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次世代ゲームを作る次世代ゲームXbox One「Project Spark」の日本語版が公開

日本語版のデモを公開し、わずか8分でゲームを完成!?

9月18日〜21日 開催(一般公開日 20日〜21日)



会場:幕張メッセ1〜9ホール



入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

 簡単な手続きで手軽にリッチなビジュアルの3Dゲームが作れるXbox One/Windows 8.1「Project Spark」がいよいよ10月9日にリリースされる。基本プレイ無料のコンテンツ課金モデルを採用しており、Xbox One/Windows 8.1ユーザーなら誰でも無料でゲーム作りが始められるのが最大のウリとなる。将来的にはXbox 360でのリリースも予定されており、Microsoftのクラウドテクノロジーを活かした、シェア機能を使って、作ったゲームを公開したり、世界のユーザーが作ったゲームを楽しむことができる。今回、東京ゲームショウではブース出展は行なわれなかったものの、「[インサイドXbox]ニコワン」においてマスター相当の日本語ビルドによるデモが行なわれたので紹介したい。

【Project Spark E3 2014 トレーラー】

様々な形状のブラシを使って地形を作って行く
作った地形にテクスチャを貼っていく
作った世界を簡単にテストできる
ブレインエディター
空を飛びながら岩を投げる主人公、岩が当たった場所は色が変化するというルール
日本は10月9日発売予定。様々なコンテンツパックが同梱されたスターターパックは3,900円(税別)

 デモでは、まっさらな大地から、宇宙を舞台にした「Halo」スタイルのFPSを作る実演が行なわれた。まず、円柱型のブラシを使って地形にデコボコを作り、その上に月面世界のようなテクスチャを塗り、ブラシの形を真円に切り替えて、空中に衛星らしき球体を2つほど浮かばせる。テクスチャには、単に岩場のタイルが貼られるだけでなく、ランダムで岩石やSFらしい球状の樹木のようなオブジェクトも貼られるため、塗るだけで非常にリアルな世界を作り出すことができる。空は宇宙を選択し、真っ黒な空間に無数の星空を光らせる。

 基本作業はすべて左側にまとめられているメニューからブラシの形やオブジェクト、テクスチャなどを選択する形で行ない、わずか数分でゲームの舞台が完成。ちなみにこれらはすべて、パッケージ版「Project Spark」に標準同梱される「SF風テーマパック」に含まれるデータとなる。こうしたコンテンツパックは、ゲームをプレイすることで得られるクリエーションクレジットで購入するか、課金で購入することで入手できる。

 作った世界をテストする場合は、テストボタンを押すだけで、即座に主人公視点に切り替わり、実際のゲームの視点で作った世界の感触を確かめることができる。

 作成した世界の出来映えに満足した後は、主人公や敵兵士をはじめとした、ゲームに登場するキャラクターの行動パターンを決めていく。基本は「WHEN」、「DO」を組み合わせて、何が行なわれたときに、どう行動するかをひとつずつ決めていく。これを「ブレイン」と呼んでおり、「ブレインエディター」を使って1つずつ設定していくことになる。こちらも今回は「SF風テーマパック」にプリセットされている「FPS」を選択することでサクッと準備完了となった。

 このプリセットでは、あらかじめヘルメットから見ているようなUIが設定されており、まさに「Halo」っぽい仕上がりになる。続いて基地らしきオブジェクトを、壁を組み合わせることで作成し、シューティング用に隠れる場所を設置。最後に光源を設定して完成となる。テストをしてみると、設置した基地を隔てて「Halo」スタイルのFPSアクションを楽しむことができた。ここまでわずか8分。10分足らずで簡単なゲームが作成できる。

 「Project Spark」のゲーム作成ツールとしての真の魅力は、この誰もが考えつく「Halo」もどきのようなプレーンなFPSの状態から、どう想像力を働かせてオリジナルゲームを生み出すかにある。

 デモを担当したプロダクトマネージャーの沖本真美子氏は「主人公を空を飛ばしてみましょう」と提案し、飛行できるブレインを設定。続いて主人公が地形を変色させる弾を投げるという設定を加える。テストをしてみると主人公が空中を移動しながら、地上に向かってピュンピュン弾を投げると、着弾した箇所がどんどん変色していった。沖本氏は、「花咲かじいさんみたいな遊び方にしてもおもしろいと思う」と語り、「『Project Spark』はユーザーが考えたことを実現できる夢のようなツールです」と、アイデア次第で何でもできるツールにであることをアピールした。

 今回は短い時間のデモだったため、基本要素のみの紹介に留まったが、ゲーム作成ツールとしても非常に優秀だ。まず、Microsoftアカウントでサインインすれば、Xbox OneでもWindows 8.1でもクラウド側で保存される共通のセーブデータを利用して、どの端末からもゲームを作ったり、遊んだりといったことをすることができる。もちろん、作成するゲームは、プラットフォームの違いを意識する必要はない。

 マルチプレイはXbox Liveを通じて最大4人の同時プレイに対応。対戦プレイ、協力プレイ、ジャンルを問わず、様々な形のオンラインプレイに対応する。なお、Xbox One版では、Kinectに対応し、ボイスやジェスチャーを使ったゲームを作成できるほか、モーションキャプチャや表情、声などを収録して、そのままキャラクターに設定することができる。Windows 8.1版ではタッチ操作に対応し、タッチ操作前提のゲームを作成したり、プレイすることができる。また、タッチ操作やコントローラー操作、マウス/キーボード操作に加えて、画面上にバーチャルコントロールも設定可能で、Surface ProのようなWindows 8.1タブレット向けのゲームを作ることも可能となっている。「Project Spark」の発売後、どのようなムーブメントが世界から生み出されるのか非常に楽しみだ。

【スクリーンショット】

【ユーザーが作成したゲーム】
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(中村聖司)