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Ubisoft、PS4/Xbox One「Watch Dogs」の1080p/60fps表示を断念
グラフィックスよりゲーム性を優先。PS4版は900p/30fps、Xbox One版は792p/30fps
(2014/5/14 17:55)
- 6月26日 発売予定(PS4/PS3/Xbox 360/Windows)
- 発売日未定(Xbox One/Wii U)
- 価格:
- 8,400円(税別、PS4パッケージ)
- 7,500円(税別、PS4ダウンロード)
- 7,400円(税別、PS3/Xbox 360/Wii U/Windowsパッケージ)
- 6,600円(税別、PS3/Xbox 360/Wii U/Windowsダウンロード)
- 未定(Xbox One)
仏Ubisoftは、現在、主要なゲームプラットフォームに向けて開発中のフリーローミングアクション「Watch Dogs」について、発表以来ユーザーの間で関心の対象となっていた表示解像度およびフレームレートについての最終決定を公式ブログで発表した。
「Watch Dogs」は、次世代機向けの新IPとしてUbisoft Montrealが6年掛けて開発しているAAAタイトル。同社としては珍しく発売時期を2013年のホリデーシーズンから今春に延期するなど、「Assassin's Creed」シリーズ以来となる社運を賭けて取り組んでいるビッグプロジェクトとなる。
「Grand Theft Auto」シリーズの影響が感じられるフリーローミングスタイルのゲームデザインを大前提に、現代のシカゴを舞台に、通常のアクションに加えて、ハッキングやスキャンといった要素、そしてシームレスなオンラインプレイといった機能を加え、次世代機でのポスト「GTA」を目指して開発が進められている。
表示解像度およびフレームレートについては、次世代機向けということで、1080p/60fpsが期待され、同社でもそれに向けて取り組んできたようだが、この発売直前のタイミングでPS4版の1080p/60fps表記が削除され、公式ブログでの釈明となった。
最終的な解像度はPS4版が900p、Xbox One版は792p。フレームレートはいずれも30となる。PS3/Xbox 360/Wii U版については言及がないが、次世代機より低スペックになるため当然それと同等か低くなる見込み。
今回、次世代機版「Watch Dogs」が1080p/60fps表示の公約を撤回した理由について、次世代機向けのゲームとしてグラフィックスのわずかな向上よりもゲーム世界のダイナミズムの実現を優先したためとしている。ブログでは、解像度とフレームレートについて妥協した代わりに、ユーザーが「Watch Dogs」に求めているであろうダイナミックなゲーム性について一切妥協していないことを詳しく説明。発売前のタイトルとしては極めて異例だが、それだけ苦渋の決断だったことをうかがわせる。