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3DCGソフト「Softimage」が「Softimage 2015」で開発終了
「FFXIII」、「ストIV」、「アイマス2」など様々なゲームに採用。「Maya」、「3ds Max」に無償移行へ
(2014/3/5 15:32)
オートデスクは、3DCGソフトウェア「Softimage」の最終リリースについてプレスリリースを発表し、4月14日に発売する最新版「Softimage 2015」をもって同シリーズの開発およびサポートを終了する方針であることを明らかにした。「Softimage 2015」の製品サポートは2016年4月30日をもって終了し、ホットフィックスやサービスパックの提供も同日で終了となる。
Softimageは、1988年に発売され、現在に到るまでアップデートを繰り返してきた3D CGソフトの老舗中の老舗。ゲーム、映画、アニメ、CM等、ありとあらゆるCG製作に採用され、スタジオジブリの代表作「ハウルの動く城」に採用されたことでも知られる。
とりわけゲーム製作においては無数の採用事例が存在し、近年においても「ファイナルファンタジーXIII」(スクウェア・エニックス)をはじめ、「BEYONETTA」(セガ/プラチナゲームズ)、「バイオハザード5」(カプコン)、「ストリートファイターIV」(カプコン)、「VANQUISH」(セガ)、「アイドルマスター2」(バンダイナムコゲームス)など、名作を陰で支える存在として重宝されてきた。
開発中止の理由について、「開発リソースを集約することで、メディアとエンターテインメントの業界のニーズに幅広く対応するため」としている。
今回の発表に伴いAutodesk Subscriptionユーザーに対しては、Mayaもしくは3ds Maxに無料で移行できるという特別オプションを提供し、移行後もSoftimageの継続利用を可能とする手厚いサポートを実施する。公式サイトでは、利用者に対するFAQも公開している。