴的な船形、びっしりと全身に施されたモールド、これまでの過酷な航海を想起させる汚れの塗装、そして細かいスリットが入った噴射口……ICカードケースという「実用性」を感じさせない、リアルなミレニアム・ファルコンのフィギュアである。

 ミレニアム・ファルコン(古くからのファンは「ファルコン号」と呼ぶだろう)は、1977年に公開となった映画「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」で初登場した宇宙船である。密輸も請け負う怪しい宇宙商人ハン・ソロの宇宙船であり、外見はつぎはぎだらけの“ボロ船”であるが、その性能は特にスピードに特化しており、ソロは「銀河最速」を公言している。

 ミレニアム・ファルコンはエピソード4〜6で最も活躍した宇宙船である。登場人物からはオンボロ呼ばわりされ、故障の描写も少なくない。特にエピソード5では船の不調で重大なピンチに陥った。密輸品を運ぶためあらゆるところに隠し部屋を持ち、そのすばらしい運動性能で宇宙戦闘機に匹敵する戦いもこなし、ハイパードライブで逃げ足の早さを見せつけるなど活躍の場面も多い。「スター・ウォーズ」ファンにとって最も乗ってみたい船であるだろう。2015年12月に公開予定の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のプロモーションムービーでは、ラスト近くにミレニアム・ファルコンが登場する。最新作での活躍も非常に楽しみだ。

 「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」はそんな「スター・ウォーズ」そしてミレニアム・ファルコンに注目が集まる時期に発売される。筆者自身非常に楽しみな商品である。手にとって圧倒されるのは、その情報量だ。全体にびっしりとメカの描写がされている。これこそが「スター・ウォーズ」のメカなのだ。「スター・ウォーズ」のメカデザインは、その後のメカ描写に決定的な影響を与えた。日本のロボットアニメもそれまではのっぺりしたデザインが多かったが、「スター・ウォーズ」を境にディテール表現に力が入っていく。「ガンダム」の“リアルタイプ”などもかなり影響を受けているように感じられる。

 さらに船体後部の排気口をはじめとした“汚れ描写”がいい。映画ではミレニアム・ファルコンが歴戦の宇宙船であることをアピールするために、特に念入りに汚れ描写が施されたという。汚れがあってこそのミレニアムファルコンである。それをきちんと再現していることにうれしくなってしまう。

 側面につきだしたコクピット、前方の突起、機体上方の砲台、アクセントとなる赤い塗装……見れば見るほど引き込まれ、ひたすらその造形をチェックしてしまう。取材中、矢野氏と話をしながらも、何度もケースを手に取り、ひっくり返したり、側面を見たり、ひたすら細部をチェックしてしまった。矢野氏に「ほんとにこれを持ってると、時間を忘れちゃうんですよね」と突っ込まれたが、見るたびに新しい発見と驚きがある。ミレニアム・ファルコン自体のデザインの秀逸さと、それを見事に再現したディテール表現こそが、本作の最大の魅力だ。

【CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON】
いつまでもじっくり見ていたくなってしまうデザインとディテール表現だ。実はミレニアム・ファルコンの完成品モデルは、大きくて高価なものか、安価でチープなものが多く、手のひらサイズで塗装がきちんとされた“ちょうどいい”商品はあまりなかった。「あこがれの宇宙船の高いクオリティのモデルを、気軽に持てる」というポイントも魅力だ

輝くハイパードライブ! 「ギュイーン」とミレニアムファルコンを“飛ばす”喜び

「改札を通すとき、こういう風に持ちますよね。機体を飛ばすみたいに。これが企画の最初です」と矢野氏は語る
カードを入れるとツメがきちっとはまる
輝くハイパードライブ。光り方は3パターンある

 そして、忘れていけないのは、「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」の実用性である。ケースは底部にカードを入れることができ、尾部にある“ツメ”でしっかりカードを固定する。

 固定はしっかりしており、ケースを振っても落ちない。それでいながらカード部分に指を押し当て、スライドすることでするりとカードを取り外すことができる。カードを固定するときのロックする感じ、するりとカードを抜き出せる感触は気持ちよさがある。この感触こそ、玩具メーカーとしてのバンダイのこだわりだという。

 そしてICカードリーダーに「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」をかざしたときこそが本商品のクライマックスだ。駅の改札や、自販機のICカードリーダーにかざすと、ミレニアム・ファルコンの後部にあるハイパードライブが輝くのである。この部分は透明度のある青いパーツになっており、タッチすると輝く。光るパターンは「点滅」、「一定時間光る」、「光が左右に動く」の3つだ。これらの光は裏面に入れる3つのボタン電池で光る。

 さらに「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」の“真価”が発揮されるのは、カードリーダーに押しつける動きよりも、駅の改札のように「押しつけてから移動する」という時だと矢野氏は語った。「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」を使って駅の改札を通過するとき、誰もがミレニアム・ファルコンを飛ばしているかのように手を動かす。結果としてミレニアム・ファルコンは空中を飛んでいるような軌跡を描いて移動する。

 その動きは、ホビー愛好者が「ブンドド」と呼ぶ、フィギュアの活躍を想像しながら手で運ぶ仕草だ。小さな子が「ギュイーン」とか、「ドドド」などの擬音をあげながらおもちゃを振り回すアクションそのままなのである。「ミレニアム・ファルコンを持ってこのアクションをやってもらいたい。それこそがこの商品の原点なのですよ!」と矢野氏は語る。

 カードリーダーを通した後、しばらくハイパードライブが点灯しているところも矢野氏のこだわりだ。カードリーダーにしばらく触れた後の光は、使用者が光っているのを確認するためだ。リーダーを通過させた後、「ちゃんと光ってるな」とユーザーは確認し、満足の笑みを浮かべる。“おもちゃ”としての遊び方を考えたギミックなのである。

 「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」の底面のカード部分はメーカー名が入っていたり、ねじ穴があってフィギュアとしての趣は減る。しかしカードの縁部分も宇宙船風のモールドがあり、「限界までこだわろう」という設計者の心意気が感じられる。さらにストラップなどをつけられる“取っ手”もあって、本商品を首にかけたり、バックなどにぶら下げることも可能になっている。「持ち運べるフィギュア」として、きちんと考えられた商品となっているのだ。

 矢野氏はユーザーへのメッセージとして「2015年は『スター・ウォーズ』イヤーだと思います。ぜひ『CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON』を手に映画館に行き、駅の改札はもちろん、ポップコーンや飲み物もこのケースで自販機にタッチして買ってください。作品世界にどっぷりはまるアイテムの1つにしてください」と語った。

【ハイパードライブが光る! 「CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON」】
音声なしの動画で、実際の使用を想定したムービー。後半は底面のボタンを押しての点灯デモ

【CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON】
カードをはめてみる。カード周辺にもちゃんとモールドがあるのが楽しい
映画そのままのリアルなデザインが最大の魅力だ

(勝田哲也)