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米Bethesda、F2Pスタイルの対戦型FPS「BATTLECRY」を正式発表

「Half-Life 2」、「Dishonored」を手がけたViktor Antonovがアートを担当

2015年βテスト開始予定

 米Bethesda Softworksは、子会社Battlecry Studiosが開発している対戦型FPS「BATTLECRY」を正式発表し、2015年よりβテストを開始することを明らかにした。発売プラットフォームはWindows PCで、ビジネスモデルはFree to Play(基本プレイ無料のアイテム課金制)を予定。発売時期は2015年で、日本での発売は未定。

【BATTLECRY - Reveal Trailer】

 「BATTLECRY」は、20世紀における破滅的な世界大戦の結果、火器が全面禁止され、あらゆる紛争は精鋭部隊による肉弾戦で決するようになった世界を舞台にした対戦型のFPS。肉弾戦でありながら、16対16の32人対戦が行なえる設計になっており、トレーラーのような血みどろの肉弾戦が繰り広げられるゲームとなる。

 ゲームには複数の派閥、クラスが存在し、プレーヤーは戦いで戦功を上げることでランクアップでき、キャラクターを成長させることができるという。

 アーティストには、「Half-Life 2」や「Dishonored」のアートを手がけたViktor Antonov氏が担当しており、トレーラーやイメージイラストから見ても、彼が得意とするレトロフューチャーの色合いが濃厚に感じられる。変形する武具や複雑な機構のクロスボウなど、SF的なエッセンスを感じさせる一方で、西部劇のような舞台設定の戦場、漫画に出てくるようなレトロな大剣、機械仕掛けの大時計、蒸気機関などなどトレーラーの時点で、非常に個性的なタイトルに仕上がりつつあることがわかる。

【スクリーンショット】
グラフィックスは、フォトリアルとカートゥーンのちょうど中間当たり
表現はかなり激しい。出血表現がアーティスティックだ
イメージイラスト。クセのあるキャラクターデザインだ

(中村聖司)