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「ファイナルファンタジーXI」2月18日バージョンアップ情報を公開

「スカーム」に新エリア「ラ・カザナル宮外郭」が追加。ついにタルタルのHP引き上げを表明

2月18日バージョンアップ実施予定

 スクウェア・エニックスは、プレイステーション 2/Xbox 360/Windows用MMORPG「ファイナルファンタジーXI」の最新アップデート情報を公開した。次回バージョンアップは2月18日の実装が予定されている。

 2月18日のバージョンアップでは、レベル99向けのハイエンドコンテンツ「変幻魔境スカーム」に待望の新エリアが追加されるほか、現行の拡張データディスク「アドゥリンの魔境」ミッションの追加、レリック装束の打ち直し、「フェイス」、「エミネンス・レコード」、「モンストロス・プレッジ」の拡充などが予定されている。

 まずスカームでは、新エリア「ラ・カザナル宮外郭」が追加される。このエリアでは、モンスターを倒すことで「髑髏の欠片」を入手でき、これを規定数集めるとクリアとなる。報酬は本エリア限定の“だいじなもの”で、従来のスカームで入手できる武器や防具が進化でき、さらに報酬として手に入れられる「黒霊石」を使用することでそれらの武具をさらに強化することができるという。

【ラ・カザナル宮外郭】
カミール山麓の奥地で発見された謎の建造物。未知の壁材で造られ、魔力を帯びた扉が怪しく輝く。建てられた目的・経緯など、その一切が不明。その広大さから、開拓事業の障害となることは必至である。建造物内は、地下深くへと続く構造をしており首のない甲冑など、未知のモンスターも徘徊する危険地帯。……現状、その全貌を計ることは困難である

【デュラハン】
ラ・カザナル宮内部を徘徊する巨大な戦斧と盾を持ち、重厚な鎧を身に着けた首なし騎士。分類上、アンデッドとされているがその鎧の中は空洞であり、鎧そのものになにがしかの意思が宿っているとも噂されており、謎も多い。数百年前に行なわれた開拓、「大遠征」時代においても目撃報告があり、当時の開拓者たちを恐怖に陥れたという

【報酬装備(強化後)】
CIメイル+1
真鋸切

【「アドゥリンの魔境」ミッション】
ミッションの続きでは、ヒロイン「アシェラ」に危機が迫る! 焦心苦慮するハイエクソシスト「イングリッド」の策、突如現われる金色の虎、そしてアシェラが持つ遺剣「オーダーサイン」の真の意味とは……?

 そしてレリック装束の打ち直しが可能となる。打ち直し後のアイテムレベルは109で、さらにアイテムレベル119まで強化可能となっている。今回は、頭、両手、両足の3部位に限り、アイテムレベル119まで強化可能で、胴と両足は後日導入予定としている。

 また、魔導剣士、風水士についてはレリック装束相当の新装束を追加する。こちらは導入時点でアイテムレベル109で、頭、両手、両足の3部位についてはアイテムレベル119まで強化することができる。

【魔導剣士、風水士の新装束(レリック装束相当)】

 「フェイス」は4人のキャラクターが新たに追加される。「プロマシアの呪縛」で重要な役割を担ったプリッシュ、ウルミアの2名に加えて、ミスリル銃士隊のアイアンイーター、そして「アトルガンの秘宝」で人気を集めた五蛇将の1人で、炎蛇将のガダラルがラインナップされている。その他の細かいアップデート情報は、こちらで確認することができる。

 なお、今後のアップデートについて、プロデューサーの松井聡彦氏が公式フォーラムのジェネラルディスカッションの1スレッド「タルタル弱いんですけど」について直接コメントし、エンドコンテンツにおけるHPの重要性の高さを鑑み、「ガルカ以外の4種族のHPの引き上げ」および、「タルタル以外の4種族のMPの引き上げ」を3月以降の調整案件として告知している。松井氏は「種族ごとのHPやMPの序列は変えずに、それぞれの差を縮めることを意図している」とコメントしている。

 タルタルはガルカと比較して20%ほどHPが低く設定されており(その代わり、MPは30%以上高い)、前衛職のロールを担いにくいことがサービス開始当初から指摘されていたが、サービス12年目にしてついに調整されることになった。

【「フェイス」新キャラクター】
プリッシュ 戦闘タイプ:近接物理
ウルミア 戦闘タイプ:支援
アイアンイーター 戦闘タイプ:近接物理
ガダラル 戦闘タイプ:魔法攻撃

【「エミネンス・レコード」新目標】
今回は「ジラートの幻影」、「プロマシアの呪縛」エリアを対象とした新たな目標や、合成や宝箱の解除といった目標が追加される

【「モンストロス・プレッジ」新種族】
ジャンクション可能な種族にアクアン類が追加される

(中村聖司)