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【E3 2014】新感覚オープンワールドアクション「Sunset Overdrive」の日本発売が決定!

ハチャメチャな終末世界が堪能できるハイテンションアクションシューター

6月10日〜6月12日開催(現地時間)



会場:Los Angeles Convention Center

 Microsoftの今年イチオシタイトルのひとつが「Sunset Overdrive」だ。昨年のE3でXbox Oneエクスクルーシブタイトルの1つとして発表され、Xbox Oneの新規IPのひとつとして期待されているタイトルだ。E3 2014ではMicrosoftブース内に専用のエリアを設け、24台の試遊台を展開。その魅力を存分にアピールしていた。今回日本のメディア向けにデモセッションも公開されたので、その模様をまとめておきたい。「Sunset Overdrive」は、欧米では10月28日の発売を予定し、日本では今秋の発売を予定。

【Sunset Overdrive E3 Trailer and Gameplay Demo】

「Sunset Overdrive」試遊コーナー
デモセッションでは実機を使ってデモをしてくれた
試遊コーナーは絶えず行列ができ大人気だった
ゲーム内で現実世界のストリーミングチャンネルが見られるSunset TV
独自開発のゲームエンジンは非常にクオリティが高い
レールに次々に飛び乗って一方的に敵を殲滅するのが「Sunset Overdrive」の醍醐味

 「Sunset Overdrive」は、「RESISTANCE」シリーズの開発元として知られるInsomniac GamesがXbox Oneエクスクルーシブタイトルとして開発しているタイトル。Insomniac Gamesは独立系のデベロッパーでありながら、特定プラットフォーマー向けに数多くのタイトルを手がけており、プレイステーション 4向けには「ラチェット&クランク」最新作や、PS3とXbox 360のマルチプラットフォームで展開した「Fuse」、iOS/Android向けに「Outernauts」を展開するなど、様々なタイプのアクションゲームを得意としているデベロッパーだ。

 デモセッションでは「Sunset Overdrive」のCreative Directorを務めるMarcus Smith氏とGame DirectorのDrew Murray氏が参加し、「Sunset Overdrive」のゲームコンセプトや魅力を説明してくれた。

 2人の話によると、彼らはこれまで「RESISTANCE」シリーズで世界の終末ばかりを扱ってきたが、2人に子供ができたことで人生観に変化が起き、「もう暗いのは辞めよう」と考えたという。そして終末世界を扱った映画を見ていくうちに、終末世界の中での楽しさという要素にふと気づいたという。彼らは「I Am Legend」でウィル・スミス演じる主人公が、滅びた文明世界の遺構でゴルフに興じるシーンを見て、“終末世界における楽しさの追求”というヒントを得たという。

 「Sunset Overdrive」は、そのまさに終末世界を扱っていながらひたすらに楽天的で明るくハチャメチャな雰囲気で満たされている。まず、ストーリーが凄い。2027年の未来世界で、Fizzcoという名の多国籍企業が何十億ドルも掛けて開発したエナジードリンクを飲んだ人間が次々にゾンビになってしまうというもの。

 事件発生当時、主人公はFizzcoが主催するドリンクのローンチパーティーに清掃係として参加していたところ、ドリンクを飲んだ来場者たちが次々にゾンビ化し、襲いかかってくる。主人公は幸運にもスタッフとして働いていたため、ドリンクを飲まずに済んだが、ドリンクを飲んだ来場者はすべからくゾンビ化し、人々を襲うようになる。かくして主人公を含む少数の生き残りと、無数のゾンビ達とのバトルが切って落とされるというわけだ。

 デモを受け、試遊台に触れてみた感じでは、このゲームはファンタジーだ。ストーリー設定だけ読むと、「Left 4 Dead」や「Dead Rising」のような血みどろの対ゾンビバトルが展開されるような気がしてくるが、まったくそんなことはない。

 そもそも主人公自体が超人的な身体能力を持っており、ビルを乗り越えるほどの大ジャンプを繰り出したり、ビルの側面を壁伝いに真横移動したり、パルクールを遙かに超越した超絶アクションが展開される。

 トゥーンシェーダーで描かれた世界も、あたかも主人公の身体能力を活かすために存在しているかのようで、たとえば、遊園地に点在するパラソルや樹木は、実はすべてトランポリンのジャンプ台になっており、ビルの屋上の側面や、電線、電飾のケーブルなどはすべて、主人公が滑走できるレールになっている。足を滑らせて滑走することもできるし、ケーブルに金具を引っかけて片手で滑空してもいい。

 それ以外にも、ゾンビをまとめて炎に包み込めるジャンプ台があったりや、ジェットコースターは片方のレーンを使ってそのまま滑走できたり、メリーゴーランドのように高さを変えてぐるぐる回る宇宙船の乗り物を踏み込むと、そのままロケットとして発射されたり、見た目からはまったく想像できないスピード感たっぷりのゲーム性が次々に展開されるところが最高におもしろい。

 その大ジャンプや滑空中に敵に狙いを付けてミサイルや爆弾を撃ち込むのが難しいと言えば難しいが、慣れてくると最高に楽しい。ついつい屋上の滑走移動と大ジャンプばかりを繰り返して、足を踏み外した瞬間に地上のゾンビに囲まれて死ぬというのがありがちな展開だが、確かにひたすらジャンプと滑走を繰り返したくなる楽しさがある。

 基本的なゲームの進め方は、オープンワールドの世界「サンセットシティ」の中でクエストを受け、それを遂行していく形になる。デモセッションでは、遠くからもよくわかるほどの巨大オブジェクトであるジェットコースターがクエストの目的地で、主人公がジェットコースターに飛び移ると、レールの片方を使って滑走し、ジェットコースターの間に建っている塔を破壊したり、レールを走っているコースターを破壊すると、Herkerという名の巨大ボスが出現した。ボスまで撃破するとクエストクリアとなるようだ。

 今回試遊台では、夜間の都市にゾンビが攻め込んできて、8人でそれを凌ぐ防衛戦モード「Night Defence」をプレイする事ができた。

 ステージの中央に防衛オブジェクト「OVERCHARGE VAT」があり、プレーヤー8人はこれをゾンビから守り切る。ゲームは複数のWAVEで構成されており、全WAVE凌ぎきれば勝ちとなる。倒したゾンビの数によって得点が決まり、ランキングされる仕組み。

 このモードでは、WAVEごとに敵の種類や侵攻ルートが変わったり、柵を挟んでの戦いや、あえて柵をあけてトラップで粉砕するなどのギミックがあり、かなり楽しめる。先述したように、中には一切戦いに加わらず、大ジャンプとビル渡りばかり繰り返している輩もいて、全体的にカオスな感じが楽しかった。

 そのほかユニークなのは、サンセットシティ内に設置されているモニターに、ストリーミング映像「Sunset TV」を流し、開発者による最新アップデート情報等をお届けするという。また、主人公に名前はなく、プレーヤーが性別も含めて自由に設定できるようになっている。

 ゲームモードは1人によるキャンペーンのほか、最大8人によるCO-OPモード、先述した防衛モードなどを搭載。日本でも今秋発売予定ということで発売が楽しみだ。

【スクリーンショット】

(中村聖司)