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【特別企画】登録会員数15万人突破! じわじわ来る擬人化ゲーム「俺タワー」をプレイ

「何匹目のどじょう」でも構わない! 工具&重機の擬人化で他タイトルと一線を画す作品

9月2日 正式サービス開始

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「俺タワー」のメイン画面。「現場」という言葉で表現される

 ブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」の爆発的ヒット以降、車だったり城だったり刀剣だったりと数々の擬人化ゲームが登場している。DMMゲームズによるブラウザゲーム「俺タワー 〜Over Legend Endless Tower〜」(俺タワー)もその1つである。

 「俺タワー」は、重機と工具を美少女擬人化し、9月2日より正式サービスが開始されているブラウザゲーム。「何匹目のどじょうだ」という意見も浴びながら、それでも正式サービス開始直後からプレーヤーが殺到し、少しずつ新サーバーの設置や新規登録を受け付けるという状態が続いている。10月6日には登録者数15万人が発表され、「艦これ」に続く擬人化ゲームの雄として今後の活躍が期待される1作だ。

 今回は、事前登録していたかいもあって「俺タワー」に登録できたので、そのプレイの様子をインプレッションと共にお伝えする。開発は異なるものの、「艦これ」と同じDMMゲームズがパブリッシャーということで工具&重機美少女の「建姫」(けんき)を集めて育てていくという大まかな内容は一緒なのだが、「俺タワー」ならではの要素もあるので、これらを中心にお送りしたい。

工具と重機が美少女に! バラエティに富むキャラクターの魅力

チームを組ませて戦闘させるのは、「艦これ」と同様のシステム
上は「木槌」に「プライヤー」。なぜか大きい自身の工具を持っているのがミソ

 「俺タワー」は、「建姫」を集めてチーム(班)を作り、また塔を建設して未知のエリアへの探索を目指す育成RPGゲーム。「建姫」はエリアを探索したり「罠」を設置することで新たに獲得できるほか、戦闘を繰り返すことでレベルを上げて成長させられる。

 本作ではゲームの中心となる「建姫」がバラエティに富んでおり、工具には「ノコギリ」、「バール」、「木槌」といったもの、重機には「フォークリフト」、「トラックミキサー」、「ローディングショベル」といったものが揃う。

 字面が無骨なだけにその擬人化というと想像もつかないが、「ノコギリ」はお腹がすぐ空くおっとりとした攻撃重視タイプ、「巻尺」は自らを「わらわ」と呼ぶ古風なお姫様、「木槌」と「金鎚」はどちらも幼いが、「木槌」は元気、「金鎚」は弱気な性格に仕上げられている。変わった所では、「バール」はゾンビのような見た目で無口な性格となっている。どうやら「バールのようなもの」に因果があるらしく、背負った棺も特徴的だ。

 また重機も「フォークリフト」は強気な姉御肌、「タンクローラー」は真面目な騎士といった感じで性格が異なる。工具系は名前と同じ工具を小道具的にキャラクターが持っている場合が多いが、重機系は体全体に機体の一部を纏っており、見た目の印象も変わる。なお重機系は性能が高く、レアキャラクターの扱いとなっている。

 重機は見た目や名前から想像できる大きさによって貫禄を感じられるし、工具は「ペンチ」や「やすり」などの身近なものから、「ランマー」や「スタンド投光機」など日常生活ではなかなか触れない渋いものまで揃っており、これらのバリエーションを追っているだけでも楽しい。

 何より“「ペンチ」が仲間になる”という普通に考えれば変な事態がシュールかつユーモラスで、じわじわ面白さがこみ上げてくる。新しい「建姫」を手に入れるたびに、ニヤニヤしてしまうのが本作の最大の良い点だろう。

 ちなみに「建姫」は戦闘時に軽傷以上のダメージを受けると、「艦これ」のように服が破れてグラフィックスが変わる。変わったグラフィックスは、図鑑に保管される。

“工具が仲間になる”という、シュールかつユーモラスな設定にニヤニヤが止まらない
ゲームを進めれば未知の工具&重機についての知識が増えていく
軽傷以上のグラフィックス変化もある。オフセットスパナさん(右下)の変わり様はすごいので必見

タワー建設でリソース調整。戦闘力強化と資源確保はバランスの良い「建姫」成長がカギ

戦闘画面は簡素と言えば簡素。これを繰り返すことでレベルが上がっていく

 さて肝心のゲーム内容は、大体は「艦これ」と同じと言っていい。「建姫」にはレベルがあり、エリア探索によって敵と戦闘することで経験値を得られる。経験値が溜まれば、レベルとステータスが上がっていく。戦闘によって傷ついた「建姫」はダメージの大きさに対応する時間「休憩」することで、体力を回復できる。

 大まかには、戦闘と成長、そして休憩を繰り返して「建姫」を成長させて新たなエリアへの探索を目指していくのが本作の目的だ。

 ただしもう1つ、ゲームの他の側面に「塔」の建設がある。これは1種の街づくり要素となっており、資材を生み出す施設や資材を溜めておく貯蔵庫を建設していくことによって、戦闘や「建姫」入手に必要なリソースを確保していくようなイメージだ。

 建設する施設はプレーヤーが自由に決められ、建設した順番で縦に積み上がっていく。施設には資源確保のほかに、「罠」の数を増やしたり、「休憩所」の数を増やすこともできる。これらは特定のアイテムが必要で、有料で購入したりゲーム進行によって獲得できる。

 また施設には「ランク」があり、「ランク」が上がるほど生産できる資源の量や貯蔵量が増える。「ランク」を上げるには「建姫」1班による建設作業が必要で、施設の達成度が一定数を超えればランクアップする。1回の作業で上昇する達成度は「建姫」が持つ「建設力」の合計となっているので、できれば能力の高い「建姫」たちに作業させたい。

 なお「建姫」は戦闘が得意なもの、建設が得意なものがおり、それぞれのステータスは違う傾向がある。戦闘ばかりだと資材が確保できないし、レベルが低いままでの建設だと効率が悪い。戦闘系と建設系の建姫をバランスよく育てながら、ゲーム進行に合った探索と建設を繰り返すのがプレイのサイクルとなる。

 リソースの確保がある程度自分でコントロールできるので、この辺りはリソースが確保しづらい「艦これ」と比べても印象の異なるプレイ感と言えるだろう。

「建姫」はそれぞれスキルを持っており、戦闘時に発揮されるもの、建設時に発揮されるものがある
戦闘が得意な「建姫」、建設が得意な「建姫」がいるため、ステータスに合わせた成長と編成を考えるのがポイントとなる

「建姫」、まさかの湯けむりサービス! 「風神の社」の成長で湯けむりが薄めに

「桃太郎電鉄」シリーズを彷彿とさせる「浴場」シーン。最初はもっくもくでほぼ何も見えない

 本作の流れは以上のような感じだが、「俺タワー」最大の特徴として「浴場」というシステムがある。「浴場」は、探索から帰ってきた時に一定の確率で「建姫」の誰かがお風呂に入っているというシステムのこと。「浴場」に誰かがいるとメニューの「浴場」横にハートマークが浮かび上がり、中を覗くことができる。

 ゲーム的に言えば「桃太郎電鉄」シリーズの「女湯」を彷彿とさせるシステムで、「浴場」にいる「建姫」は通常時と軽傷時とも違うグラフィックスが見られる。なかなか想像を膨らませられる状況だが、「浴場」には湯けむりがもくもく湧いており、初期状態では頭部分しか見ることができない。

 湯けむりを晴らすには、2つ方法がある。1つはゲーム進行で何枚か手に入るほか、購入も可能なアイテム「風神の札」を使うこと。このアイテムを使用すると画面横から風がびゅーっと吹き、湯けむりを限界まで飛ばしてくれる。もう1つは、施設の「風神の社」のランクをなるべく上げること。ランクを上げることで段々と湯けむりが減っていき、最終的には「風神の札」使用時と同じ状態にまで持っていける。もちろん、この状態にするには根気がいる。

 なおこの「浴場」では通常とは異なるグラフィックスが見られる以外に、ステータスが好調になる特典が付属する。誰が「浴場」に入るかはランダムなので狙って好調にするのはなかなか難しいが、グラフィックスの図鑑登録のために「浴場」を訪れるのは、プレイの1つの楽しみとなっている。

アイテム「風神の札」を使うと湯けむりが全部晴れる。この状態で図鑑に登録もされます!
「風神の社」を成長させると、少しずつ湯けむりが減る。ランク6で大体この程度(右)

 本作は、全体で言えば確かに何匹目かのどじょうを追ったタイトルではあるのだが、工具&重機の擬人化というちょっとどうかしている選択と、「艦これ」とは所々で異なったゲームシステムによって独自の世界を築いている印象を受けた。

 正式サービス開始直後は事前登録者ですらゲームに入れないという現象が起きていたが、現在はゆるやかに誰でも新規登録できる状態まで落ち着いてきたようだ。ゲームそのものは良くできており、毎日繰り返しプレイできるタイトルだ。プレイしているうちに工具や重機に親しみが自然と湧いてきて、実際の工具を扱う時に「俺タワー」のことを必ず思い出すこととなるので、そういった現象も含めて楽しみたいタイトルだ。

他にも「休憩」や「改良」など、「艦これ」をプレイしているとおなじみのシステムが散見されるが、「これはこれで面白い」と思わせるタイトルだ

(安田俊亮)