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「エミル・クロニクル・オンライン」、パートナーアップデート先行体験レポート

かわいらしいキャラクターのドタバタ劇も楽しい、「ECO」ならではのチュートリアル

かわいらしいキャラクターのドタバタ劇も楽しい、「ECO」ならではのチュートリアル

全12章でゲームの主要なシステムが学べる
チュートリアルでは様々なキャラクターが登場する
かわいらしいアルマ達。仕草などがとても凝っており、「ECO」らしさを実感できる
改良されたインターフェイス。メニューがグラフィカルになった
チュートリアルでは様々なアイテムがもらえる

 もう1つ大きな要素としては初心者向けのチュートリアルがある。このチュートリアルで活躍するのが「アルマ」だ。アルマは人の心と姿を得たモンスター達で、2012年のイベント「アルマたちと絆の樹」で登場した。彼等達は人に興味を持ち、人間の世界を学んでいる。プレーヤーは、彼等と一緒に「ECO」の世界を学んでいく。

 チュートリアルは全12章で、「ECOでのおしゃれ」、「クエストの受け方」、「アクロニア大陸での各地への冒険」、「パートナー」、「イリスカード」などを学んでいく。これまで入手にはハードルが高かった「飛空庭」まで入手できるようになる。寺田氏は「『ECO』といえば飛空庭のハウジングというイメージもあるので、入手しやすくしました」と語った。

 チュートリアルを完了するくらいにはプレーヤーキャラクターは二次転職を目指せるレベル50近くになっているという。榊田氏は「チュートリアルのプレイ時間は1週間を想定しているが、早い人なら2日で終わるが、じっくり遊ぶ人ならたっぷり楽しめる」と語った。このチュートリアルでは様々なアイテムが入手できる。これらのアイテムは、過去にイベントで配布されたものも多い。既存のプレーヤーキャラクターもチュートリアルをプレイし、アイテムを入手することも可能だ。

 実際にチュートリアルをプレイしてみたのだが、なんといっても楽しいのが、「アルマのかわいらしさ」だ。アルマはセリフの度に様々なポーズを見せる。単純に同じ仕草を繰り返すのではなく、ぺたんと座り込んでみたり、首を振ったり、くるりと回転したり、その細かさに驚かされる。しかも次々と新たなアルマが出てくるのだ。

 アルマはこれまでもたくさん出てきており、チュートリアルでは24体も登場するという。「初めての方には、多い! と思われるかもしれませんね」と寺田氏。榊田氏は、「チュートリアルは“学校”という雰囲気もあって、一緒に授業を受けるアルマも増えてきて、にぎやかな雰囲気になります」と語った。

 「ECO」の楽しさは、この「かわいらしいキャラクターが、様々な仕草を見せる」というところにあると思う。ボケとツッコミの会話をしたり、ドジっこキャラクターが出てきたり、アルマが展開していくドラマは暖かな雰囲気と楽しさがある。「ECO」の作品の雰囲気がしっかり出ているチュートリアルとなっていると感じた。

 この他の大きな要素としてはUIの改良である。これまでの「ECO」のUIはデフォルトの解像度が800×600で、無機質なフォントに、メニューもボタンが小さかったりした。今回、デフォルトの解像度が1,024×768になり、メニューもアイコン化された。UIは今後も段階的に手を加えられていくという。ウィンドウの統合なども行なわれ、より見やすくなるという。

 さらにゲームクライアントをダウンロードしなくてもプレイできるニコニコアプリ版「エミル・クロニクル・オンライン」も登場する。これはブラウザで「ECO」をプレイできるブラウザゲーム「ECO Light GG」のニコニコアプリへの移植版で、クライアントとゲームの内容は全く変わらずプレイできる。

 寺田氏は今回のアップデートに関して、「これまで『ECO』では“SAGA”という形でアップデートしてきましたが、今回だと、“SAGA19”にあたります。19という数字は、初心者にとって重いかなと考え、数字を取り『パートナーアップデート』としました。初心者さんにも遊んで欲しいです」とコメントした。

 最後にユーザーへのメッセージとして榊田氏は、「今回『パートナーアップデート』で、従来の『ECO』がさらに楽しくなりました。加えて『ニコニコアプリ』も始まりますので、この機会にはじめて見てください。新しいパートナーや仲間と冒険を楽しんでください」。寺田氏は「序盤の遊び方がかなり変わります。9年目の『ECO』ですが古さを感じさせないものにしていきますので、今は休んでいる方も、ぜひのぞきに来て下さい」と語った。

【世界観に浸れるチュートリアル】
クライアント無しでプレイできるニコニコアプリ版
チュートリアルではユニークなキャラ達の掛け合いが楽しい。キャラクターのかわいらしさや、細かいアクションなど、「ECO」ならではの面白さを実感できる

(勝田哲也)