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「ドラゴンクエスト夏祭り」開催!「DQM2」公式大会優勝者が決定&シリーズ最新作の制作決定!
(2014/8/2 19:54)
株式会社スクウェア・エニックスは、東京・渋谷アイア シアタートーキョーにて「ドラゴンクエスト夏祭り」を開催した。このイベントは、第一部ではニンテンドー3DS「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵」の決勝大会を、第二部では「ドラゴンクエストX」ニコニコ生放送「DQX TV夏祭りスペシャル」を行なう。
会場にはカフェスペース「LUIDA’S CAFE」やグッズコーナーもあり、1日中「ドラクエ」づくしのイベントとなっていた。それぞれの模様や、会場の様子をお伝えしていこう。
第1部:「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵」公式大会“Great Masters’GP”決勝大会
ついに決勝大会の日を迎えた「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵」公式大会“Great Masters’GP”。これまでに開催されてきた、東京地区、名古屋地区、大阪地区、そしてスクウェア・エニックスメンバーズ大会を勝ち抜いてきた、総勢8名によるトーナメント戦で覇者が決まる。
大会の進行役にはプロデューサーの犬塚太一氏、ゲスト解説には、声優の安元洋貴さん、岡本信彦さんが登場した。お2人ともシリーズ作を遊びこんでいて、特に安元さんは、「DQM」の大会解説ではすでにお馴染み。この大会でも2人でまるでプロスポーツの解説者を思わせるほどに、細かい解説で盛り上げてくれた。
プロデューサーの犬塚氏いわく、これまでの予選大会からの傾向では、東京大会の参加者はセオリーにのっとった戦いをする人が多く、大阪大会の人はガンガン攻める、名古屋の人は状態異常を多く使っていた人が目立ったとのこと。
なお試合では準々決勝では5ラウンド、それ以降の試合では10ラウンドとなり、行動によって増えるポイントを競う要素が勝敗の分かれ目となっていた。
決勝トーナメント1回戦になる準々決勝の試合では、各地区の特徴が色濃く見られる試合模様となった。東京代表のpsycheさんは、メタル系を中心に「スクルト」、「マジックバリア」などの防御アップ系でガチガチに固め、ポイントリードを狙っていくスタイル。5ターン目には「アストロン」でポイントリードを保ったまま逃げ切った。
2試合目は互いに「予測」で相手の攻撃を読んで反射させる読みあいに。最終ラウンドまではポイントで負けていたみっちゃん♪さんが、諸刃斬りで勝負に出て見事ヒット! 1万点以上のポイント差を逆転して勝利となった。
3試合目では、パーティーチェンジでGenさんの4枠モンスター「名もなき闇の王」が引き出され、試合の行方がどうなるかわからなくなったが、これが逆に、「バイキルト」からの全体攻撃が決まって、大差でGenさんの勝利となった。
4試合目は互いに守りを固めつつ、後半にホイミソさんが「すてみ」の集中攻撃で攻めたのだが、ピンポイントに1体が狙われることを読んで、にせさんが「だいぼうぎょ」で防ぎ、ポイントリードを維持して勝利となった。
準決勝の1試合目は、東京地区代表のpsycheさんと名古屋地区代表のみっちゃん♪さんの戦い。互いに序盤は守りを固めつつ封じつつのポイント争いに。安元さん、岡本さんのお2人はこれを「マラソン」と表現していたが、まさに互いを見つつ手を出しそうで出さない併走状態となった。だが、ラウンド後半にはじわじわと差がつきはじめ、緊張感のある戦いをpsycheさんが制した。
2試合目は、名古屋地区代表のGenさんと大阪地区代表のにせさんの戦い。Genさんは「メタルキングスライム」で「みがわり」しつつ状態異常をかけてポイントリードするも、にせさんがパーティーチェンジでGenさんの「名もなき闇の王」を引っ張り出し、それを攻撃を跳ね返してすぐさま沈めポイントを五分に。そこから「すてみ」連発で攻勢をかけてポイント五分のまま最終ラウンドに。Genさんの「かがやく息」と「しゃくねつ」の連打が功を奏し、ギリギリの戦いに勝利した。
いよいよ決勝戦。東京代表psycheさんはこれまでの試合同様に防御をがっちり固めていくポイントリード策を取るが、2ラウンド目にはGenさんの「名もなき闇の王」が登場! 「名もなき闇の王」の「マダンテ」が大ダメージを与えて、psycheさんのカウンター攻撃要員を撃破! 不安要素のカウンター攻撃がなくなり、そこからは「こうげき」連発で次々にpsycheさんのモンスターを沈めていく。最後に「キングメタルスライム」だけが残った状態になり、5ラウンド目にはそれも沈む。驚きの展開で決勝をGenさんが制した。
表彰式の前に少し時間があるということで、優勝者のGenさんと、ゲスト解説の岡本さんとのエキシビジョンマッチが実現! 岡本さんは「アスラゾーマ」、Genさんは「名もなき闇の王」を出し、4枠モンスター同士の怪獣大決戦状態に。だが、「マダンテ」で大ダメージをもらって「アスラゾーマ」が沈み、そこからは回復担当も早々に沈められてしまい、Genさんの圧勝となってしまった。とはいえ、岡本さんも「名もなき闇の王」を倒しつつ、善戦しながらトーク(というかリアクション)でも盛り上げたところはさすがの一言だ。
表彰式には、「DQ」シリーズの生みの親、堀井雄二氏がサプライズゲストとして登場! 「面白い試合だったね」と笑顔で語りつつ、「DQM」シリーズの制作初期の頃を思い返し、今ではたくさんのファンがプレイしてくれていることへの、喜びと感謝を伝えていた。
最後に、「シリーズ最新作の制作決定」というサプライズの発表が! 犬塚氏いわく「これまでリメイク作品が続いていましたが、次は完全新作となります。ご期待ください」とのこと。続報を楽しみに待ちたいところだ。
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