ニュース

【スマホアプリ今日の1本】傾け操作の新パックマン「PAC-MAN Friends」

ボール転がしゲームを「パックマン」的にアップデートした2Dアクションゲーム

8月19日 配信(Android)

8月21日 配信(iOS)

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

お化けを避けながらドットを食べていくシステムはオリジナル版を踏襲。傾け操作がポイントとなっている

 最近では「大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS/Wii U」に参戦したり、3Dアニメがゲーム化されるなど再び活躍の場を見せているパックマン。元を辿れば小さな丸い玉の「エサ」を食べていく2Dアクションゲームが原点にあるのだが、今回iOS/Android用に原点のテイストに近いゲーム「PAC-MAN Friends」が登場した。開発はBANDAI NAMCO Games America。

 「PAC-MAN Friends」は、敵のお化けを避けながらステージ中のエサをすべて獲得し、出口を目指すステージクリア型の2Dアクションゲーム。本作は端末を傾けることによってパックマンを動かすという直感的な操作システムが特徴で、完全に通路で仕切られているオリジナル版とは異なり、ステージによっては広い範囲内を自由に動かすことができる。

 タイトルに「フレンズ」とある通り、登場するのはパックマンだけではない。黄色いパックマンを中心に、灰色で一回り小さいもの、半透明のもの、光るもの、カラフルなものとステージが進むごとに種類が増えていき、彼らを一斉に操りながらステージのクリアを目指す。

 「フレンズ」はそれぞれ特徴を持っており、例えば半透明のパックマンは敵に当たってもミスにならず素通りでき、光るパックマンは暗闇のステージで周囲を照らすことができる。最初のチュートリアル的なステージを除き、ほとんどのステージではこれらフレンズがパックマンと共に登場するため、プレーヤーはフレンズの能力を活かしてステージを攻略していくこととなる。

 ただし操作は個別にはできないというのがミソで、端末を右に傾ければ全パックマンが右に行くし、左に傾ければ全員がその方向へ動き出す。すべてのパックマンを動かさないとならないという制約の中で、特定のパックマンを目標の場所へ誘導したり、他のパックマンが敵に当たらないようケアをしたりしながらプレイしていく。

 ステージによってパックマンをどう動かしていくかはプレーヤー次第だが、ほかにもパワークッキーを取ることで短時間お化けを倒すことが可能になったり、ステージ途中で出現するフルーツを取ることで点数が増えるなど、パックマンらしい要素が詰め込まれている。

 操作こそ異なるものの、パックマンの基本を押さえつつ、スマートフォン用にアップデートしているところが本作の最大の魅力だ。傾け操作によってボールを落とさないようにゴールを目指すゲームはこれまでにもあったが、そこに「パックマン」を組み合わせることでゲームとして豪華になった印象だ。傾け操作はわかりやすい一方で、なかなか思ったとおりに操作できない難しさも持っているので、腕試しにプレイしてみてはいかがだろうか。

【スクリーンショット】
iTunesで購入

(安田俊亮)